ハムスターに栗やドングリを与えても大丈夫?注意点は?
秋になるとよくスーパーなどで見かける栗。
「栗ひろいに行ってたくさん余っているからハムスターにも…。」
と与えたことがある方もいらっしゃるでしょう。
でも、
「どうやって与えたらいいのか、実はよく分かってない…。」
「そもそも与えても大丈夫なの?ドングリは?」
と考えたことはありませんか?
そこで今回は、栗の与え方についてまとめていきます!
目次
栗は与えてOK?
栗はハムスターに与えても良い食べ物のひとつです。
(※ドングリや甘栗については後述します)
ですが、やはり注意する点がありますので、
1つずつみていきましょう。
栗の与える部位は?
栗の実、つまり私たちが普段食べる部分は
ハムスターに与えて大丈夫です。
しかし、栗の渋皮、そして実の中にある発芽部分は
与えてはいけません。
また、当然ですが、栗の固い皮は
取り除いて与えるようにしてください。
どうして渋皮を与えてはいけないの?
渋皮と発芽部分にはタンニンという成分が含まれています。
このタンニンが渋い味の元となります。
そして、タンニンが何なのかというお話ですが、
実はこのサイトのハムスターと柿についての記事で既にお話しています。
詳しく知りたい方はこちらのページからご覧になってください。
→ ハムスターに柿を与えても大丈夫?種や皮は?
なので、ここでは簡単にご説明すると、
タンニンが含まれる栗や柿を与えてはいけない理由は、
それがハムスターにとって絶大な刺激となるからなのです。
栗の与え方と量は?
栗は茹でてから与えましょう。
そして外の皮とタンニンが含まれている渋皮と発芽部分を取り除き、
虫食いなどがないかチェックして与えて下さい。
これらの作業はとても重要なので、よく覚えておいてくださいね。
また、味付けをしないようにすることも大切です。
与える量ですが、多くとも栗一粒も与えれば十分です。
頻度としては、毎日与えるのではなく、
週に一回など少ない頻度にしましょう。
そして、他のおやつやひまわりの種などの兼ね合いも大切です。
おやつは、ハムスターにとって多すぎない量を心がけましょう。
また、食べ残しは遅くても次の日には回収して下さい。
野生の栗は平気?
野生で摂ってきた栗ですと、虫食いであったり、
鳥などによってウイルスが栗についてしまっている可能性もあります。
与えるのは控えた方がいいでしょう。
どんぐりは?
どんぐりは先ほどご紹介したタンニンの問題がありますので、
基本的にダメです!
タンニンが含まれていない種類のどんぐりもありますが、
上記の野性の栗の問題もありますし、
他にも問題の成分が含まれている可能性があるので、
やはり与えない方が良いでしょう。
人間用の甘栗は与えてもいいの?
人間用として販売されている甘栗は
与えないようにしましょう。
というのも、既製品の甘栗は
私たち人間が好む味付けになっています。
きっと与えたら喜んで食べるのでしょうが、
ハムスターにとっては糖質の摂りすぎです。
「一粒だけならいいだろう。」と与えてしまうと、
それによってハムスターが太ってしまったり、
今まで主食として与えていたペレットや他のおやつを
一切食べなくなってしまうという可能性もあります。
ハムスターはグルメです。
飽きてしまったり、他においしいものを知ってしまうと
それしか食べなくなるというケースも少なくありません。
関連記事:ハムスターがキャベツしか食べなくなった!?原因と対策は?
そうすると、ハムスターの健康に大きく関わってきますので、
おやつの与え方には十分、注意するようにしたいですね。
まとめ
今回はハムスターの栗の与え方や注意点について
ご紹介しましたが、いかがでしたか?
以下は今回のまとめです。
- 栗は皮、渋皮、発芽部分は与えない
- 味付けはせず、茹でるだけ
- 与える量は多くとも一粒まで、頻度は週1回程度
- 野生の栗やドングリ、人間用の甘栗は与えない(与えられるのは市販の生栗のみ)
私たちが普段よく目にする栗は、
ほとんどが甘栗なので、気を付けましょう。
ハムスターに与えるのに適しているのは、
市販のいわゆる「生栗」です。
ハムスターの大好きなおやつ。
飼い主さんがしっかりと管理してあげることが大切です。
栗を与える際の疑問が解決できたらうれしいです!
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