ハムスターのケージは水槽タイプと金網タイプ、どっちが良いの?
よく目にするハムスター用のケージって、
金網タイプが多いですよね!
でも、水槽タイプもいいって聞きますよね?
今回は、ハムスター飼育に適したケージと、
それぞれのメリットとデメリットについてまとめてみましたよ♪
目次
ハムスターに適したケージってなんだろう?
- ハムスターが安全に暮らせるかどうか
- 健康に害がない
- お世話しやすいかどうか(掃除やエサやりなど)
最も重要な要素は、上記の3つです!
あと、できるだけ安いと嬉しいかも?(笑)
よくあるハムスターケージの種類
ハムスターのケージには、
主に以下の5つの種類があります。
- 衣装ケース・収納ケース
- プラケース
- 水槽
- 金網タイプ
- ハムスターハウス
それでは、それぞれのケージの
メリットとデメリットを見ていきましょう!
1.衣装ケース・収納ケース
ホームセンターや通販で買える、
半透明の衣装ケースや収納ケースです。
皆さんご存知の、衣服やタオルなどをしまうことができる
便利なヤツです!
もちろん、コレ自体はハムスターの飼育を想定して
作られたケースではないのですが、
なかなかどうして、ハムスターのケージとして優秀なのです。
メリット
- 安い
- 軽い
- 入手しやすい
- 加工しやすい
- 温度変化の影響が少なめ
- 大きなサイズが見つかりやすい
デメリット
- 稀に化学製品アレルギーを起こすことがある
- ある程度の加工が必要
その他の特徴と注意点
安価で入手しやすいので、人気がありますね!
ゴールデンハムスター向きの大きいサイズが
見つかりやすいのもいいところです。
関連記事:ハムスターのケージの大きさはどのくらいが良いの?おすすめは?
キャスター付きのものだと、キャスター用のでっぱりを
ハムスターが齧ってしまうことがあるので、
できればキャスターなしがおすすめです。
飼い主さんの工夫で色々な加工をすることができますが、
それが面倒と言う人には不向きでもあります。
例えば給水器を外に取り付けて、
針金で固定する場合にケースに小さな穴を開けたりします。
ネットでも1000~1500円で見つかりますが、
ホームセンターでもっと安いものがあるかもしれません。
上にフタがある場合は、フタをきっちり閉めない、あるいは
空気穴を開けるといった加工をしてくださいね。
加工が苦手な人に朗報!
最近では、ペット向けにすでに加工されている収納ケースもあります。
このケースは、もともと爬虫類用に作られたものですが、
ハムスターにも使えます。
上部が網になっているので空気穴は問題ありませんし、
横に透明の覗き窓もついているので、おすすめの収納ケースです!
2.プラケース
昆虫用や爬虫類用として売られているものが多いですが、
ハムスターを飼うことも出来ます。
メリット
- 軽い
- 扱いやすい
- 温度変化の影響がすくなめ
- 場所を取らない
- ハムスターを観察しやすい
デメリット
- 大きなサイズがない
- 湿気がこもりやすい
- 衣装ケースに比べると値段が高い
- 傷がつきやすい
その他の特徴と注意点
軽くて生き物を飼うのに適しているのですが、
少し湿気がこもりやすいところはあります。
ゴールデンハムスターを飼えるほどの大きなサイズがないのですが、
ドワーフハムスター用であればサイズは十分です!
ゴールデン系を飼うには不向きですが、
衣装ケースほど場所を取りません。
フタには、空気穴や開け閉めできるドアがついているので、
加工不要です。
ドワーフ系を飼う方、加工が苦手な人は
コチラがおすすめです!
