ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターの天敵はどんな動物?家の中で苦手なものは?

ハムスターの天敵とは?

ハムスターは日本ではとても小さなペットとして
認識されていますが、ペットとしてではなく、

今現在も、中東や中国・ロシア・ヨーロッパなど
世界の広範囲で野生のハムスターが生息しています

野生のハムスターを知っていくと、
ハムスター本来の好き嫌いが見え、

ご自宅で飼っているハムスターの環境整備にも
役立てることができます。

今回はハムスターにとっての「天敵」について
ご紹介して行きたいと思います!

野生のハムスターの天敵

自然界でのハムスターの位置付けは、ネズミ科に属した、
ペットとしてと同様に「か弱く小さな存在」です。

そんなハムスターは周りに天敵がたくさんいます。

ハムスターの天敵は、草食動物以外の雑食や肉食の動物です。

ハムスターより体が大きい動物は
ほとんど天敵と考えて良いほどです。

その中でも昔から
特にハムスターを狩る天敵として有名なのは

  1. フクロウ・ワシ・タカ
  2. ヘビ

です。

それぞれ少し詳しく見ていきましょう!

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1、猫は今も昔も天敵

猫はハムスターの天敵

そもそも猫が人間に飼われるようになった理由が
「ネズミを狩る能力に優れていたから」であって、

その理由の通り、猫はネズミのすばしっこい動きに
本能的に刺激され、捕食しようとします。

捕食しようとする姿勢は、
飼い猫であろうと野良猫であろうと変わらず、積極的です。

その狩り能力の高さから、ネズミは猫の危険性を学習し、
猫の匂いだけでも命の危険を感じ姿をひそめてしまいます。

大型のネズミであるドブネズミは、
体格の良さに合わせて攻撃性が極めて強いので、

猫に立ち向かって噛みつくことがありますが、
小柄なネズミだと猫を撃退することは難しいでしょう。

ペットの猫とハムスターの関係

猫の姿を見たことがないハムスターは、
初見では「猫だから要注意!」とは思わないこともありますが、

猫の執拗な遊び好きの性質から、
狙われていると早々に気づき、すぐに要注意との認識をします

飼われている猫は、餌をもらっているので、
わざわざ食べるためにネズミを狩る必要はないのですが、

本能によるものか、ハムスターの動きを
ケージの真ん前でずっと見続けることがあります。

そうなると、ハムスターは常に命の危険を感じ
非常に強いストレスがかかりますし、
命を守るためにも隠れる場(巣など)から出てこなくなります。

その上餌を食べることも出来なくなり、
そのまま亡くなってしまうことも少なくありません。

実際に襲われずとも、猫がハムスターを注視しているだけでも
ハムスターにとっては多大なストレスがかかるという点、

猫とハムスターを飼っている飼い主さんは要注意です。

2、フクロウ・ワシ・タカなどの鳥も天敵

フクロウの主食はネズミかも?

猫と同じくネズミ駆除としても利用されてきた
猛禽類に属す大型の鳥は、まさにネズミの天敵です。

特に夜行性であるフクロウは、同じく夜行性の
ネズミが動く足音を敏感に捉え、頭上より襲い掛かります。

フクロウの食料のおよそ6割は、
種類は様々でもネズミに分類される動物が占めており、
ネズミを主食としていると言ってもいいほどです。

ネズミから見て、かなり恐ろしい天敵と言えます。

3、ヘビも大きさによっては天敵になる

ヘビはハムスターが好物?

猫やフクロウ同様に、
ネズミの駆除として実績のあるヘビも天敵です。

へビは牙から猛毒を出す種類が多く、ネズミを見つけると噛り付き、
麻痺によって動けなくなったところを食べてしまいます。

ただし、ヘビのサイズが小さい場合は、
ネズミが攻撃される前に、ヘビを襲いかかることがあります。

また、中国の動物園では、ヘビの水槽に投げ込まれた数匹のネズミが、
仲間のネズミを助けようと撃退する姿が目撃されたことがありましたし、

イギリスでは子ネズミを守ろうと母ネズミが
ヘビに立ち向かう姿が目撃されたこともありました。

ヘビのサイズや、毒の有無や強さによって
多少はネズミの生存の可能性はあると言えます。

ですが、天敵であることには変わりないでしょう。

飼育下のヘビに、
エサとしてハムスターを与える飼い主もいるくらいです。

動物以外の飼育下での天敵は?

動物以外でも、飼育下のハムスターにとって
天敵・苦手に思うものは、幾つもあります。

  1. 音や振動
  2. 殺虫剤
  3. 電気コード
  4. 観葉植物

これらには、注意が必要ですので、
1つずつ簡単に紹介していきます!

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1、音や振動は落ち着かない

被捕食者という立場から、周囲の音や気配に敏感なハムスターですが、
ある程度の生活音には慣れることができます。

とはいえ、人が頻繁に出入りするドアの近くでは、
壁づたいで頻繁に振動を与えてしまいますし、

大音量の音楽も、
臆病なハムスターにとってはストレスとなります。

2、殺虫剤の置きっ放しはダメ

アリの駆除用の殺虫剤は、ハムスターにとってもです。

なんの問題もないように感じるかもしれませんが、

ハムスターが脱走した時や、ハムスターをケージから出し見失った時に、
間違ってハムスターが食べてしまうことがあります。

ゴキブリ対策のホウ酸ダンゴも、かなり強烈なニオイがするためか、
ハムスターが誘われて誤食してしまう事件も珍しくありません。

3、電気コードには工夫を

ハムスターが脱走した時や、ケージから出した時に
誤って電気コードを齧り、感電することがあります。

電気コードにカバーをするか、
ハムスターの届かない高さに通すなどの工夫をしましょう。

4、観葉植物は種類によってダメ

観葉植物の中には、ハムスターが食べると
中毒症状を起こしてしまう種類が数多くあります。

また、観葉植物が植えられている土自体に含まれている肥料
ハムスターにとっては有害となる物質が含まれます。

念のため、ハムスターを飼っている部屋では
観葉植物は置かないようにしましょう。

まとめ

今回は、野生下と飼育下のハムスターの天敵について
それぞれご紹介しました。

それではまとめていきましょう!

■特にハムスターを狩る天敵として有名なのは

  • フクロウ・ワシ・タカなどの鳥
  • ヘビ

■家の中にも天敵!?

  • 音や振動  → 落ち着かない・ストレス
  • 殺虫剤   → 猛毒・死亡の危険あり
  • 電気コード → 感電・死亡の危険あり
  • 観葉植物  → 有毒・中毒症状や死亡の危険あり

ハムスターは体が小さいので
飼うためのスペースや餌代が少なくて済みますが、

反面、苦手とする動物が多く
家の中でも危険につながることがあります。

今回はご紹介しませんでしたが、
タバコ人間の食べ物有害~猛毒になるものがたくさんあります。

ハムスターが安心して暮らせるように
苦手な生き物を近づけず、家内の危険は排除してあげましょう。

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