ハムスターが体調不良の時の主な症状は?原因や対策は?
ハムスターの様子がいつもと違ったら……
「もしかして体調が悪いのかな?」
とても不安になりますよね。
そこで今回は、体調不良になった時に
- どんな症状が現れるのか?
- 体調不良になる原因が何かあるのか?
- 何か対策できることがあるのか?
を順番に紹介していきます!!
目次
主な症状って何があるの?
まず、体調不良の時に主に現れる症状を紹介します。
主に現れる症状
- くしゃみ、せき
- 鼻水
- 食欲減退
- 下痢
- 毛並みが悪くなる
といった症状が現れます。
そして悪化すると
- 体が震える
- 息が荒くなる
- ぐったりする
といった症状が起きます。
病気になる原因は?
ハムスターが病気になってしまう原因には
どんなものがあるのでしょうか?
病気になる主な原因を7つ、見ていきましょう!
1.肥満
ハムスターも太りすぎると人間の生活習慣病のように、
様々な病気にかかりやすくなります。
- ゴールデンの場合:
オス 85g~130g メス 95g~150g - ジャンガリアンの場合:
オス 35g~45g メス 30g~40g - ロボロフスキーの場合:
オスもメスも 15g~30g
が適正体重です。
2.温度・湿度の管理
ハムスターを飼う環境で適した室内の
温度は24℃~25℃程度、湿度は50%程度です。
寒い時は10℃前後になると
疑似冬眠してしまったり、風邪を引いてしまいます。
暑い時は25℃よりも
温度が高くなると熱中症にかかる恐れがあります。
疑似冬眠や熱中症は、命を落とす危険があります。
同じ環境で2匹以上飼っていても
体調不良になる子もいれば、大丈夫な子もいます。
個体差があるので、1匹1匹注意が必要です!!
3.不衛生
不衛生な環境で飼育するのも
様々な病気にかかる原因となります。
4.ケガによるもの
爪が伸びすぎて自分でひっかいてしまった傷や、
ほかのハムスターに噛まれて傷になってしまった場合など、
その傷口から細菌が入って病気になる場合があります。
5.床材や食べ物
ハムスターによっては、床材や食べ物で
アレルギーを引き起こすことがあります。
床材の場合、
ウッドチップ、パインチップの床材は
アレルギーを発症する子が多いです。
食べ物の場合、アレルギー以外にも、
与えると食中毒になるもの(チョコレートや玉ねぎなど)や
与えすぎると良くないもの(水分の多い野菜や果物)が
あるので、注意が必要です。
6.ストレス
ストレスがかかりすぎると自分で自分を傷つけてしまったり、
病気になってしまう場合があります。
関連記事:ハムスターのストレス症状と解消法はコレ!
7.老化や遺伝
仕方のないことですが、
遺伝や老化によって病気になってしまう場合もあります。
対策できることはある?
では、何か対策してあげられることはあるのでしょうか?
見ていきましょう!
1.体重管理をしよう!
キッチンスケール(量り)で体重を管理しましょう!
エサは、体重の10%程度の量をしっかり測ってあげます♪♪
野菜や果物など与えても良いですが、
主にペレットだけで栄養のバランスが取れるので
与えすぎには注意しましょう!!
ペレットはこちらがオススメです!
関連記事:ハムスターの餌のおすすめはコレ!【ペレット・主食編】
ひまわりの種などの種子類は脂肪分が多いので、
与えすぎると太ってしまいます。
与えるとしても1日1~3粒にしましょう。
2.温度・湿度の管理をしっかりしよう!!
ケージ内に温度計(できれば湿度計も付いてるもの)を
設置しましょう!
ケージの外ではなく、ケージの中というのがポイントです☆
寒暖差が激しい時期は特に注意してください。
ケージを薄手の毛布などで覆ってあげ、
エアコンなどでその部屋全体を適正温度に保ってあげましょう。
3.ハムスターの体もケージも清潔に
できれば1週間に1度、少なくとも1ヶ月に1度は床材を取り替えたり、
(すべて取り替えると自分の匂いがなくなって
不安になる場合があるので、少し残してあげるといいです!)
