ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターの目にものもらい(麦粒腫)が!原因や治し方は?

ハムスターのものもらいの原因

ハムスターの魅力の一つに、キラキラ輝く大きな瞳があります。

目が合うと吸い込まれそうなくらい、愛らしいですよね。

しかしそのハムスターの瞳、大きいがゆえに、
体の中でも病気になりやすい部分の一つなんです。

今回はそんなハムスターの目の病気、
麦粒腫について解説していきます。

1.麦粒腫ってどんな病気なの?

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)なんて聞きなれない病名ですが、
いわゆる“ものもらい”のことです。

「麦粒腫は知らないけど、ものもらいなら聞いたことがあるし、
なったこともあるよ」という人は多いと思います。

では麦粒腫とは、いったい
どうやってかかる病気なんでしょうか?

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麦粒腫は細菌感染によるもの

麦粒腫は、まつ毛の根本部分から細菌に感染することによって
まぶたの端や結膜の部分に膿がたまる病気です。

人間でもうっかり目をこすってしまったり、
何かの拍子で目に指が入ってしまったりした次の日、

ものもらいができてしまっていること、ありますよね?

それは手についていた細菌が目に入ってしまうのが原因です。

ハムスターの場合は床材にもぐったり、
毛づくろいをしたり
しているうちに、

細菌が目に入り、感染してしまうのです。

麦粒腫の症状は?

まぶたの端に白っぽいできものができたり
まぶたが腫れぼったくなったりします。

結膜炎を併発することが多く、目ヤニや涙が出て、
目が開かなくなったりすることもあります。

ジャンガリアンハムスターに多い疾患で、
治ったと思っても再発しやすいので注意が必要です。

 関連記事:【ハムスターの結膜炎】自然治癒では治らないの?治療にかかる費用は?

どうして麦粒腫になるの?

麦粒腫の原因は細菌だとお話ししました。

細菌が目に入らなければ、麦粒腫にはなりません。

ぜひハムちゃんに、汚れた手で、
目をこすらないように伝えてくだs…

というのは無理ですから、舞い上がって目に入ってしまうような
細かい埃の出る床材は使わないようにし

ケージ内はできるだけ清潔にしてあげましょう。

トイレや浴び砂の汚れた部分は
こまめに取り除いてあげるといいですね。

一度かかってしまった子は再発が心配なので、
目に入りやすい浴び砂は常時ケージ内に入れておくのはやめて、

時間を決めてたまに浴びさせたり、
お散歩のときに浴びさせたりするなどしてください。

2.どうやって治療するの?

人間の麦粒腫ならば、
ドラッグストアで専用目薬が販売されていますから、

それを買ってきて点しておけば大体は治りますね。

ではハムスターが麦粒腫になってしまったら、
どのように治療するのでしょうか?

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まずは人間と同じく目薬で

病院に連れていくと、
まずは目薬を処方されることがほとんどです。

人間と同じで、細菌感染した部分の炎症を
抑える薬で治していきます。

ハムスター用の目薬はドラッグストアでも
ペットショップでも販売されていません。

動物病院でもらってください!

「私もよくものもらいになるから目薬常備してるよ!」

なんて、人間用の目薬を使うのはいけません!

人間用はあくまでも人間用!

人間の体にちょうど良く調整されています。
ハムスターに使うのはNGです!

時には手術が必要なことも

目薬を使ってしばらく様子を見て、
腫れが小さくなる様子がなければ、

切開して膿を出す必要があります。

病院に連れていった時点で腫れが大きい場合
目薬の処方なしで、いきなり手術ということもあります。

ハムスターの小さな体に手術は負担が大きいですから

異常に気づいたら、腫れが大きくなる前に
病院に連れて行ってあげられると
いいですね。

自然治癒を待ってはいけません

ただの麦粒腫と思っていたら
別の病気だったなんてこともありますから、

何かおかしいと思ったら
きちんと専門医に診てもらいましょう。

自然に治る場合もなくはないですが、

治らずに悪化した場合のリスクを考えると
早めに治療を始めたほうが良いです。

放置するとまぶたの腫れがひどくなり、
目を閉じることが難しくなると眼球が乾燥して傷つき、

最悪の場合失明する可能性もあるのです。

3.麦粒腫と似ている病気

ハムスターのものもらいの治し方

麦粒腫と間違えやすい病気に
霰粒腫(さんりゅうしゅ)というものがあります。

マイボーム腺腫とも呼ばれます。

まぶたの裏にあるマイボーム腺が炎症を起こし、
腺が詰まって分泌物がたまってしまう病気で、

まぶたが腫れたり、しこりができたりします。

治療法も麦粒腫と同じで、点眼液での治療と、
必要に応じて切開して分泌物を出す方法があります。

異なるのはその原因で、
霰粒腫は細菌感染ではなく、腺の詰まりで起こります。

その詰まりの原因は、脂肪です。

肥満のハムスターに多い疾患で、
高脂肪の物の食べすぎによってできやすくなります。

もし麦粒腫だと思って病院に行って、

霰粒腫と診断されたら、
ハムスターの食事内容を見直してみてください。

4.まとめ:異常が見られたらすぐ病院へ!

今回は私たち人間にも身近な目の病気、
麦粒腫についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

では、まとめていきましょう。

■麦粒腫とは?

  • 細菌感染により、まぶたの端や結膜の部分に膿がたまる病気
  • まぶたの腫れや白っぽいできものができる
  • 細かい床材、ケージ内の汚れに注意する

■麦粒腫の治療法

  • まずは目薬で炎症を抑える
  • 腫れが引かなければ切開する
  • 放置すれば失明の可能性も!

■麦粒腫に似ている病気:霰粒腫

  • 霰粒腫マイボーム腺が詰まり、まぶたが腫れる病気
  • 治療法は麦粒腫と同じ
  • 原因は高カロリーな食事

ものもらい(麦粒腫)ができると、目に違和感や痛みがあり、
気になって日常生活に支障が出ますよね。

ハムスターだって同じはずです。

違和感から自分で目をこすってしまい、
出血することもありますし、早めに治してあげたいものです。

まずは病気にかからないように予防してあげること、

そして「どこか変だな」と思ったら
速やかに動物病院で診察を受けることです。

毎日のお世話の際には愛ハムをよく観察し、
異変にすぐ気づけるようにしましょう!

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