ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターが怒る時の理由って?どんな行動を取るの?

ハムスターが怒る時

身体が小さいハムスターですが、命ある立派な動物。

もちろん、感情はちゃんとあるんですよ。

その中でも「怒る」という感情は
飼い主にとって、特に気になりますよね。

ハムスターはどういう時に怒り、どんな行動を取るのか?

今回はそんな疑問についてご紹介します!

どんな時に怒る?

ハムスターはどんな時に怒るのでしょうか?

それはハムスターの気持ちになって考えてみると、
おのずと見えてきます。

これはハムスターならでは、のお話ですが、

小さい身体ゆえに自然界では狙われやすい存在で、
危険を感じると「怖い!」と思い、それが怒りに繋がるのです。

過度のストレスを与えられるだけでなく、
嫌なことを彼らはずっと覚えています

今回は、ハムスターが怒らせてしまう例を6つあげました。
これらの行動には気をつけましょう。

  1. 大切な時間の干渉
  2. 強く掴まれる
  3. 急所のお腹を触られる
  4. 上から、もしくは背後から触られる
  5. 正面から強く風を吹きつけられる

では1つずつ、詳しく見ていきましょう。

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1、大切な時間や場所の干渉

ハムスターは静かな場所を好み、
活動する夜以外の殆どの時間を寝て過ごしています。

ご飯を食べたり、ゆっくり毛づくろいするのが
リラックスできる時間なんですね。

例えばそんな大切な時間に無理に触られたり、
好物を取り上げられたり、

ずっとケージの外から視線を感じたら、
あなたはどう思うでしょう?

「何するんだよ!」、「こっち見んなよ!」

そう思い、不快に感じますよね。
それはハムスターも同じことなんです。

お迎え直後のハムスターは特に敏感で、
威嚇の鳴き声をあげることもあります。

この場合、巣箱周辺に手を出すと怒ります。

ハムスターの生活に飼い主が干渉する場合は、
必ず環境に慣れてからにしましょう。

2、強く掴まれる

環境や飼い主に慣れてきたハムスターなら、

上から掴まれても、逃げようとすることはあっても、
噛みつくことはありません。

それでも、つねるように強く掴んだりしてしまうと、
鳴き声をあげて噛みつこうとします。

怒る理由は、言うまでもなく、
「痛いよ!」、「離してよ!」です。

強く掴まなくても、長い間(30秒以上)掴みっぱなし
逃げようとしているのをいつまでも離さない、などすると

やはり怒って噛みつこうとします。

3、急所のお腹を触られる

ハムスターの仰向け、お腹はとてもラブリーなので、
何とか仰向けの形を作って触りたくなるものです。

でも、ハムスターにとってお腹は弱点なので、
普通は仰向けになること、お腹に触られることは嫌がります

嫌がっているのにしつこく強要すると、
怒って噛みつくことがあります。

4、上から、もしくは背後から触られる

自然界で被捕食者であるハムスターは、
死角からの気配にはとても敏感です。

人に慣れているハムスターは、
背後から触っても反応をしないこともありますが、

個体差によって、どんなに慣れていても嫌がる子はいます。

これもやはり、しつこくすると怒って
噛みつこうとします。

特に、お迎え直後はどの子も過敏に反応してしまうので、
くれぐれも気を付けましょう。

5、正面から強く風を吹きつけられる

ハムスターは基本的に、風に当たるのが苦手な生き物です。

扇風機を直接当て続けるなどすると、
ストレスになります。

扇風機の場合は、
間近でもなければ怒るほどではありませんが、

ありがちなのは、飼い主が息を吹きかけるというケースですね。

環境や人に慣れたハムスターなら嫌がる程度で済みますが、
まだ慣れてないハムスターにこれをやると激怒します。

そんな時にハムスターが感じるストレスは最大レベルなので、
いたずらしないようにしましょう!

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怒るとどんな行動を取る?

では怒るとどんな行動を取るのでしょうか?

