ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

下痢?ハゲ?ハムスターのストレス症状と解消法はコレ!

ハゲができてしまったハムスター

「何か、うちのハムスターが元気がない…」

小さくて愛らしいハムスター。

家族同然に大切なハムスターの具合が悪く、
下痢ハゲ(脱毛)などがあれば、やはり心配ですよね。

今回は、
ハムスターのストレスの原因や症状、解消法について
ご紹介します!

ストレスが溜まったハムスターの症状

ハムスターはその小ささから、ストレスを溜めていたり、
どこか具合を悪くしていてもなかなか発見されにくいもの。

でも、毎日ちゃんと気にかけて観察していれば、
些細な変化にも気が付く事が出来ます。

ストレスが溜まっているハムスターはどのような症状になるのか、
5つのケースを一緒にみていきましょう!

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1、やたら毛が抜ける

  • 生え変わりの時期でもないのに、やたら毛が抜ける
  • 体の一部をやたらと引っ掻いたり噛んだりして
    そこだけハゲが出来てしまっている

こんな時は、何らかのストレスが溜まっているのかも?

もちろん、不衛生な飼育環境など、
それ以外にも考えられる原因はあります。

 関連記事:ハムスターの抜け毛が多くなった!原因は?

2、金網ケージをかじる

散歩の時間が近付いたり、ご飯やおやつを与える時など、
待ちきれずにケージをガシガシかじる事があります。

そのような明確な理由がないのに、

「気が付いたらしょっちゅうケージをかじっている…」
という場合は要注意!

ハムスターがストレスでイライラしているサインかも知れません。

放っておくと、歯が曲がってしまい、
餌が食べられなくなる事も!

 関連記事:ハムスターがケージを噛む(かじる)理由とは?対策はコレ!

3、下痢をしている

特に室温や餌などに問題がなさそうなのに、
下痢をしている場合。

該当すると思われるストレスを見つけて取り除くとともに、
水分補給をしっかりと!

脱水症状を起こしてしまうと、
体の小さなハムスターにとっては命取りになってしまう事も。

下痢が2日以上続くようなら、
速やかに医療機関を受診しましょう!

(できれば気付き次第、病院へ行くことをオススメします!)

4、落ち着かない・逆に大人しい

以前よりも落ち着かない様子で飼育ケースの中を走り回ったり、
手を入れると怒りっぽくなってすぐに噛んで来たりするように。

以前わが家で飼っていたハムスターの話ですが…

飼育ケースの掃除をこまめに出来ていなかった時に、
やたら怒りっぽく攻撃的になっていましたよ(汗)

掃除をちゃんとするようにしたら、
少しずつ落ち着いて来ました。

もともとの性質が神経質という訳ではなく、

急に変わってきた場合は、
ハムスターが何らかのストレスを溜めている可能性があります。

逆に「活発だったのが急に大人しくなって来た…」
というような時も要注意!

5、食欲が落ちる

一歳半を過ぎていない、まだまだ若いハムスターなら、
もしかしてストレスが原因かも?

餌の種類や量を、急に変えたりしていませんか?

好きな野菜や果物などのおやつにも食い付きが悪いようなら、
ストレス以外にも病気が隠れているかも知れません。

さらに、動きが鈍いなどいつもと様子が違う場合
やはり獣医さんに見てもらった方が良いでしょう。

こんな環境はストレスになりやすい!

私達人間にとっては些細で気にならない事でも、

体の小さなハムスターには、
とても大きなストレスとなってしまう事があります。

ここでは、ストレスの原因になる例を6つ、
ご紹介します!

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1、不衛生な環境

ハムスターは湿度が高い場所を嫌います。

給水ボトルから水がこぼれていたり、
トイレの掃除を怠ったりして床材が濡れていませんか?

濡れた床材を放置してしまうとカビの原因になったり、
そこから雑菌が繁殖して、飼育ケースの中が不衛生になってしまいます。

脱毛の原因になるだけではなく…

カビや雑菌がついた体を毛繕いをして、それらを口に入れてしまい、
他の病気を引き起こす危険性もあるんですよ!

  • 床材が全体的に変色している(湿っている)
  • 毛が黄色く汚れている
  • 毛並みが悪くなっている

このような状態になる前に掃除してあげましょう!

2、騒がしい環境に飼育ケースが置かれている

飼育ケースや巣箱などが問題なく、
それでもハムスターの元気が無いなどの場合は…

テレビや窓のすぐ側に飼育ケースを
置いたりしていないでしょうか?

体の小さなハムスターには、私達が気にしない程度の
テレビの音量や窓から聞こえる生活音が、

凄まじい騒音に聞こえてしまうのです!

ハムスターはある程度までなら人間の生活音に慣れられますが、
個体差もありますし、常に騒がしい環境は好ましくありません。

もしテレビや窓の側に飼育ケースを置いているなら、
静かな部屋に移してあげましょう。

3、明る過ぎる環境はNG!

野生のハムスターは穴を掘ってそこで暮らしています。

夜行性でもあるので、
本格的に動き始めるのは日が暮れてから。

夜遅くまで電気が点いているような明るい部屋だと、

ハムスターの体内サイクルが乱れてしまい、
睡眠をちゃんと取れなくなったりします。

きちんと休めない事で病気になる可能性も…!

