ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

冬の寒さをハムスターがエアコン無しで乗り切る方法とは?

ハムスターと冬の寒さ

ハムスターは気温の変化に弱く、
暑くても寒くても健康に過ごすことができません。

年中、一定の温度を保つ必要があります。

前回はエアコンを使わずに夏を乗り切る方法を
ご紹介しましたが、

今回は、エアコン無しで寒い冬を乗り切る方法について、
ご紹介します!

ご紹介する前に

夏の時と同様にこれからご紹介する方法は、
すべての家庭で有効とは限りません

雪がほとんど降らない地域では
気温10度を下回ることは少ないと思いますが、

家の構造や環境によっては朝・夜は特に冷え込みます

ハムスターを迎え入れる前に
部屋の温度・湿度を測ってみましょう

15度・40%を下回るような環境では
エアコン + 加湿器の使用が一番適している場合があります。

ただ、夏と違って、冬は「ペットヒーター」という
心強い味方がいます!(詳しくは後述します)

その他、特に注意して欲しいことは以下の4点です。

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1、長時間の留守・家を空けがちの場合

これは夏だけでなく、冬でも同じですね。

夏と違って餌や水は腐りにくくなりますが、
だからといってお世話を怠るのは厳禁

寒すぎると擬似冬眠の恐れがあります!

野生では冬眠して冬を乗り切るのですが、
ペット化したハムスターにとっては死に繋がる行為です。

 関連記事:ハムスターが冷たく、固くなった!原因や対処法は?

逆に暑すぎると熱中症になり、
こちらも最悪死に至ってしまいます。

(ストーブ、エアコンとの位置関係により、
ケージ周辺だけ異様に暑くなってしまうケース)

冬の季節はこのどちらも起こりうることを
知っておいてくださいね。

2、冬場のケージの置き場所は?

夏は直射日光のあたらない、窓から離れた風通しの良い場所を
ご紹介しました。

冬でも同様に、直射日光のあたらない、窓から離れた場所
置くようにしてくださいね。

3、ストーブなどの暖房器具でもOK!

ハムスターを飼う理想の環境は、
部屋全体を適温に保った状態のことです。

つまりストーブや電気ヒーターなどの暖房器具でも
部屋全体が温まるようなら、エアコンを使う必要はありません。

ですが、冬は乾燥が気になるところですので、
温度だけでなく湿度も気にするようにしてください。

加湿器を併用するのがベストです。

4、冬に金網型ケージは不向き!

夏は比較的風通しの良い衣装ケースや、
金網型ケージをオススメしましたが、

冬は逆に保温性が求められますので、水槽タイプがオススメです!

それ以外のタイプでもちょっとした工夫で、
保温性を高めることができます。

詳しい方法は次の見出しでご紹介します。

ケージに一工夫くわえよう!

ではどのように工夫すれば良いのでしょうか?

すぐに試すことができる方法ですので、
是非参考にしてみてください!

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毛布やブランケット・新聞紙でケージを覆う!

ケージを適度に温め、その空気が逃げないように
毛布新聞紙を活用しましょう。

窒息対策として、密閉状態にならないよう注意し、
ケージの上を毛布や新聞紙で覆います。

金網型ケージの場合、ハムスターが
中に引き込んでしまう恐れがありますので、

段ボールなどでケージ周りを囲ってから覆うと良いでしょう。

また、覆うと暗くなってしまう場合は
照明や窓と向かい合う形でケージを置き、

日中は明るい状態を保つようにしてあげてくださいね。

ケージの下にタオルや毛布を敷く!

ケージの置いてある場所が、
アルミパイプだったり、簡素なカラーボックスだったりすれば、

当然、熱は逃げやすくなってしまいます。

そのため、ケージの下にタオルを何枚か重ねたり
毛布を敷いてやると良いですよ!

いわゆる「断熱性」というヤツですね。

超おすすめ防寒グッズ、ペットヒーター!

ペットショップには「ペットヒーター」という
小動物用のヒーターが売られています。

こちらを利用すれば、極端に寒い日、寒い地域でなければ、
エアコン無しで過ごすことも可能です。

夏の対策と違って、大分ラクに省エネできますよ!

