ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターがエアコンなしで夏を過ごすための方法と工夫

暑くて仰向けになったハムスター

ハムスターを飼うにあたって、とても大切なのは温度調整です。

野生のハムスターは砂漠などの乾燥地帯に
生息しているので「暑さに強い」と思われがちですが、

本来は地中の涼しい環境で過ごすため、
実は暑さに弱い動物なんです。

ではハムスターを飼う上で
どのように夏の暑さを乗り切ればいいのでしょうか?

今回は、
エアコンなしで夏を乗り切る方法や工夫について、
ご紹介します!

ご紹介する前に

これからご紹介する方法は、
すべての家庭で有効とは限りません。

お住まいの地域や家の構造・環境などによって
部屋の温度・湿度は異なるので、

エアコン以外の方法が使えない場合もあります。

ハムスターを迎え入れる前に
一度部屋の温度・湿度を測ってみてください。

※温度・湿度計は毎年夏、冬に必要になりますので、
無い人は必ず用意しておきましょう!

30度・60%を超えるような厳しい状態が続くのであれば、
エアコンを使うしか方法はありません・・・。

人間でも、真夏日で暑さが厳しい日に
エアコン無しで無理に生活しようとした結果、

熱中症で命を落としてしまう事故が起こることがありますよね。

なので、暑さが厳しい日は、
エアコンの利用はやむをえないことをご理解いただきたいと思います。

 関連記事:ハムスターが動かない!冬だけでなく、夏も要注意!

その他にも注意してほしいことは以下のとおりです。

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長時間の留守・家を空けがち

仕事などで家にいないことが多い方が
ハムスターを飼うのは大変難しいです。

ハムスターに適した温度・湿度の中で飼っていても、
家を空けられるのは1泊2日が限度です。

真夏となると餌や水が腐りやすいこともあり、
なるべく毎日お世話をしてほしいところです。

扇風機を直接ハムスターにあてないで!

人のように扇風機の風をあてておけば涼しく感じるだろうと
勘違いしてしまいがちですが、

それはハムスターにとって無意味な行動です。

人は汗が冷えることで涼しく感じますが、
ハムスターは汗をかきません。

そのため、風をずっとあてられるということは、
ストレス以外の何物でもないのです。

この方法は絶対に行わないでくださいね!

水槽タイプのケージは夏場に不向き!

ケージには色々な種類がありますが、
中でも水槽タイプは夏場の暑い時期には不向きです。

風通しが悪く、空気がこもってしまうんですね。

  • 衣装ケースのハムスターが届かない部分に
    通気口として穴を開けたり、天井に金網を置く
  • ハムスターが上れないよう、
    金網型ケージの周囲にプラスチック板などを貼る

上記のような工夫をすることで、風通しを良くし、
空気がこもらない状態を保つことができます。


それでは、ここからエアコン以外の暑さ対策を
ご紹介していきます!

ケージを置く場所を工夫しよう!

まずはケージを置く場所を工夫しましょう。

家の中で一番風通しが良く、
窓から離れた場所
に置いてください。

決して直射日光があたる場所に置かないでくださいね。

空気がこもると温度・湿度が上がりますので、
窓を開け、空気を循環させましょう。

ですが、梅雨の時期は温度は下がりますが、
湿度は上がってしまいます。

ケージの側に除湿機などを置いて、
湿度を下げるようにしてください。

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グッズを使おう!

陶器ハウスとアルミプレート

ケージを置く場所が決まったら、次はグッズを活用しましょう。

ですが、ご紹介するグッズはすべて補助的なものなので、

「これだけで大丈夫」と思わず、
温度・湿度管理を怠らないようにしてください。

 関連記事:ハムスターの夏の暑さ対策方法、グッズはコレ!

保冷剤・凍らせたペットボトル

保冷剤や、水を入れて凍らせたペットボトルをタオルで巻き、
ケージの側に置きます。

その時気をつけたいのは、全体を冷やすのではなく
避難できる場所を作っておくということ。

冷えすぎてハムスターが弱ってしまうのを防ぎます。

また、タオルを巻いていてもケージと密接していると
結露ができてしまうので、少し離して置いてください。

アルミプレート・大理石

ペットショップに行くと小動物用の
アルミプレート大理石が売られています。

どちらも安価で購入できますので、是非活用したいところです。

ケージの隅に置いておくとハムスターは
その上に寝そべり、身体を冷やすことができます。

何度洗ってもひんやりしたままなので、翌年も続けて使えますよ。

陶器のハウス

こちらもペットショップに行くと
ハムスター用として陶器のハウスが売られています。

熱がこもらないので、巣箱以外の安心できる場所として
1つ置いておくと便利です。

色々な種類が売られていて、
そこから顔を出す姿はとても可愛いですよ!

我が家でやっている工夫

我が家は風通しがあまり良くなく、長時間窓を開けることができないので、

エアコンを使いつつ、先程ご紹介した方法も使い、
毎年の暑い季節を乗り切っています。

それ以外に心がけていることと言えば、
床材を敷かないスペースを作ること。

理由は、ケージのプラスチックの部分を涼しいと感じるらしく、

以前我が家のハムスターが床材をどけ、
プラスチック部分でくつろいでいたのを見かけたためです。

決まった部分しか床材をどけようとはしないので、

「それならそこに敷くのはやめよう」と思い、
今では敢えて敷いていません(^-^)

まとめ – 家の環境に合わせて上手に活用しよう!

今回はエアコンなしで夏の暑さを乗り切るための
方法や工夫についてご紹介しました。

まとめると、以下のようになります。

■注意点

  • お住まいの地域や家の環境、飼い主の生活サイクルによっては
    エアコン以外の方法が使えない場合がある
  • 扇風機を直接ハムスターにあてるのは厳禁
  • 風通しが悪く、空気がこもる水槽タイプは夏場に使用しない

■置き場所の工夫やグッズの活用

  • ケージは風通しが良く、直射日光のあたらない窓から離れた場所に置く
  • 保冷剤や水を入れて凍らせたペットボトル、
    ペットショップで売られている冷却グッズを活用

これらの方法や工夫を駆使しても適温にならない場合は、
必ずエアコンを使用してください。

それも難しい場合、ハムスターを飼うのは諦めましょう。

温度管理でハムスターを弱らせたり、死なせてしまうと、

ハムスター自身はもちろんですが、
飼い主自身も重い十字架を背負ってしまうからです。

ちょっとした豆知識ですが、エアコンの冷房の風量は、

「弱」にするより「自動」にしておいた方が電気代は少なく済みます。

今年も暑い日が続きますが、
ハムスターが快適に過ごし乗り切れるよう、
お互いに最善を尽くしていきましょう!

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