実際に使って特に気になるところは、
キズがつきやすいということですね。
そこそこ丁寧に扱ったつもりでも、大掃除の際、
雑巾などで吹くだけでいつの間にか
小さな削りキズのようなものがついてしまいます。
それを繰り返して使っていくわけですので、
最終的にはかなりのキズの量になります。
ただ、キズが酷すぎて中が見れなくなるほどにはなりません(^^;
おすすめのプラケース
こちらは虫カゴタイプのプラケースほど殺風景でなく、
ペット用ケージとしてのインテリア性と実用性を兼ねています。
3.水槽
熱帯魚用の水槽をハムスター飼育に使うことも出来ます。
メリット
- 見た目が綺麗
- 温度変化の影響が少なめ
- 大きなサイズが見つかりやすい
- ハムスターを観察しやすい
デメリット
- 重い
- 値段が高い
- 加工しにくい
- 湿気がこもりやすい
- 扱いにくい
その他の特徴と注意点
雑菌やカビが繁殖しにくいことから、
水槽が一番いいという意見もあります。
でもね・・・
とても重いんです。。。
特にゴールデンハムスターを飼えるサイズの水槽になると
すごく重くて扱いづらいでしょう。
私も使ってみたことがありますが、
たしかに安心して使えます。
そして重い。。。大きな水槽だったので
とても重くて掃除は大変でした!
値段もプラケースよりもさらにお高く、
8000円以上になるものがほとんどです。
4.金網タイプ
よくあるハムスターケージがこの金網タイプです。
メリット
- 安い
- 通気性がよい
- 軽い
- 入手しやすい
- 扱いやすい
デメリット
- 落下事故の危険がある
- 金網をかじる
- 隙間に爪をひっかける
- 冬は寒い
その他の特徴と注意点
「ハムスターと言えば金網ケージ!」
と思いがちなのですが・・・。
実は、獣医さんでも飼育書でも、
良くないと言われるケージです。。
ハムスターの骨折は、
ほぼこのタイプのケージでのみ起こっていますし、
不正校合と言われる歯のかみ合わせ不良の多くも、
金網ケージをかじることで起こっているんですね。
関連記事:ハムスターがケージを噛む(かじる)理由とは?対策はコレ!
風通しが良くてハムスターに最適だと思えるのですが、
実はまったく逆の危険なケージなのです。。。
2000~3000円で安く買えますが、
怪我をした時の治療費を考えると全然お得ではありません(-_-;)
5.ハムスターハウス
ケージの中に、回し車やトンネル、滑り台、小屋、といったグッズが
取り付けられているのがハムスターハウスと呼ばれるものです。
メリット
- 軽い
- 入手しやすい
- 比較的安いものもある
- 娯楽性が高い
デメリット
- 狭い
- 落下事故の危険がある
- 掃除しにくい
- ハムスターにはストレス
- 重いものがある
その他の特徴と注意点
このタイプのケージは、
消費者が飛びつくように作ってあるだけで、
必ずしもハムスターの幸せや安全を
考えたものではないことが多いです。
本来、基本的に小屋の中に入れるものは、
ハムスターがかじってもいい木製のものや、
かじらない陶器製のものが良いのです。
でも、ハムスターハウスは、
ほぼプラスチックで統一されています。
また、色々なものが置かれていて
自由に動けるスペースが少ないことは、
ハムスターのストレスにもなります。
あと、2階・3階の構造になっているものがたくさんありますが、
ハムスターはリスと違って高低差に弱い動物なので
うっかり怪我をしてしまう可能性は高いです。
決しておすすめはしませんが、
値段は3000~5000円程度です。
結局どれがいいの?オススメは?
おすすめできるのは、1~3までのケージです!
プラケースについては、
大きなサイズは見つけにくいと思います。
おすすめのケージ
- 衣装ケース・収納ケース:1000~2000円(ゴールデンハムスターOK)
- プラケース:3000円程度
- 水槽:6000~8000円前後(ゴールデンハムスターOK)
おすすめでないケージ
4~5はおすすめではないケージです。
- 金網タイプ:2000~3000円(ゴールデンハムスターOK)
- ハムスターハウス:3000~5000円
まとめ
今回は、色々なハムスターのケージのメリットやデメリットと、
おすすめタイプをご紹介しましたが、
どのケージにするか決まりましたか?
ありがちな失敗としては、
「見た目の可愛さで金網タイプを選んだものの、
ハムスターがケガをしてしまった!」
というケースです。
重要な点は見た目ではなく、
ハムスターにとって安全で暮らしやすいかどうか、
という一点ではないでしょうか。
ハムスターの幸せは飼い主さんの幸せですよね!
一番いいと思われるケージを選んであげて下さいね♪
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