ハムスターの抜け毛が多くなった!原因は?
ハムスターの健康チェックで
大量の抜け毛が見られたら、驚きますよね。
脱毛している箇所はどこでしょう?
また、どのような様子ですか?
ハムスターの脱毛具合や様子から
抜け毛の考えられる原因を探ってみましょう。
目次
ハムスターの抜け毛は病気?
抜け毛の全ての場合が病気になるわけではありません。
ハムスターにも換毛期がありますし、
老化や、体の擦れ、肥満などが原因の時もあります。
以下で換毛期・老化・擦れ・肥満・ストレスついて
ご紹介するので、該当するかどうか確認してみましょう!
ハムスターの換毛期
ハムスターは季節の変わり目、
夏になる前や冬になる前に毛が生え代わります。
夏は涼しいようにアンダーコートが薄い夏毛に、
冬は暖かいようにアンダーコートが厚く密集した冬毛になります。
換毛期の抜け毛なのか見分けるコツは
「抜け毛の部分の地肌が見えるかどうか」です。
換毛期のよる抜け毛は、地肌か見えるほどにはなりません。
なので地肌が見える場合は他の原因となるでしょう。
老化現象
人が加齢と共にホルモンバランスの乱れから、
髪が痩せたり薄くなったりするように、
ハムスターも体毛に年齢が現れます。
顔やお尻に現れることが多く、
ぽっこりと抜け落ちるというよりは割と自然に薄くなります。
関連記事:ハムスターは老化するとどんな症状・変化が出てくるの?
体の擦れ
滑車(回し車)がハムスターの体に対して小さい場合、
走るたびに滑車の内側に体が擦れて、
毛が抜けていることがあります。
またケージをいつもいつも噛んでいると鼻の上の毛が
擦れて抜けてしまう場合があります。
特に若く活動的なハムスターにみられます。
肥満でも毛は抜ける
肥満と抜け毛が結びつかない方もいるかもしれませんが
肥満を見分けるポイントに
「腹の毛が抜けているか、どうか」があります。
体に脂肪がつくことで、ハムスターが歩く時に
床に腹が擦れることで毛が抜けるのです。
胸〜腹にかけて抜ける場合が多いです。
関連記事:ハムスターの体重の管理の仕方とは?増量や減量について解説します!
ストレスがかかっている
隠れる場所がない、掃除のしすぎなど、
ケージ内の環境が快適ではない時。
他に天敵となる動物や、縄張り意識の強いハムスターなのに
他にもハムスターを飼っており、目に見える範囲にいる時。
ハムスターにとっては大変なストレスとなり、
毛が抜けることがあります。
関連記事:下痢?ハゲ?ハムスターのストレス症状と解消法はコレ!
ストレスによる脱毛は、特に痒がるそぶりがなく、
見えている地肌は炎症による赤みがないのが特徴です
病気の疑いあり
ここまでご紹介した中に心あたりがない方は、
こちらを確認してみましょう。
脱毛してしまう病気をご紹介します。
細菌の増殖、感染よる脱毛
細菌が増殖し、ハムスターが感染してしまうと
病状として毛が抜けます。
菌には人間が食中毒を起こす、黄色ブドウ球菌や
人間でいう水虫菌、皮膚糸状菌である場合が多く、
菌はケージの中が不衛生な場合増殖しますし、
皮膚糸状菌は人から感染することもあります。
ダニに抵抗できない
ハムスターは「ニキビダニ」が健康時も
体についていますが、免疫力があるので問題にはなりません。
ところがストレスなどによりガード役の免疫力が
低下すると、ダニにより炎症を起こし毛が向けます。
首や背中、腰、脇腹など比較的はっきりと
部分がわかるように脱毛します。
内臓疾患+細菌、ダニ
免疫力の低下が、内臓疾患により
ひき起こされている場合もあります。
そんな時は、やはり健康時は
対抗できる細菌やダニによって毛が抜けてしまいます。
アレルギー反応
広範囲にわたる脱毛に加え、目や耳が赤い、
またはクシャミをしている時は、
アレルギー症状として毛が抜けている可能性が高いです。
床材や餌を新しい種類に変えた時や
初めての食材を与えた時に反応として出やすいです。
アレルギーは痒がるそぶりが見られ、実際に掻き毟るので
地肌が傷ついていることもあります。
傷を放っておくと、傷口から細菌に感染するなど
二次的な症状を伴うこともあります。
まとめ
今回は、ハムスターの抜け毛の原因について
ご紹介しました。
以下はまとめです!
- 換毛期で、毛が生え変わっているだけ
- 老化現象の1つ
- 体の擦れ
- 肥満
- ストレス
■病気が原因
- 細菌に感染している
- ダニにより炎症している
- 内臓疾患で免疫力が下がっている
- アレルギー反応を起こしている
病気以外が原因の時は、原因を排除するよう
飼い主さんが対処してあげてください。
病気が疑われる場合は、病院へ連れて行ってあげましょう。
しっかりと処置をしてもらい、療養させれば
1ヶ月ほどで元の毛並みに戻りますよ!
この記事へのコメントはありません。