ハムスターの目が赤くなってるのは内出血？原因は？
ハムスターのチャームポイントでもある
ぱっちりとしたクリクリのかわいい目。
しかしその目にゴミや細菌などが入り込み、
病気を引き起こしてしまう事もあります。
いろんな症状の中でも
どう対処すれば良いのか悩むのが目の充血です。
目が飛び出していたり明らかに腫れていたりすれば、
迷わず病院へ連れて行くでしょう。
しかし「充血くらいなら放置していても大丈夫かな……？」
と考えてしまう方もいると思います。
人間なら適当に目薬を差したり放置する事が多い目の充血。
ハムスターにとって目の充血は何を意味するのでしょうか？
今回はハムスターの目の充血について紹介します。
目次
ハムスターの目に関する3つの病気
目に異常が出る病気はいくつかありますが、
その中でも特に多い症状を3つ見てみましょう。
１、白内障
ハムスターの真っ黒な瞳に現れる白い濁り。
この症状は白内障の可能性があります。
充血とは真逆の色でさまざまな原因が考えられますが、
一番の原因は老齢性のものが多いです。
ただ、ハムスターは元々視力の弱い動物ですので、
少し視力が衰えても特に生活で問題はありません。
２、マイボーム腺腫
目の周りがボコッと腫れてしまう症状の場合は
マイボーム腺腫（せんしゅ）の可能性を疑いましょう。
人間でいう所の「ものもらい」のようなものができ、
目の周りが少し赤くなったりもする事があります。
これは眼瞼の内側のマイボーム腺が
炎症を起こしたりして詰まってしまい、
腫瘤（しゅりゅう）となってしまう事が原因です。
分泌腺が貯留しているだけの場合は
そのまま生活していても問題はありませんが、
治療するには病院でマイボーム腺腫を
つぶしたり切除したりする必要があります。
３、結膜炎
目が充血する症状が一番当てはまるのが結膜炎です。
私たち人間にとっても珍しい病気ではないですね。
自然に治る事もありますが他の疾患を招く恐れもあるので、
出来るかぎり病院へ連れて行くようにしましょう。
抗生剤の点眼薬や飲み薬を服用する事で、
早期に症状を改善する事ができます。
結膜炎になる原因
いろいろな原因が考えられる結膜炎ですが、
特に原因となりうる物をいくつかあげていきます。
爪で眼球を傷つける
ハムスターは毎日丁寧に毛づくろいをしています。
もちろん顔もしっかり毛づくろいする訳ですが、
その際に爪で眼球を気づ付けてしまう事があります。
爪の伸びすぎには注意して、あまり伸びすぎている場合は
病院やペットショップでカットしてもらいましょう。
不衛生な環境での細菌性感染
爪で眼球を気づ付けていなくても
汚れたままのトイレなどで毛づくろいをしてしまうと
細菌性の感染で炎症を起こしてしまいます。
同じように巣でも毛づくろいはよくするので
巣の中も不衛生だと結膜炎のリスクが高くなる事に。
トイレは毎日、巣は週に一度程度、
定期的に掃除して清潔を保ってください。
床材が原因の場合
ウッドチップを使っている方はご存知だと思いますが
商品の中に硬くてとがったものがよく入っています。
これを取り除いておかないと目を傷つけて
それが悪化し結膜炎になってしまう事も……
ウッドチップの床材を使う時は
そのような危険な物を取り除いて使うようにしましょう。
今お使いの床材の在庫が切れ次第、
別の物に変えてみるのも良いですね。
ケンカによる怪我
ハムスターはロボロフスキーを除き、
基本的に多頭飼い出来ない動物です。
一緒に飼育するとケンカをしてしまい
結膜炎はもちろん、様々な怪我の原因になってしまう事も。
ハムスターを飼育する時は
1つのケースに1匹づつ入れて飼育しましょう。
まとめ
今回は、ハムスターの目の充血、特に結膜炎について
ご紹介しました。
それでは最後にまとめていきます！
■目に関する病気で多いのは？
- 白内障
- マイボーム腺腫
- 結膜炎（充血する病状に最も当てはまる）
■結膜炎になる原因
- 爪で目を傷つける
- 不衛生な環境
- とがった床材
- ハムスターのケンカ
■対処法
- 爪の伸びすぎは病院などでカット
- トイレを中心に掃除をこまめに行う
- とがった危険な床材は除去
- 多頭飼いはしない
目の充血で可能性の高い結膜炎は、
手術ではなく目薬や飲み薬で治る病気です。
自然治癒する事もありますが、
ハムスターの負担になる様な治療ではないので、
出来るかぎり病院へ連れて行ってあげてくださいね♪
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