ハムスターにミルワームは必要?適量は?代わりになるものはある?
「ハムスターの栄養のためにミルワームは必要なのかな?」
「でも、ミルワームは見た目がアレだし、どうやって管理するの?」
など、戸惑う人もいますよね。
けど、ハムスターが喜ぶなら頑張れる人のために、
ミルワームの必要性や適量をご紹介します!
また、ミルワームを食べてくれない or 虫が苦手な飼い主さんのために、
代用品についてもご紹介します♪
目次
ハムスターにミルワームは必要?
必要です!
正確に言えば、タンパク質が必要です。
そして、ミルワームはそのタンパク質が豊富!
だから、タンパク質の効率良い摂取のためといえば、
ミルワームが一番に候補にあがるのですね。
タンパク質は重要!
ハムスターは見た目のふわふわとした様子から、
肉をガツガツと食べる肉食動物のようなイメージはありませんよね。
かと言って草食動物なわけでもなく、
雑食動物に分類されます。
草食動物では無い以上、
可愛いハムスターでも健康を維持していくのには、
やはりタンパク質が必要になってくるのです。
タンパク質不足すると
ハムスターはタンパク質が不足すると、
脱毛や成長不良を引き起こします。
また、本能的にたんぱく質不足を補充しようと、
複数飼いや子育て中なら共食いや子食い、
飼い主の手にかじりつく原因にもなります。
顕著に現れるのは成長期や発情期・繁殖期など、
多くの生体エネルギーが使われる時期です。
この時期には普段以上にたんぱく質を欲するので、
多めに与えてあげる必要があります。
その際に高タンパクのミルワームが役立つのです。
ミルワームって何?
ミルワームはハムスターと同じ穀物類を食べる生き物
(ゴミムシダマシ科の甲虫の幼虫)であり、
栄養価としては高タンパクなのが最大の特徴です。
さらに、その食生活がハムスターと同じなので、
ミルワームの体内にとどまっている物も
ハムスターには吸収しやすく、体への負担も小さいです。
その吸収のしやすさは、病気で弱っているハムスターや
高齢のハムスターにとっても有効です!
与える適量は?
- ゴールデンやキンクマなどの大型ハムスター:
3日に1回3~4匹程度 - その他のハムスター:
3日に1回1~2匹程度
品種だけでなく、個体差にもよりますので、
あくまでも目安として参考にしていただければと思います。
与えすぎに注意!
ハムスターあくまで雑食であり、昆虫食ではないので、
ミルワームを主食並に与えて良いわけではありません。
また、ミルワームはたんぱく質が豊富ではありますが、
リンとカルシウムのバランスが取れていないという面も持っています。
骨はリンとカルシウムの結合によって作られるので
リンも必要な栄養素ではあります。
ですが、リンの摂取が過剰な場合になると、
逆にカルシウムの吸収を妨害します。
するとハムスター自体がカルシウム不足になりますし、
合わせてリンの取りすぎによるクル病になることもあります。
クル病とは、骨が十分に硬くなれず、骨に柔らかい組織が増えるので、
すぐに折れることが病状としてあげられています。
カルシウム不足にせよ、クル病にせよ、
骨に影響が出てハムスターは苦しいことになってしまいます。
なので、ハムスターが喜んで食べていても
与える量は守ってあげましょう!
ミルワームの管理
ミルワームは生き物なので、
管理の仕方も気になりますよね。
ここではミルワームの管理について、
簡単にご紹介しておきます!
必要分以外は冷蔵庫へ
ミルワームは大体、冷蔵状態で販売されています。
常温状態にしておくと1~2週間で成虫となるので、
あえて冷蔵状態に置いておき、発育を遅らせ、
幼虫のまま長持ちするようにしているのです。
購入後も同じく幼虫の状態を保ちたければ、
必要数以外は冷蔵するようにしましょう!
ミルワームの床材
購入後は新しいご飯として、床材を入れ替えます。
ミルワームの床材にはパン粉を使用しましょう。
それに加え、栄養状態の良いミルワームにするために、
ハムスターの食べ残しの餌も入れるといいでしょう。
また、先ほどご紹介したミルワームの問題点である
リンとカルシウムのバランスを整えるために、
小松菜や煮干し、またはカルシウムの粉末など、
カルシウムを多く含むものを入れて摂取させます。
また、生野菜は水分を多く含むので常温で放置すると
容器内にダニの繁殖が見られる場合があるので、
生野菜を入れる場合には腐る前に取り出しましょう。
■ミルワームの管理についてもっと詳しく知りたい方はコチラ!
⇒ ハムスターのミルワームの管理・飼育方法は?成虫もエサにできる?
ミルワームを食べない or 虫が苦手!
個体によって、ミルワームを食べない場合もあります。
そんな場合は無理に食べさせる必要はありません。
確かに吸収率は生のミルワームが秀でますが、
ハムスターが幸せじゃ無いと意味がありません。
そんな場合は固執せず、他の物で代用しましょう!
また、飼い主さんが
「虫が苦手でミルワームは無理!」という場合でも同様です。
ミルワームの代用
ささみを茹でたものや、ハムスター用として
市販されているタンパク質のお菓子で代用できます。
■タンパク質のお菓子の例
- ビーフ
- 煮干し
- チーズ
など
こちらは熱が加わっていたり加工されているので、
ミルワームに比べ吸収消化の率は低い場合もありますが、
逆に、品質を良好に保持しやすい面においては、
ハムスターの健康に貢献してくれます。
そして、何といってもミルワームに比べると
管理がとてもラクです!
虫嫌いな人でも安心ですね♪
こちらは私がミルワームを与えてない頃に
代用として実際に与えたものですが、
与えた後は、それまで見られた攻撃性が落ち着きましたよ!
関連記事:ハムスターにささみをあげても良いの?正しい与え方はコレ!
まとめ
今回は、ハムスターにとってのミルワームの必要性や適量、
代用品についてご紹介しました。
以下はまとめです!
■ミルワームは必要?
ハムスターにはタンパク質が必須!
↓
ミルワームはタンパク質の宝庫
↓
ハムスターにミルワームは必要!!
■与える上での注意点
- 栄養バランスのために頻度や量は守る!
■ミルワームの飼育・管理の注意点
- 必要数以外は冷蔵保存
- カルシウムを摂取させる
- 床材の生野菜は腐る前に撤去する
■ミルワームの代用品
- 茹でたささみ
- 市販されているハムスター用のタンパク質のお菓子
(ビーフ、煮干し、チーズなど)
十分な栄養素が配合されたペレットを食べさせていれば、
「ミルワームなどのタンパク質を与えなければ死んでしまう!」
というわけではありません。
ですが、少しでもハムスターが精神・身体的に
健康に過ごしてもらいたければ、
しっかりタンパク質を与えた方が望ましいと言えるでしょう。
ミルワームか、今回ご紹介した代用のタンパク質を、
ぜひ愛ハムに与えていただきたいと思います!
■こちらも参考にしてみてください!
⇒ ハムスターにタンパク質を与えたい場合のエサは?
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