ハムスターはリスにそっくり!?どんな違いがあるの?
ペットショップの小動物コーナーと言えば
「ハムスター」「シマリス」。
この2種類はサイズ的にも近く、
よく並んで販売されているのを見かけますよね!
ハムスターとリスは齧歯目で頬袋もあり、
見た目だけでなく、食べるエサも似ています。
両方ともかわいくて、
どちらを飼うか迷ってしまう事があるかもしれませんが、
実は似ている用で全く違う所もあるのはご存知ですか?
今回はハムスターとリスの違いについて
いくつかご紹介しますので、
どちらを飼おうか迷っている方は
是非参考にしてみてください!
分類の違い
少し専門的な話になりますが、
- 目 : ネズミ目
- 上科 : ネズミ上科
- 科 : キヌゲネズミ科
■リス
- 目 : ネズミ目
- 亜目 : リス亜目
- 科 : リス科
このように、
同じネズミ目の仲間であるハムスターとリスですが、
細かく分けると分類が変わってくるのが分かりますね。
見た目の大きな違い
見た目に関しては、色や大きさを除くと
類似点が多いように感じますが、他にはどんな違いがあるでしょうか。
見ていきましょう!
尻尾の長さ
一目みればすぐに気付く違いは尻尾の長さです。
ゴールデンやジャンガリアンハムスターは
尻尾が毛皮の下に隠れているのでほとんど目立ちません。
一方リスは尻尾が長く、
ペットショップでよく売られているシマリスは
体の大きさが12~19cmに対し
尻尾の長さは8㎝~11.5㎝もあります。
これは木の上に登ったりするリスに対し
ハムスターは地上や地中で生活するので、
尻尾が必要なくなったからと言われています。
そう考えると必死に壁などによじ登ろうとして
バランスを崩して転げているハムスターの姿が
なんだか切なく見えてきますね……
四肢の長さ
ハムスターのチャームポイントの1つ、
それは超短い四肢です!
ペットショップでよく売られているシマリスを見ると
四肢がしっかりしているのが分かります。
前足というより腕といった感じですね。
しかしハムスターは地中で生活する動物なので
進化の過程で地中生活に特化する為、
四肢が短くなったと考えられています。
短い四肢を高速回転させ穴を掘る姿は
かわいさ重視ではなく機能性重視だったんです!
ちなみにあの丸っこい体も
地中で生活する為に特化した結果だと考えられています。
地中生活に便利な姿へ特化した結果、
あんなかわいい形状になってしまうなんて、
もはや奇跡ですよね!
活動時間
一緒に暮らす上で知っておきたいのが、
ペットの活動時間。
ハムスターは夜行性なのに対し、
リスは昼行性・薄明薄暮性です。
もしあなたが早寝早起きする生活リズムの場合、
ハムスターとふれあう時間は短くなってしまいます。
逆に仕事などで夜遅くに帰ってくる場合は、
リスとふれあう時間が短くなる事も。
ペットを飼う以上、動いてる姿を見たり
ふれあう事を目的にする方が多数ですので、
飼う前にペットの活動時間はしっかり考えて、
家にお迎えしましょう。
出来る限り飼い主である私たちにではなく、
ペットの生活リズムに合わせてあげるのが大事です。
価格
見た目の違いではないのですが
個体価格の違いも飼い主には気になるところです。
販売価格にはショップによりばらつきがありますが
一般的なペットショップで購入した場合、
- ハムスター:1000円前後~
- シマリス :10000円前後~
ハムスターは繁殖が容易にできるので、
このように価格には10倍程の差があります。
懐きやすさとお世話の手間
ハムスターとリス、どちらを飼おうか迷っている方にとって、
懐きやすさと世話にかかる手間はどうなのか、
気になりますよね!
関連記事:ハムスターの値段が安すぎ!?その理由には深い闇が…?
懐くの?
ハムスターもリスも、基本的には人に懐くというよりは
慣れると言った方が正しいです。
犬や猫のような懐き方に夢を見ない方が無難ですね。
とはいえ、手に乗せたり、
腕や肩を登らせたりすることは可能です。
リスは上級者がうまく飼いならせば懐かせることも可能ですが、
初心者にはあまり現実的とはいえません。
実際、うまく慣れさせることができず、
野に放たれてしまうケースも少なくない点、注意が必要です。
関連記事:ハムスターって人に懐くの?懐かない動物だっていうのは本当?
お世話は大変?