1ヶ月に1回はケージを丸洗いするなど、
とにかくケージを清潔に保ちましょう。
もし病気になってしまった場合は
免疫力が下がって、自分の糞や尿からでも
他の病気を拾う可能性があるので、
特に過敏に対応してあげましょう。
ハムスターにとってのお風呂(砂浴び場)を
設置してあげることで毛並みを整え、体を清潔に保つことができます!!
ストレス解消にもなるので、ぜひ砂浴び場を設置してあげましょう。
もし下痢をしていてお尻が汚れてしまった場合は、
お湯で絞った布で優しくふいてあげましょう。
4.アレルギーが発症しそうなもの、与えていけないものは避ける
アレルギーが発症しそうなものは避けましょう。
万が一、発症してしまったら…
すぐにアレルギーの可能性があるものを撤去してください!
そしてハムスターにとって害になる食べ物は
絶対にあげないでくださいm(_ _)m
5.毎日よく観察しよう
- 食欲はあるか?
- いつもと違う様子はないか?
- しこりができてないか?
など、
普段からよくハムスターを観察し、何か異常があった場合は
すぐ気づけるようにしてあげましょう!
我が家の病気の実体験
我が家のハムちゃんたちは1度病気にかかりました。
その時の様子を少し紹介します。
アレルギー性皮膚炎
まず1匹はアレルギー性皮膚炎になってしまいました。
痒みが強く、自分で掻きむしってしまって、
傷になってしまいました。
最初は原因不明で病院の抗生剤もあまり効かず、
治ったり、ひどくなったりの繰り返しでしたが
床材を紙のものに替え
少しずつ食べ物を替えたら徐々に治まりました!!
ひどかった時は食欲も無くなっていたので
体重も減ってしまい、元気がなかったのですが
今はこの通り、毛も生え元気にしています!!
風邪と肺炎
もう1匹は寒さが原因で風邪を引いてしまいました。
関連記事:ハムスターの咳・くしゃみが止まらない!鼻水も心配…原因は?
病院の先生によると、人間が寝ている朝4時〜5時が1番寒く、
「ペットヒーターだけでは足りない」と言われてしまいました。
風邪は悪化すると肺炎になってしまいますが、
うちの子は肺炎まで悪化してしまいました。
食欲がなくなり、体重が激減し、ぐったりしていて、
毛並みも悪くて呼吸も荒かったです。
先生からは「キャベツ、リンゴ、にんじんなど、
少しでもいいから食べさせてあげて」と言われていたので、
ペレット団子(※)にしてあげました。
※ペレットをお湯でふやかして
かぼちゃなどの野菜を混ぜて団子にしたもの
そして病院の薬(抗生剤)を飲ませて、
とにかくお部屋を暖めました!!
「もうダメかな?」と思うほどぐったりしていましたが、
なんとか自分でエサを食べられるまで元気になり、
今は見違えるほど元気に走り回っています!!
まとめ
今回はハムスターが体調不良の時の主な症状、
原因や対策を紹介してきました。
では最後にそれぞれまとめていきます!
■体調不良時の主な症状
- せきやくしゃみ
- 鼻水
- 食欲減退
- 下痢になる
- 毛並みが悪くなる
■体調不良の原因
- 肥満
- 温度・湿度管理ができていない
- 不衛生
- ケガからの感染
- 床材や食べ物によるアレルギー、食中毒
- ストレス
- 老化や遺伝によるもの
■体調不良の対策
- 体重管理をする
- 温度・湿度管理をする
- ハムスターの体もケージも清潔に
- アレルギーの可能性があるもの、食中毒になるものは与えない
- 毎日よく観察する
ハムスターは体が小さく、弱っていくのも早いです。
何か異常を見つけたら
すぐに病院に連れて行ってあげましょう!!
そして日頃からハムスターが体調不良にならないような環境を
わたしたちが整えていってあげましょう☆
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