ハムスターがフリーズする原因とは?どんな時に固まる?
ハムスターを飼っていて、
こんな光景を見た経験はありませんか?
「さっきまで元気に動いていたのに、
突然石のように硬直して、動かなくなった…!?」
この状態はフリーズと呼ばれていて、
声をかけても好物の食べ物を目の前にちらつかせても
全く反応しません。
ではなぜこのような状態になるのでしょうか?
その原因とフリーズした時の状況などについて、
詳しくご紹介していきます!
目次
フリーズの原因はコレ!
元気だったはずのハムスターが突然フリーズしていたら
誰でも驚いてしまいますよね。
ですが、原因がちゃんと解っていれば、
未然に防いだり、慌てずに済みます。
フリーズの原因は、極度に驚いた時や、何かに恐怖を感じた時。
野生ではハムスターはとても狙われやすい存在なので、
動きを止めることで風景に同化しようとしています。
臆病で神経質な子ほど、フリーズしやすいです。
大きな音を立てたり、いきなりケージを動かすなど
しないよう注意しましょう。
どんな状態をフリーズ状態と呼ぶの?
石のように硬直して、動かなくなることを
フリーズ状態と冒頭で述べましたが、
もう少し詳しくご紹介しましょう。
フリーズした時の状況はこんな様子です。
- 地に足をつけた状態、もしくは2本足で立った状態で
一点をじっと見つめている - 前足を片方だけ上げた状態で、一点をじっと見つめている
どちらも固まったまま動きませんが、
よく見ると耳と鼻を僅かに動かしています。
ハムスターは視覚が良くない分、聴覚と臭覚が発達しています。
そのため、匂いや音を感じることで
周りで何が起きているのかを理解しようとしているんですね。
そして前足を片方だけ上げた状態というのは、
何かあればすぐに逃げられる体勢をとっているのです。
目を開けたまま寝ていることも?
一方でこちらは番外編なのですが、
ハムスターによっては目を開けたまま寝る子もいます。
ただ寝ているだけであれば、気配や匂いを感じると
すぐに動き出すことが多いので、
フリーズした状態と似ていますが、
まったく違うことを知っておいてくださいね。
こんな時は気をつけて!
フリーズすること自体に問題はありませんが、
気をつけてほしいこともあります。
本来フリーズ状態になっても数分で戻ることが多いのですが、
あまりにその状態が長い時は病気や擬似冬眠の可能性が考えられます。
すぐに病院へ受診しましょう。
散歩のスタートはいつもフリーズから
我が家で飼っているジャンガリアンは気が強い反面、
臆病で慎重な性格の持ち主。
毎日の散歩タイムは必ずフリーズから始まります。
ケージの決まった場所をペロペロと舐めながら
「出たい!」アピールをするのが合図で、
扉を開けてやると自らよじ登って外に出ます。
ですが、自分から出たいとアピールした割りには、
ピタッと止まったまま数秒動きません。
目の前で見守っている私は音を立てず
静かに見守っているので、
危険はないかと周りを警戒しているのでしょう。
数秒後、安全を確認できた後は何事もなく歩き出し、
軽快に散歩コースを駆け回っています。
すっかり習慣となった散歩とはいえ、
「彼らの習性がなくなることはないんだなあ」と思いますし、
それだけ野生の中では、
弱い立場であると感じさせられる瞬間でもあります。
参考動画
前足を上げた状態で結構長いこと固まっていますね。
フリーズしつつ、鼻はヒクヒク動いているのが分かります。
こちらは疑似冬眠。
フリーズとの大きな見た目の違いとしては、
姿勢と目を閉じている点でしょうか。
この動画では少しずつ動き出していますが、
復帰できずに永眠してしまう場合もあります。
かなり危険なので、この状態を見かけたことがある人は、
温度管理を見直しましょう!
まとめ – フリーズしても慌てず、まずは様子を見て
今回はフリーズする原因やその時の状況について
ご紹介しました。
- フリーズの原因は極度に驚いた時や、何かに恐怖を感じた時。
臆病で神経質な子ほどフリーズしやすい。 - 一点を見つめ、石のように固まるが、
僅かに耳と鼻を動かし、音と匂いで周りの状況を理解しようとしている。 - フリーズ自体に問題はないが、いつまで経っても動き出さない場合は
病気や擬似冬眠の疑いが。すぐに病院へ受診する。
実際にフリーズする場面に遭遇すると
飼い主としてはつい焦ってしまいがちですが、
まずは様子を見つつ、理由を探ってくださいね。
驚きや恐怖は精神的に良くありません。
ハムスターがゆっくりと安心して
暮らせる環境作りを目指していきましょう!
この記事へのコメントはありません。