個体差はありますが、ジャンガリアンやゴールデンハムスターは
ある程度トイレを覚えてくれるため、
お世話をするのは比較的容易です。
リスに関しては、こちらも個体差はありますが、
ハムスターと違い、基本的にトイレを覚えてくれません。
ある程度決まった場所ではしますが、特にオスは
ケージにつかまって外におしっこを飛ばしたりもします。
そして、リスの1番の問題はタイガー期です!
ペットショップでよく見かけるシマリスには
タイガー期と呼ばれる凶暴化する時期があります。
全てのシマリスがなるわけではありませんが、
かなり多くのシマリスにはタイガー期がきます。
だいたい秋ごろから春にかけて凶暴化するのですが、
これはシマリスの冬眠と関係しているといわれています。
さらにタイガー発情期と呼ばれるものもあり、
発情期には鳴き声をあげて凶暴化してしまう事も。
ですので、やはり一年を通してあまり性格に変化のない
ハムスターの方が飼いやすいと言えるでしょう。
関連記事:ハムスターは飼いやすい動物?それとも飼うのは大変?
まとめ
今回は、ハムスターとリスの違いについて
ご紹介しました。
それでは最後に今回の記事をおさらいしていきます!
- ハムスター:キヌゲネズミ科
- リス :リス科
■見た目の違い
- ハムスター:
木に登ったりしないので尻尾は短い。
地中での生活の為、四肢が短い。 - リス:
木の上でバランスをとるために尻尾が長い。
木登りをするので四肢はしっかりとしている。
■生活リズムの違い
- ハムスター:
夜行性なので主に夜~朝方に活動する - リス:
昼行性なので主に明るい時間に活動する
■価格
- ハムスター :1000円前後~
- リス(シマリス):10000円前後~
■飼いやすさ
- ハムスター:
ある程度トイレを覚えられる(ロボロフスキーを除く)。
一年を通して性格はさほど変わらない。 - リス(シマリス):
飼い主に慣れてもらうのが難しい。
トイレを覚えてくれない。
タイガー期という凶暴化する時期がある。
ハムスターとリス、おたがい様々な長所があって
どちらもかわいいですよね。
ペットショップで売られているシマリスを見ると、
ときどき浮気しそうになります。
特に春先はシマリスの赤ちゃんが販売される次期です。
ハムスターの飼い主さんは
ショップで浮気しない様に気を付けてくださいね♪
初めまして 記事を読ませてもらいました。
私はシマリスを飼っていますがとてもなついています!
こちょこちょしてほしくて手をあまがみしてきますよ!
とっても可愛らしいです‼
触ってほしくていつもあまがみしてきて自分からお腹を出してきます(^^)
温度の管理もしているため、タイガー期もきません!
トイレは角にする習性があるので角にトイレを置いています。そこでトイレをしてくれますよ。
いろいろな芸を覚えることもできます。
餌の缶を叩くだけで遠くにいってもすぐ帰ってきます!
シマリスはとても頭がいいので名前を呼ぶと肩に乗っかってきます。そのままそこでぐっすり寝ることもあります
本当に飼い方次第で大きく変わると思います
うちのシマリスは最後まで売れ残っていましたが毎日愛情いっぱい声かけをしたり遊んであげるとちゃんとなついてくれました!
ハムスターも飼ってみたいですがリスよりもだいぶ安くいいんですけどね。。。寿命が2年ほどだとなんだか寂しくて飼ったことがないです(>_<)
友達がハムスターをほとんど触らずに餌だけ与えていたら
飼っていたハムスター二匹とも3年以上生きたそうです。
逆に もう一人の友達は可愛がって毎日触っていたら1年ぐらいで亡くなったそうです。
同じ種類のハムスターでもそんなに変わるんですね!
なんで触らない方が長生きするのか気になりますね。
コメントありがとうございます。
やはりシマリスも飼い主さんや飼い方次第で大分変わるようですね!
ハムスターは人に懐くというよりは慣れる程度で、
触られるのを嫌がる子が多いので、
ご友人のお話のように、あまり触らない方がストレスを感じず、
長生きする可能性は高まると言えます。
ただ、1日10分程度であれば毎日触っても寿命の2年くらいは
生きてくれる子がほとんどです。
1年で亡くなってしまった子は、
先天的に病気になりやすかった、
触っている時間が長すぎた、
飼い方に不適切な部分があった、
などの原因があったかと思われます。
ともあれ、同じハムスターの種類(特にジャンガリアン)でも、
性格には大分違いがあり、その点は面白いですよ!
でも、おっしゃる通りお別れまでの時間が短いという点は、
ある意味ではペットとして最大の欠点と言えるかもしれませんね。。