ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターは虫かごで飼育できる?どのくらいの大きさが必要?

みなさんはハムスターの飼育に
どのようなケージやケースを使っているでしょうか?

ペットショップに売られている
ハムスター用の飼育ゲージセットで飼育している人。

水槽をケージがわりに使って、
主に観賞用として飼育している人。

機能性を重視して、
衣装ケースを改造して飼育している人。

さまざまな飼育環境があると思いますが、

「それなら虫かごでも飼えるんじゃ?」
と思った人もいるのではないでしょうか?

今回はハムスターを虫かごで飼えるのかについて
ご紹介していきます!

ハムスターは虫かごで飼育可能?

ハムスターを虫かごで飼う事ができるのか。

「飼える」か「飼えない」どちらかで答えるなら
虫かごでハムスターは「飼える」になります。

極論ですが、虫かごにキャベツを入れておけば、
水分補給もできてある程度は生きる事ができます。

何年も前ですが、
「少し大きくなったハムスター」として

この様な環境でペットショップで売られているのを
実際に見た事があります。

ただしあくまでも「飼う事は出来る」というだけで

こんな飼い方なんて
ハムスターも飼い主も楽しくありませんよね。

ハムスターの飼育に虫かごが適しているかと聞かれれば
ハッキリとNOと答える事になります。

多くの飼い主さんからしてみると、
一生涯小さな虫かごでハムスターを飼うことは、

「虐待にも等しい」と思われるレベルであると
認識しておきましょう。

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なぜ虫かごは飼育に適さない?

まず虫かごがハムスターの飼育に向かない理由から
大きな問題となる3つをご紹介します。

1、ケースの小ささ

一番の問題はなんといってもケースの狭さです。

楽天市場などで大型の虫かごを検索してみましたが
この程度の大きさでした。

底面サイズ:380×300㎜で、

こちらの場合、小さすぎる事はありませんが、
これはあくまで特大サイズの虫かごです。

一般的に300円程度で売られている安価な、
昆虫用で手提げもついている典型的な虫かごは、

このサイズの半分程度になるので、
ハムスターの飼育用として使うにはあまりにも狭すぎます。

このサイズだと回し車を設置する事すら
難しくなってしまいますね。

2、改造がしにくい

ケージ以外の飼育ケースを使う際、
一番ネックになるのが給水ボトルの設置です。

ケージのように取り付ける場所が無いので
穴をあけたりして設置するのが基本になります。

しかし虫かごは薄いプラスティックで出来ている為、
穴をあけたりする事が非常に難しく、

使えるのは
上からぶら下げるタイプの給水ボトルになります。

固定されていない給水ボトルは
水が飲みづらいので、おすすめは出来ません。

3、虫かごで飼うと掃除も大変

大きな飼育ケースは
掃除が大変だと思うかもしれません。

ですがむしろ逆に
虫かごで飼育する方が大変な目に……

小さい虫かごだとトイレを設置できないので、
おしっこは床材に直接する事になってしまいます。

飼育経験がある方は知っていると思いますが
床材におしっこをされるとかなり臭いがします。

ケースの底におしっこで床材がへばりつくので

結局すべて捨てて水洗いして……と、
逆に手間がかかる事になってしまいます。

ハムスターは基本的にトイレを覚えるので

大きなケースだとしてもトイレさえ設置しておけば、
決まった場所でおしっこをしてくれ、掃除は苦になりません。

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飼育ケース代を節約しない

ペットショップで飼育ケージを見ると値段が高くて
虫かごで飼育しようと思う方もいるかもしれません。

ですがハムスターは、
その中で一生の殆どを過ごす事になります。

これからお迎えするハムスターの事を考えれば
ケージ代は節約するところではありませんよね。

もちろん5千円や1万円も使う必要はありません!

わざわざハムスター用のゲージを買わなくても
安価で快適に過ごせるケースはあります。

衣装ケースのススメ

ハムスターの飼育にピッタリで
費用を抑える事のできるのが衣装ケースです。

例えばこちらの商品、

価格は598円ですが
特大の虫かごより遥かに大きいサイズになっています。

ホームセンターでも同じような物があると思うので
自分で買いに行けば送料もかかりません。

ちなみに私はホームセンターにて

680円で買った390㎜×740㎜サイズの衣装ケースを
ハムスターの飼育ケースに利用しています。

水飲みの穴をあけるのも難しくなく、

通気性もいいので、
これからくる夏場にもおすすめです。

大型の飼育ケースもアリ!

上の方でご紹介した大型の虫かごよりも
さらに大きいケースがコレです。

ゴールデンには少し狭いかもしれませんが、
ジャンガリアンには十分すぎるサイズです。

回し車の設置も十分で、
給水ボトルは吸盤張り付け型が使用できます。

収納ケースに比べると高いですが、
簡単な加工でも全く自信がない方にはこちらがオススメです!

他にも水槽タイプやカワイイ感じの金網型ケージもありますが、
水槽タイプは高いため今回の記事では割愛します。

金網型ケージは様々な理由でおすすめできません。

■詳しくはコチラ!
ハムスターのケージは水槽タイプと金網タイプ、どっちが良いの?

まとめ

今回は、ハムスターは虫かごで飼育できるのか、
ご紹介しました。

それでは最後にまとめていきましょう!

■虫かごでハムスターは飼える?

  • 最低限の飼育環境としては使える
  • 下記の理由により、おすすめは出来ない

■虫かごが飼育に向かない理由

  • 一般的な虫かごは、ケースとしては小さすぎる
  • 改造がしにくい
  • トイレが置けないため、掃除が逆に大変(毎回丸洗いが必要)

■飼育ケースについて

  • 衣装ケースが安価で機能性も抜群
  • 加工に自信がない方は超大型の虫かごもおすすめ!

売れ残りのハムスターがペットショップで、
小さな虫かごに入れられて売られているのを見た時は、

ハッキリ言って「かわいそう」という
感想しかありませんでした。

これからハムスターと3年近く暮らすわけですから、

ゲージはハムスターが快適に過ごせる
ある程度は大きいものを用意してあげましょう!

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