ハムスターの正しい選び方・性格の見分け方は?
とても小さく、可愛らしいハムスター。
場所をあまり取らないこともあり、
飼いたいと思う方は多いのではないでしょうか。
ペットショップに行くと小さなハムスターたちが
思い思いにケージの中で過ごしています。
「これだけいたら、どの子を選んでいいか分からない!」
そんな経験はありませんか?
今回はハムスターを迎え入れる上で、
どんな子を選べば良いのか、
性格の見分け方はあるのか、
についてご紹介します!
目次
飼育環境の良いお店と出会おう!
ハムスターを選ぶ前に、
まずはお店選びから始めましょう。
なぜならお店によって売り方や飼育環境が異なり、
それはハムスターの健康状態に影響を及ぼすためです。
一度通うだけでなく、できれば複数のお店を何度か通うようにすると、
そのお店の特徴が分かるようになっていきます。
飼育環境をチェック
ハムスターがどんな環境下で飼育されているか
チェックしてみましょう。
お店とはいえ飼育をしているのですから、
「家で飼育する時に必要な環境に近い状態」で販売されていることが
ベストです。
幼少期は同じケージの中に複数いても問題ありません。
ただ、ケージの大きさとハムスターの数が
合っていないのは良い環境とは言えません。
値段以外の表記をチェック
ケージの隅にはハムスターに関する情報が
必ず表記されています。
値段のチェックはもちろん大切ですが、
それよりも大切なのは値段以外の表記なんです。
- 生まれた年月(日まであればなお良い)
- 種類
- 性別
- お店に入荷して間もない場合は、その旨の説明
他に性格や原産地など表記してくれているお店もありますが、
この4つは最低限欲しいところです。
相談できる店員がいるかチェック
ハムスターなどの小動物売り場にいる店員に
一度質問や相談をしてみましょう!
しっかり答えてくれる店員がいるお店は
とても心強いものです。
ですが注意してほしいのは、なんでも鵜呑みにはせず
自分でも調べた上で判断してくださいね。
良いお店と悪いお店
- 同じ色・種類のハムスターなのにケージが分けられている:
年齢差や相性を見て、しっかり管理している可能性が高い - 『調整中』となっていて買えないハムスターがいる:
「病気の可能性がある」などの理由で、健康になるまで
売り物にしてはいけないという判断・管理をしている
などが見られると、良いお店の可能性が高いといえます。
逆に
- 床材やケージの汚れが目立つ:
掃除をこまめに行っていない - 激しく喧嘩をしている(血痕がある)のに放置している:
ハムスターの生態を理解していない、著しい管理の不備
などが見られると、悪いお店です。
このようなお店のハムスターは、
買った時に問題がなさそうに見えても、
後になってから
- どんどんお腹が大きくなってきた(妊娠していた)
- 急に元気がなくなって死んでしまった(病気持ちだった)
というような問題が起こりやすいですので、
購入は控えましょう。
初めて飼うならこんな子を選ぼう
お店選びが終わったら次はハムスターを選びましょう。
何を見れば良いのかについてご紹介しますので、
是非参考にしてみてください!
生後1ヶ月半過ぎの子が育てやすい
体調が安定しだす生後1ヶ月半過ぎの子を選びましょう。
それより以前の子は病気にかかりやすく、
またストレスにも非常に弱い状態です。
健康状態を目で見てチェック
健康状態が良いかは見た目からチェックできます。
できれば店員に頼んで手に乗せてもらうと
チェックがしやすくなります。
※手に乗せてもらうなら夕方以降に来店を!
- 元気に動き回っているか
- 怪我をしていないか
- 毛並みや毛づやが良いか
- お尻が濡れていないか(下痢をしていないか)
- 鼻が濡れていないか(鼻水が出ていないか)
- 耳がピンと立っているか
- 目やにがついていないか
- お腹が大きくなっていないか(妊娠していないか)
最後の項目を除き、いずれかが当てはまっていると
病気の可能性が考えられます。
ケージで過ごす様子をチェック
お昼、または夕方以降見に行った時、
それぞれどんな状態で過ごしているでしょうか。
もしこんな子がいたら注意してください。
まず、お昼に仲間たちは皆固まって寝ているのに、
一匹だけ離れた場所で寝ている場合、
もしかしたらいじめられていて、
仲間の輪に入れないのかもしれません。
また、お昼に落ち着きなく動き回っている場合、
生活が昼夜逆転していたり、病気の可能性があります。
夜行性の彼らは日中ほとんど活動はせず、
寝ていることが多いからです。
一方、夕方以降になってもずっと寝ていたり、
大人しすぎる場合も病気の可能性があります。
ハムスターの性格は実に様々
健康状態が良くても、性格は皆違いますので
慣れにくい子だと最初は特に苦労するかもしれません。
例えば手に乗せてもらうことになったとします。
店員が捕まえる際、気性が荒い子や臆病な子は
逃げ回り、強く威嚇したり噛むことがあります。
そんな子は手に乗せることさえ難しいです。
ですが、おっとりした子や触っても嫌がらない子は
威嚇せず、手に乗せても大人しくしています。
人や環境に慣れるのが比較的早いといえます。
一度で見極めるのは難しいので、何度か通うことが大切です。
関連記事:ハムスターのオスとメスに性格の違いはある?飼いやすいのはどっち?
迎え入れるにあたって、私が気をつけたこと
私が今一緒に暮らしている子と出会ったのは、
以前より時々利用していたホームセンターの
中にある、ペットショップでした。
お店の様子やハムスターの健康状態について
チェックはしていましたが、
決め手となったのは「この子だ!」とビビッときたからです。
いわゆる『運命』を感じたんですね。
一緒に過ごす仲間の上を乗り越えつつ、
ケージの中を走り回る後姿がとても可愛らしく、
すぐに購入を決めました。
あの時運命を感じることがなければ、購入はせず、
帰宅するつもりでした。
こういう直感も大切だと私は思っています(^-^)
実際、ハムスターに限らず、ペットを選ぶ時は
直観で決める人は少なくありません。
健康状態以外に大切なこともある
今回はハムスターを迎え入れる際に
正しい選び方・性格の見分け方についてご紹介しました。
まとめると、
- お店選びから行い、来店時間を何度か変えて、
ハムスターの状態をチェックする - 自分の手に乗せて身体全体に異変がないかを
確認できれば、なおベスト
■性格の見分け方
- 気性の荒い子や臆病な子は威嚇し、逃げ回る。
人や環境に慣れにくい可能性が。 - おっとりした子や触っても嫌がらない子は
手に乗せても大人しい。比較的慣れやすい。
となります。
これらのことも大切なのですが、
先ほどの私の経験のように運命を感じたのなら
どんな状態であっても迎え入れてほしいと思います。
命を迎え入れるのですから、
「この子と一緒に過ごしたい」と思えることが
一番大切なことです。
あなたとの出会いで幸せになるハムスターが
増えることを願っています!
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