ハムスターが水を飲まない!原因は?病気の可能性はある?
飼っているハムスターが急に水を飲まなくなってしまったら、
心配ですよね!
でも…そのような行動には、必ず理由があるんです。
ハムスターは人の言葉を話しませんが、
私達人間が注意深く見守る事で、その原因が分かる場合も!
今回は、ハムスターが水を飲まなくなってしまう原因を
いくつかご紹介します!
目次
ハムスターが水を飲まない原因とは?
病気を除くと、以下の原因が考えられます。
- お迎えしたばかりで、怖がっている
- 水の飲み方がわからない
- 野菜や果物を多めに与えている
では、1つずつもう少し詳しく見てみましょう!
1、お迎えしたばかりで、怖がっている
ペットショップなどから迎え入れたばかりで
ハムスターが新しい環境に馴染めておらず、
まだ自分のペースで餌を食べたり水を飲む事が出来ていないパターン。
巣箱から出て来ない!
上記のような場合は、なかなか巣箱から出て来ません。
でも…心配だからといって、
しょっちゅう巣箱を覗き込んだりするのは逆効果!
余計にハムスターが怯えてしまいますよ~!
きれいな水と餌を与え、
あまり構わずに、時おり遠くからそっと様子を見ましょう。
関連記事:ハムスターが家(巣箱)から出てこない・入らない理由と対策
少量でも、食べたり飲んだりしているか
新しい環境に慣れて来れば、人が起きている時間帯でも
少しづつ巣箱から出て来るようになります。
ハムスターは夜行性なので、夜の内に
少しでも餌を食べたり水を飲んでいるようなら、あまり心配はいりません。
2、水の飲み方がわからない!
水が近くに用意されていても、
水の飲みが分からないという場合があります。
給水ボトルの仕様が違う
ペットショップなどで使っていた給水ボトルと
違うタイプのものを使っている場合、
ハムスターが水の飲み方が分からずにいる事が…!
そのような時は、なるべくペットショップと同じ状態で
水を飲めるようにしてあげましょう。
ハムスターにとって慣れた給水器を使う事で、
水を飲めるようになる事が多いですよ。
給水ボトルに感心を示さないようなら、
指の先に水をつけて給水ボトルに誘導するのも効果的!
給水ボトルのサイズが合っていない
小さなジャンガリアンハムスターに、
うさぎ用等の給水ボトルを使用している場合です。
給水ボトルの先に金属のボールが入っているタイプは、
動物の舌でそのボールを押す事で水が出る仕組みになっています。
ハムスターのサイズに対して給水ボトルが大きいと…
そのボールを舌で上手く押せず、水が飲めないのです!
「サイズが合っていないな」と思ったら、
すぐに適切なサイズの給水ボトルと交換してあげましょう!
関連記事:ハムスターの水飲みはお皿じゃダメ?給水ボトルのおすすめは?
3、野菜や果物を多めに与えている
野菜や果物を、喜ぶからとたくさん与えていませんか?
野菜や果物からの水分で足りてしまっている
食欲もあり元気、でも水はあまり飲まない場合は、
もしかしたら餌やおやつに原因があるのかも!
レタスやキュウリなどの水分が多く含まれている野菜や果物を、
主食の他に与えすぎていませんか?
人間にとって少量でも、体の小さなハムスターには
1日に必要な水分量を、それらで満たしてしまっている可能性があります。
野菜や果物だけで水分を摂る事は、
主食のペレットを食べなくなってしまったり、
下痢になってしまう事にも繋がるので、危険なんですよ~!
関連記事:ハムスターへの野菜の正しい与え方とは?適量や頻度は?
おやつの種類を変える
人間と同じく、新鮮な野菜や果物はハムスターにとっても
大事な栄養素でもありますし、楽しみのひとつ♪
完全にやめる必要はありませんが、野菜や果物の量や回数を減らして、
ドライコーンなどの他のおやつを取り入れてみましょう。
「水分量が足りてない!」とハムスターの体が判断したら、
ちゃんと水を飲むようになりますよ。
病気のサイン…!?
飼っているハムスターが1歳以上で、
これまでは普通に水を飲んでいたのが、最近急に飲まなくなってきた…。
それってもしかして、病気のサインかも!?
水を飲む量が減って、動きも鈍くなってきた
ハムスターの平均寿命は約2年から3年ほど。
1歳半を過ぎた頃から、
ハムスターは少しづつ高齢の域に入り始めます。
「食欲が落ちて来たり、回し車で遊ぶ時間が減って来た…」
そんな事も出て来るかも知れません。
そのうち全く飲まなくなってしまった
そんな時は、腹水が溜まっているのかも!
高齢~高齢に差し掛かったハムスターに現れやすい症状のひとつです。
腹水が溜まると動きが鈍くなり、そのうち全く動かなくなります。
命にも関わりますので、そのような症状が現れたら、
様子を見たりはせずに速やかに病院へ連れて行きましょう!
おかしいな?と思ったら、自己判断はNG!
腹水に限らず、他の病気や見つかりにくいケガなどが
隠れている場合もあります。
私が昔飼っていたハムスターの話ですが…
お腹に腫瘍が出来ていたのを気付かないまま、
しばらく過ごしてしまいました。
後から思えば餌を食べる量も減って来ていましたが、
痩せたりはしていなかったので発見が遅れたのです。
水もほとんど飲めていなかったので、
少しずつ衰弱し始めていたのでしょう。
腫瘍がどんどん大きくなっていたのを、
「痩せて来たりはしていないから大丈夫」
「1歳半を過ぎているし、動きが鈍くなる事もあるんだろう」
そのように見誤ったのです。
その後間もなく、そのハムスターは息を引き取ってしまったのでした。
「あの時、ちゃんとハムスターの変化に気が付いていれば…!」
と、後悔してもしきれない気持ちになったものです。
「水を呑んでいないようだけど、まあ大丈夫だろう」
そのような自己判断は、
時にハムスターの命を奪ってしまう事にもなりかねないのです!
ハムスターは身体が小さい上にもともとの寿命も短く、
腫瘍もできやすいので、必ずしも手術することが正解とは限りませんが、
ハムスターの年齢や身体、腫瘍の状態など、
色んな要素をよく考えて後悔のないように決めてあげたいところです。
関連記事:ハムスターの腫瘍は手術と放置、どっちが良いの?手術時の費用は?
まとめ
今回は、水を飲まないハムスターの対処法や、
考えられる原因をいくつかご紹介しましたが、いかがでしたか?
以下はまとめになります!
- お迎えしたばかりで、怖がっている:
構いすぎず、そっとしておく事が大事。
夜、暗くて静かになった時に少しづつ巣箱から出て来て
飲んだり食べたりするようになればOK。 - 水の飲み方がわからない:
使い慣れた給水器やサイズの合ったものに交換。
指先に水を付けて、給水ボトルに誘導する方法も! - 野菜や果物を多めに与えている:
量を減らし、水を飲む必要性を作る。
■病気の可能性
- 高齢になると水を飲む量は減るが、全く飲まなくなり、
動きが鈍くなっている場合は腹水が溜まっている可能性アリ! - 腫瘍が確認できる場合は衰弱が早い場合もあるので、
早めに対処法を獣医さんと確認しておく - 「いつもと違う」と思ったら、自己判断はせずに速やかに病院へ!
体の小さなハムスターの時間は、
私達人間よりもはるかに早いスピードで流れています。
些細な変化であっても見逃さず、
ハムスターとの時間を大切に過ごして下さいね♪
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