もしこんな行動を取ったら、
その時は何もせず、そっとしておきましょう。

構おうとすると、噛まれる可能性があります!

自分の身体を大きく見せようと…

2本足で立ち、全身の毛を逆立てます。

これは自分の身体を大きく見せようとしているため。
「自分は強いんだぞ!」と相手を威嚇しているのです。

口を大きく開けてジージー鳴く

ハムスターは基本的に無表情なのですが、
威嚇する時の表情だけはなかなか迫力があります。

「ジジジッ!」と鳴くことも。

鳴き声にしても表情にしても、ハムスターの知識がない人でも
「かなり怒っている」ということが一目で分かるほどです。

最後の手段!

威嚇するハムスター

興奮が高まると仰向けになり、
足をジタバタさせて「ギーギー!(ジージー)」と鳴きます。

急所のお腹を見せつつも、
いつでも噛む準備が出来ている状態です。

「降参だけど近づいたら攻撃してやるぞ!」
ハムスターは思っているんです。

 関連記事:ハムスターが威嚇するのはどんな時?臭いニオイがする理由は?

我が家ではこんな怒り方も

我が家ではオスのジャンガリアンを飼っているのですが、
飼い主だからこそ分かるエピソードがあります。

夕食で鉄板焼きをする時があるんですが、
焼き野菜のひとつとしてカボチャを用意するんです。

調理時にはいつもハムスター用に小さく切り、
レンジでチンして与える。これが恒例になっています。

焼いている間は換気扇を強く回すのですが、
それでも多少の匂いは残ってしまいます。

彼は鉄板焼き独特のにおいを覚えたらしく、
焼き始めると巣箱から陶器のハウスに移動し、

そこから顔を出して「ジーっ」としているんですね。

チンしておいたカボチャが冷めていれば
その時に与えるのですが、

待ちわびたように黙々と食べ始め、
食べ終えると満足げに帰っていきます。

ですがある日、カボチャを買い忘れてしまったんです。

「しまった!」と思いつつ、今日は我慢してもらおう
そのまま夕飯の準備を始めました。

準備を終え、いつものように鉄板焼きをしていると
いつの間にか彼が陶器のハウスに移動していました。

彼は今日も待っています。

ですがいつまで経ってもカボチャは出てきません。
買い忘れたことを彼は知りません。

やがてジュージューと聞こえていた音は止み、
匂いもおさまってきました。

「まさかまだ待ってないよな…?」と
おそるおそるケージの中を覗いてみると

待っていました。そして、彼は怒っていました。

陶器のハウスの中で真正面を向いて座り、
目を釣り上げ微動だにしていませんでした。

眠たい時と似た表情ですが、
長年彼を見てきた私と家族には分かります。

「あ、凄く楽しみにしていたんだな…」と。

参考動画

怒っている動画なので、もちろん悪い例です。
くれぐれも真似はしないように・・・!

直接風を当てる(息を吹きかける)

これは有名な動画ですね。

息を吹きかけられて怒っています。

お迎え直後のちょっかい

飼い主が餌をあげているのに怒っていますね。

「お迎え三日目」
アップロード主のコメントに書いてあります。

このように、まだ環境に慣れていない状態は敏感なので、
巣箱に物や手を近づけるとジージー怒ることが多いです。

怒らせる状況を作らない!

今回はハムスターがどんな時に怒り、
その時どんな行動を取るのか、についてご紹介しました。

まとめると、

  • 怒るのは不快を感じた、怖い思いをした時
  • 嫌がっているのにしつこくすると、怒りに変わる(噛みつく)
  • 自分の身体を大きく見せようとしたり、鳴いて威嚇することで怒りを表す

飼い主のちょっとした気遣いで、
怒らせるという状況は未然に防ぐことができます。

怒らせたところでお互いにメリットは生まれません。

お互いが穏やかに過ごせるよう、
飼い主ができることを考えていきましょう!

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