ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターとねずみの違いって?見た目だけじゃない!?

潰れて寝るノーマルジャンガリアンとスノーホワイト

ハムスターを飼っていると、周りから

「ハムスターってねずみでしょ?ねずみ飼ってるんだぁ」

なんて言われたことはありませんか?

「ねずみじゃないよ、ハムスターだよ!」

と訂正してみても、自分でも明確な違いがはっきりと分からず、
モヤモヤしてしまった…そんな経験は無いでしょうか。

そんなわけで今回は、ハムスターとねずみの違いについて
検証していきます!

実はルーツ(起源)は同じ

ハムスターもねずみも、大本は
「齧歯目 ネズミ亜科 ネズミ科」という共通のルーツを持ってるんです。

そこから、ねずみは「ネズミ亜科」、
ハムスターは「キヌゲネズミ亜科」
と分かれていくんですね。

「ネズミ亜科」は、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミなど…
いかにもねずみ!という種類を指し、

「キヌゲネズミ亜科」はいわゆるペットショップで売られているような、
ハムスター全般が当てはまります。

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ハムスターのルーツはねずみ

ルーツ(起源)からいうと、「ハムスターはねずみ」です。

いかにもねずみ!の種類に入っているハツカネズミですが、

見た目の可愛さなどで
ペットショップでも販売・購入出来る事があります。

ハムスターは野生で暮らしていた

そして、今ではペットのイメージが強いハムスターですが、
元々は野生でした!

野生のものが実験動物として日本にも輸入され、
いくつかの種類がペット用として普及していきました。

人の手が入らず、原種に近いままの種類が、
一般的にはねずみと呼ばれているようです。

余談ですが、今でもクロハラハムスター絶滅危惧種)という
野生のハムスターが現存しています。

 関連記事:クロハラハムスターってどんなハムスター?生態は?ペットで飼える?

ここが違う!ハムスターとねずみの違い

白いハツカネズミ

ハムスター好きな方でも、「ネズミはちょっと・・・」と
思う方はたくさんいます。

ハムスターとねずみ、ルーツは同じでも、
やはり違う部分はたくさんあります。

その例をいくつか挙げてみましょう!

身体はどう違う?

ねずみの特徴は、細くて長い尻尾。

ねずみの長い尻尾は、狭い場所や壁をよじ登る時に
バランスを取るために必要なもの。

対してハムスターの尻尾は短く、
毛に隠れてしまいほとんど見えません。

もともとは砂漠などの乾燥した地域に住み、
巣穴を掘って生活をしていたハムスター。

ねずみのように高い場所に登ったりする必要性がないので、
尻尾は短く退化したようです。

 関連記事:ハムスターのしっぽにはどんな意味・役割があるの?

また、野生のねずみが、どちらかというとスマートだったり、
筋肉がしっかり付いているの
に対して、

ハムスターはずんぐりむっくりな感じ…。

ペットとして飼われてゆくうちに、
身の危険などをあまり感じなくなったせいかも知れませんね。

頬袋がある?ない?

ハムスターには、食べ物や巣材などを詰め込める頬袋がありますが、
ほとんどのねずみは頬袋がありません。

ハムスターという名前は、「買いだめする、貯蔵する」という意味の
「hamstern」から来ているという説もあります。

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毛の色は?

ねずみは主に茶色やグレー、白などの
単色の毛色の個体が多いのですが、

ハムスターはブチ模様やハチワレ、背中に線が入ったように見えるものなど、
バリエーションに富んでいます。

毛色も、ゴールデンハムスターのようなオレンジ系など、
ねずみにはないようなカラフルな種類も!

イエロージャンガリアンという、黄色の毛色もいます!

生活スタイルはどう違う?

ねずみは、私達が目にする時は一匹の場合が多いですが、
実は集団で生活しています。

一つの集団ごとに縄張りを作る習性があるんですよ!

対して、ハムスターは単独での縄張りを持ちます。

多頭飼いをするとそれぞれの縄張りを守ろうとして、
時には命を落としてしまうほどの噛み合いをする事も…。

「ハムスターは複数飼いに向かない」と言われる由縁ですね。

そのため、兄弟のハムスターだとしても、
必ず別々のゲージで飼うようにしましょう!

ネズミといえば、菌だらけ?

ドブネズミなどの野生のねずみは、
強い病原菌を持っていると言われています。

ドブネズミなどは、その名前の通り下水管やゴミ捨て場など、

不衛生な場所をを生活圏にするために、
強い病原菌を持っている場合がほとんどです。

私の家族も、以前家に入り込んだねずみを捕まえた時に
指を噛まれてしまい、指が腫れ高熱が出て大変な事になりました。

幸いその程度で済みましたが、
中には命に関わってしまう場合もあるようです。

もしも噛まれてしまったら、
早急に病院で診てもらって下さいね!

ハムスターに噛まれたら危険?

ペットとして普及・飼育されているハムスターは
危険な菌は持っていません。

ハムスターに限らず、
ペットに触る前後は念のために手を洗うべきですが、

ネズミのように「菌が危険すぎて触れない」、
というレベルではありませんので、安心してくださいね。

ただ、人の体質によっては
ショック反応(アナフィラキシーショック)などを
起こしてしまう場合があるので、

ハムスターに噛まれて体調の変化を感じたら、
すぐに病院で適切な処置を行ってもらうのが良いでしょう。

ちなみに、アナフィラキシーショックはアレルギー反応の一種なので、
病原菌ではありません。

まとめ

今回は、ハムスターとねずみの違いについて紹介しましたが、
いかがでしたか?

こうして改めて見てみると、案外違う部分があるものですよね。

以下は今回のまとめです!

■ハムスターとねずみの違い

  • ハムスターは、分類上はねずみである
  • ねずみは尻尾が長いが、ハムスターは短い
  • ハムスターと違い、ほとんどのねずみは頬袋を持たない
  • ねずみは集団で生活をするが、ハムスターは単独での過ごし方を好む
  • ねずみは単色の毛色が多いが、ハムスターは模様や毛色の種類も様々
  • 野生のねずみ(ドブネズミなど)は、病原菌を持っており危険であるが、
    ペットのハムスターはそのような危険な菌は持っていない

似たように見えても、異なる生態を持つ二種類の「ねずみ」。

ペットショップなどでは、ハツカネズミパンダマウスなど、
尻尾が長いペット用のねずみが売られていることもあります。

ハムスターとねずみを見比べて、
違いを探してみるのも楽しいかもしれません!

ドブネズミは容姿も危険度もさすがにキツイですが、
ハムスター好きの延長線上として、

ハツカネズミやパンダマウスのようなねずみもカワイイ!
思うようになる人もいますよ♪

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