ケージの中に入れて使うタイプと
ケージの外に付けるタイプがあるのですが、

外に付けるタイプをオススメします。

理由は、ヒーターを直接ケージ内に入れてしまうと、

ハムスターがコードをかじるなどのトラブル
起きかねないからです。

どのメーカーもいたずら防止として
かじっても断線しない仕様にはしていますが、

ハムスターは意外に力が強いので、絶対に安心とは言い切れません。

なので、ケージの外に付けるタイプで、
ケージの一部分だけを保温するようにしましょう。

事前に温度を確認し、
熱くなりすぎないよう気をつけてくださいね。

こんな裏ワザも、電気毛布!

すでにご家庭に電気毛布電気ひざかけがある場合は、
こちらを利用するのもアリですよ!

当然、大きさの分、電気代はペットヒーターよりはかかりますが、
エアコンをつけっぱなしにするよりはかなり省エネです。

ただ、ケージ全体に敷くと暑くなりすぎてしまうので、

敷く面積は広くともケージの3分の1くらいから始めて、
様子を見るようにしましょう。

カイロの使用はオススメできません。。

防寒対策としてカイロを挙げる人もいるようなのですが、

こちらは有効時間・温度管理が難しく、
使い捨てなのでコスパも悪く、おすすめできません。。

利用価値があるのは、

「ペットヒーターを買うまでの繋ぎとして」、
「カイロが大量に余っていて困っている」、

という場合くらいでしょう。

使う場合は、ケースに入れたり、ケージの下に置いたり、
かじられないような工夫が必要です。

有効時間もあるので、長時間の留守時には使えません。

我が家の冬対策!

我が家では夏場同様エアコンを使用して、
冬の寒さを乗り切っています。

エアコンは電気代こそかかるものの、
人間にとってもハムにとっても、最もラクで効果的な対策方法なのです。

ですが、それでも朝・夜はとても冷えるので、
床材の量を増やし、ブランケットで覆うようにしています。

中でも床材についてはこんなことに気をつけています。

床材で綿は使わないで!

使っているのは以前は広葉樹、現在は紙ですが、
綿だけは決して使わないと決めています。

綿は保湿性に優れていますが、

脚を引っ掛けて骨折したり、頬袋に詰めたことで
腸閉塞を起こす恐れがあるのです。

 関連記事:ハムスターのケージに綿を入れるのは危険!?代わりになるものは?

安全に上手に活用しているハムスターもいますが、

個体差があることを考えると
進んで使用したくないのが本音です。

参考動画

先ほどご紹介したピタリ適温プラスですが、
こちらのペットヒーターはペラペラで薄いのでケージの下に敷きやすいです。

冬場は巣箱を2つ用意し、1つはヒーターの上に、1つはヒーター無しで、
それぞれ配置してあげた方が良いでしょう。

ハムスターが熱すぎると感じた時に、
逃げられる巣箱があった方が良いからです。

まとめ – 「冬場の温度・湿度には特に注意を!」

今回は、エアコンなしで冬の寒さを乗り切るための
方法や工夫についてご紹介しました。

「エアコン最強」とはいったものの、
エアコン無しで過ごすのは、夏よりかは大分現実的です。

まとめると、以下のようになります。

■注意点や補足

  • 夏とは違い、暖房器具などの使用によって、
    暑くも寒くもなるので必ず適温を保つ
  • お住まいの地域や家の環境によっては、
    ストーブ電気ヒーターなどの暖房器具だけでもOK
  • 夏場同様、直射日光のあたらない
    窓から離れた場所
    にケージを置く

■ケージに一工夫、ペットヒーターの活用

  • 冬は保温性が期待できる、水槽タイプがオススメ
  • ブランケット新聞紙でケージを覆うことで保温性を高める
  • ケージの外に付けて温める「ペットヒーター」の活用
  • 電気毛布電気ひざかけでも代用できる(暖める面積に注意!)

これらの方法や工夫を駆使しても適温にならない場合は、
必ずエアコンを使用してください。

それも難しい場合、ハムスターを飼うのは諦めましょう。
(疑似冬眠などで死なせてしまった場合、一生後悔します!)

ハムスターが寒い思いをすることなく無事に春を迎えられるよう、
お互いに最善を尽くしていきましょう!

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