仕事などで生活のペースをどうしても変えられない場合は、

夜決まった時間になったら飼育ケースに布を掛けるなど工夫して、
暗くしてあげるといいですよ♪

 関連記事:ハムスターが夜行性じゃなくなった!原因は?逆転生活はダメ?

4、適温になっていない

ハムスターは、
暑さにも寒さにもあまり強い動物とは言えません。

暑すぎる環境では脱水症状熱中症の危険がありますし、
寒すぎても疑似冬眠してしまいます。

下痢や免疫力低下の原因にもなりますので、
人間の体感で判断するのは危険!

適温は17度~25度ぐらい。

エアコンを上手に活用しつつ、飼育ケースに温度計を取り付けたり、
パネルヒーターや冷却シートなども併用して適温を保ちましょう!

 関連記事:ハムスターの適温や温度管理とは?夏と冬は要注意!

5、構いすぎもNG!

ペットショップから、わが家に迎え入れたばかりのハムスター。

明るい部屋の中、巣箱などがまだ用意されていない飼育ケースに
ハムスターをとりあえず入れて、「可愛いから」とずっと眺め続けていたり…

そんな経験はありませんか?

迎え入れたばかりのハムスターは、不安でいっぱい!

ハムスターは、個体にもよりますが、
基本的に他の動物よりも恐がりです。

慣れていない場所や匂い…何もかもが初めての場所で、
身を隠す事も出来ない。

そしてハムスターよりもはるかに大きい人間に
じろじろといつまでも眺められる事は、

ハムスターにとっては恐怖でしかありません!

お迎え直後はそっとしておく

「姿を眺めたり、手に乗せてみたい!」

その気持ちはよーく分かりますが、焦らずに少しづつ、
ハムスターが新しい環境に慣れてくれるのを待ちましょうね♪

十分な広さを確保できる飼育ケースと床材、
身を隠すのにちょうどいいサイズの巣箱。

そして、新鮮な水と栄養バランスの良いペレットを用意してあげましょう。

夜行性なので、昼間は巣箱からあまり出て来なくても大丈夫!

朝になって水や餌が減っているようなら、
心配はいりませんよ♪

ただ、ある程度飼い主や環境に慣れてきたハムスターでも、
構いすぎはよくありません。

スキンシップは長くても30分までにしましょう。

6、多頭飼いはNG!

本来、ほとんどの種類のハムスターは、
1つの巣穴に1匹の割合で生活しています。

縄張り意識も強いので、多頭飼いをしてしまうと、

強いストレスになるばかりか、
縄張り争いで命を落とす事にもなりかねません!

1匹づつ別々の飼育ケースで飼うようにしましょう!

 関連記事:多頭飼いできるハムスターの種類とは?コツや注意点は?

偏った餌を与えていませんか?

「ハムスターが喜ぶから」と、好物ばかり与えてはいませんか?

直接のストレス原因にはなりませんが、
好きな食べ物ばかりでは、いずれ病気になってしまうかも…!

栄養バランスの良い食べ物を与えよう!

ペットショップでは、ハムスターに必要な栄養が
きちんと考えられたペレットが販売されています。

水分の多い野菜や果物ばかり与えてしまうと、
必要な栄養が摂れないばかりか、下痢を起こす原因にも!

 関連記事:ハムスターの餌のおすすめはコレ!【ペレット・主食編】

お菓子ばかり与えるのも危険!

「ペット用だから大丈夫♪」
そう言って、甘いクッキーやお菓子を多く与えてしまう事もNGですよ~!

虫歯や肥満の原因にも!

きちんと食べ物が食べられなくなったり、身軽に動けなくなってしまう事は、
ハムスターにとってストレスになるだけでなく…

いずれ深刻な病気へと繋がる危険性もあるんです!

まとめ

今回はハムスターのストレスによる症状と、
その原因や対処法についてご紹介しました。

以下は今回のまとめです!

■ストレスの溜まっているハムスターは…

  1. 脱毛症(ハゲ)になる
  2. 金網ケージの場合、ケージをしょっちゅうかじる
  3. 室温や食べ物に気をつけているのに、下痢をする
  4. 怒りっぽくなったり、やけに落ち着きがなくなる(または大人しくなる)
  5. 食欲が低下する

■ハムスターのストレスになりやすい環境&対処法は…

  1. 不衛生な飼育環境
    → こまめに掃除を!
  2. テレビや窓の近く、夜中も明るい場所に飼育ケースを置いている
    → 静かな場所に移し、夜中は部屋を暗くしてあげよう
  3. 気温差の激しい場所に飼育ケースを置いている
    → エアコンを活用しつつ、温度計や
    ペット用のパネルヒーター&冷却シートなどを利用して適温を保とう!
  4. お迎え直後の構いすぎ
    → 必要な物を揃えたら、慣れるまではそっとしておこう
  5. 多頭飼い
    → 命に関わる事にも!1匹づつ別々の飼育ケースで飼うようにしよう
  6. 偏った食べ物を与えている
    → 栄養バランスの取れたペレットを基準に、新鮮な野菜や果物を
    おやつとして与えよう。ペット用のクッキーなども、時々ならOK♪

大切なハムスターが、いつまでも元気で過ごしてもらえるよう、
愛情をもって接してあげたいですね♪

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