ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターの冬の防寒対策に湯たんぽはアリ?効果や使い方は?

ハムスターは気温の変化に敏感な生き物なので
急激な気温の変化によって体調を崩すことがあります。

暑過ぎれば熱中症になりますし、
寒すぎると体調を崩すどころか、擬似冬眠を引き起こし、

そのまま亡くなってしまう場合すらあります。

今回は、ハムスターの寒さ対策に関して、
特に「湯たんぽ」や「お湯入れペットボトル」の使用について
ご説明していきます!

ハムスターには、寒さ対策が必須

ハムスターは気温の変化に弱い生き物です。

26度以上で熱中症になる危険性が、
10度以下で擬似冬眠になる危険性が出てきます。

ゴールデンハムスターなど大型のハムスターほど寒さに弱く、
ロホロフスキーハムスターなど小型のハムスターほど
暑さに弱い傾向にありますが、

基本ハムスターは寒さに弱いと考えて間違いありません。

ハムスターにとっての適温は20度〜26度で、

病気の場合には24度〜26度と、
通常よりさらに暖かさを気にかけてあげる必要があります。

適正温度を下回ると、病気の場合は回復が進みづらくなり、

健康なハムスターの場合でも、風邪をひいたり擬似冬眠に陥るなど、
体に不調をきたすことになります。

Sponsored Link

「湯たんぽ」で防寒対策あり?

アリです!

湯たんぽは、電気も灯油も使わないので、
飼い主としてもコストを抑えられるメリットがあります。

ただし、保温継続時間には限り(2~4時間程度)があるので、

長時間に渡る留守の間などに、湯たんぽに頼る温度管理は
ハムスターの飼育に適さない点は注意!

また、東北~北海道などの寒さが厳しい地域はもちろん、
それ以外の地域でも、真冬を湯たんぽだけで過ごすのは難しいでしょう。

エアコンの補助や他の防寒グッズとの併用、
または比較的寒さが緩やかな期間に利用しましょう。

湯たんぽの使用方法

湯たんぽ使用の際に、気を付けるべき点が2点ありますので、
使用方法と一緒に紹介します!

①置き場所

湯たんぽは、直接ケージの中には入れてはいけません!

防寒対策をする上での条件は
「十分に暖かく、安全であること」です。

湯たんぽは十分に暖かさを得られますし、

電気製品と違ってコードを囓ることにより、
感電する恐れがない面では安全と言えます。

が、お湯を入れて暖かさを得る仕組みから、

湯たんぽの表面温度は
とても熱くなってしまうので注意が必要です!

一般的な大きさ(2リットル前後)の湯たんぽは

ゴム製であれば2時間強、
プラスチックや金属製であれば4時間程度、

表面温度は約44度を維持することができます。

44度は短時間では心地よく感じることもありますが、

約3〜4時間肌に当てていると
ハムスターは低温火傷を起こす温度です。

※ペット用の湯たんぽでも、基本的に同じことが言えます。

なので、湯たんぽを使う際には、
ケージ内に入れて置き、ハムスターを直接温めるのではなくて、

  • 布に包んだ状態でケージの上に置くか、
  • ケージの横に立て掛けるようにし、

ハムスターのケージ内の温度を上げる様に使用しましょう!

②置く位置

湯たんぽの置く位置としては、
「ハムスターの活動範囲から10センチの距離」が目安です。

  • 例1:湯たんぽをタオルで包み、ケージの屋根の上に乗せる。
  • 例2:湯たんぽをケージ側面から適度に離した位置に立てる。

一般的な大きさ(2リットル前後)の湯たんぽは、

湯たんぽから10センチの距離の空間温度を32度前後に、
表面温度を維持するのと同じ時間維持します。

上記の空間温度とは、布団内で使用した布団内部の温度を指すので、
外気に晒されるような形でケージに添え置く場合は、

32度までケージ内の温度が上昇することはなく、
むしろ丁度ハムスターの適温範囲内の温度になります。

例外的にハムスターのケージ自体に高さのないものだと、

屋根に置くにはハムスターまでの距離が近すぎて、
適正な温度を超えてしまうことがあります。

該当するケージの場合は側面に立てる方法が良いでしょう。

立てたまま使用することができる湯たんぽです。

「ペットボトル」で防寒対策はあり?

ナシです!!

ペットボトル内にお湯を入れて、湯たんぽの様にし、
ハムスターを暖めてあげようと思う方もいらっしゃいます。

確かに、ご自宅で手に入りやすいものですが、
ペットボトルにお湯を入れた場合には、

  • 中の空気が急激に暖められ膨張し爆発する
  • 出来た蒸気が冷え、液体になることで中の気圧が変化し、
    容器が変形したり、破損したりする

などのことから、お湯もれが起こる危険があるので、
ハムスターの安全を考えるとペットボトルの使用は避けましょう。

また、保温維持能力も湯たんぽに比べると激減しますので、
やはり実用的とは言えません。

まとめ

今回は、ハムスターの防寒対策としての湯たんぽについて
ご紹介しました。

簡単にまとめていきます!

■防寒対策方法

  • 湯たんぽはアリ!:
    保温継続時間に限りがあるので、
    エアコンの補助や他の防寒グッズとの併用を推奨。
  • お湯入れペットボトルはナシ!:
    容器の変形や破裂のリスクがある上、保温維持能力に難あり。

■湯たんぽ置き方のコツ

  • ハムスターに直接触れないように置く:
    例 – 湯たんぽをタオルで包み、ケージの屋根の上に乗せる。
  • 屋根までの距離が10センチ以下の場合は
    熱くなりすぎるのを防ぐために少し離して置く:

    例 – 湯たんぽをケージ側面から適度に離した位置に立てる。

寒さに弱いハムスターが快適に暮らせるように
温度の管理をおこなってあげましょう。

湯たんぽは一度購入してしまえば、
その後のコストはかなり抑えられるのでオススメです!

Sponsored Link

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Sponsored Link

にほんブログ村 ハムスターブログへ
Sponsored Link