ハムスターは旅行中、何日までお留守番できる?注意点は?
ハムスターを飼っていても、旅行に行きたい人もいれば、
帰省で家を空けなければならない人もいますね。
しかし、完全に無人になる家で
ハムスターが留守番することはできるのでしょうか?
今回は、ハムスターのお留守番について考えていきましょう。
目次
1.ズバリ、留守番はできるのか?
ハムスターは、餌をあげたりケージの掃除をしたり、
基本的には毎日お世話が必要です。
それでも、条件によっては2~3日の間であれば
留守番させることができます。
留守番させる際には、
- 給水ボトルの水は新しいものをたっぷりと
- 餌は不在日数よりも少し多め
に与えて出かけましょう。
因みに、留守番が可能なのはハムスターが健康である場合です。
高齢であったり、病気のハムスターは、
リスクが高いので控えて下さいね。
2.留守番させる際の注意
留守番が可能だからと言って、
普段と同じ状態で置いて行っていいわけではありません。
時には命に関わることがあります。
大切な愛ハムの命を守るため、
しっかりと環境条件を整えておかなければなりません。
留守番時の餌に生ものは不要
栄養バランスを考えて、固形フードに加えて
野菜を与えている飼い主さんは多いと思います。
もちろんハムスターの健全な成長に必要なことですが、
留守番の時は例外と考えてください。
野菜などの生ものは腐りやすく、
2,3日でも放置すると腐敗が進み、
それを食べたハムスターが
おなかを壊したり、ケージ内が汚れたりして、
環境悪化を招きます。
固形のフードであれば腐らず、
ハムスターにとってそんなにおいしいものでもないので、
多めに入れておいても食べすぎるということもありません。
関連記事:ハムスターの餌のおすすめはコレ!【ペレット・主食編】
夏冬の気温対策は万全に!
ハムスターにとって最も怖いのは、暑さ・寒さです。
時には熱中症や低体温症で命を落とすこともあります。
夏の閉め切った家の中は温度湿度共に高くなり、
ハムスターにとっては地獄のような環境になります。
冬も暖房のない部屋では、ハムスターは体温の調節ができず、
疑似冬眠と呼ばれる状態になることがあります。
気づかずに放っておくとそのまま死んでしまう恐ろしい状態です。
ハムスター飼育の適温は20~25℃ですから、
夏冬はエアコンで室温を適温に保つようにします。
電気代はかさみますが、生き物の命を預かった以上、
その責任は全うしましょう。
寒さ対策にはペットヒーターも役立ちます。
留守番時だけでなく普段から使えますから、
寒い季節になる前に、準備しておくと安心です。
しかしこれは、どうしても
置いて出かけなければならない場合です。
できれば、真夏・真冬はハムスターの留守番は避けた方が無難です。
春秋も安心できません!
春秋は「暑くも寒くもない快適な季節だから安心♪」
と思いがちですが、油断は禁物です。
春秋でも、急激に気温が上がったり下がったりすることがあります。
梅雨時の湿度が高い状態もハムスターは嫌います。
出かける前に天気予報をチェックして、
急激な気候の変化がないかを確認しておくべきでしょう。
いざという時頼める人、いますか?
しっかりした対策をとり、「これで大丈夫!」と思っても、
不測の事態というのは起こるものです。
出先から急に帰れなくなったり、
停電でエアコンが使えなくなったり、
ということも考えられます。
そういった緊急事態の時に、
お世話を頼める人を見つけておいた方が安心です。
3.留守番以外の方法も
- 4日以上家を空けなければならない
- ハムスターが高齢・病気で留守番させられない
- 真夏・真冬で置いていくのが不安
上記の場合は留守番以外の方法を考えなければなりませんが、
どういった方法があるでしょうか?
知り合いに預ける
無人になる家にハムスターを残しておけないなら、
お世話を頼める知り合いに預かってもらいましょう。
お世話の内容は細かく伝え、
できればメモにまとめて預け先に渡すとお互いに安心です。
便利な現代では携帯電話がありますから、
何か分からないことがあれば
気軽に連絡できるというのも大きいですね。
普段飼っているケージのままで預けると環境の変化が少ないので、
ハムスターへの負担も少なくて済みますね。
ペットホテルに預ける
ハムスターを預かってくれるところは多くありませんが、
ペットホテルを探してみるのもいいでしょう。
預ける際は、どんな環境なのかを確認しておくと、
より安心できます。
また、ペットを預かってくれる動物病院もありますので、
病気や薬を飲んでいる子は検討しましょう。
- かかりつけのみ
- 健康診断とセットで
など条件つきの場合もあるので、病院に確認が必要です。
4.まとめ:なによりもハムスターのことを一番に考えて!
以上、ハムスターの留守番について見てきました。
参考になりましたか?
では、今回のまとめです。
- 2~3日なら条件つきで大丈夫!
- 水は新しいものをたっぷり
- 餌は不在日数よりも少し多めに
- 高齢・病気のハムスターは不可
■留守番の注意点は?
- 餌は固形フードのみ、野菜などはNG!
- 暑さ寒さには万全の対策を!
- アクシデント時に頼める人を探しておく
■ほかの方法も検討しよう!
- 知り合いに預ける
- ペットホテルに預ける
ハムスターの留守番は、時に命に関わるものです。
自力では逃げ出せないハムスターは、
置かれた環境で過ごすしかありません。
命を預かっているということを肝に銘じて、
しっかり環境を整えてから出かけましょう!
愛ハムを置いて出かけるのは心苦しいですが、
仕方のない事情がある方もいるかと思います。
そんなときは、せめて、
ハムスターに一番負担のない方法をとれるといいですね♪
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