ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターが洋服や布、タオルなどを噛むのはなぜ?怒っているの?

タオルを噛むハムスター

ハムスターを飼い始めてしばらくすると、
飼い主のニオイを覚えて直接手からエサをもらったり、手に乗ってきたり。

馴れてきていっそう可愛く思えてきますよね!

狭いケージの中だけではかわいそうと、
お部屋を散歩させる飼い主さんもいると思います。

そんな時、ハムスターが服やタオルなどを噛んで
困ったことがある方、多いのではないでしょうか。

今回は

  • なぜハムスターが洋服や布、タオルなどを噛むのか
  • 噛ませておいても問題ないのか
  • 噛まないようにするためにはどうしたら良いか

という点について紹介していきます!

1.ガジガジ…どうしてそんなに噛むの?

以前我が家のハムが脱走した際、運悪く押入れの戸が少し開いていて、
そこに愛ハムが迷い込む事態が発生したことがありました。

その押入れには来客用の布団が…

結果はご想像の通りになりましたが、
まぁ、とっても、大変でした(笑)

では、どうしてハムスターは洋服や布、タオルなど、
繊維を噛みたがるのでしょうか?

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巣材として持ち帰ろうとしている

野生のハムスターは地面に穴を掘り、
地中にトンネル状の巣穴を作ってそこで生活していました。

その巣穴の中に、温度調節のため様々な巣材を集めて
自分好みの快適な寝床を作るのです。

その習性はペット化した今も残っていて、
より快適な寝床を求めて常に巣材を探しています。

ですから、巣材になりそうなものを見つけると
ついついお家に持って帰ろうと、噛み噛みしてしまうんですね。

歯が伸びている

ハムスターには立派な前歯がありますが、
げっ歯類なので、その歯は一生伸び続けます。

ということは、

硬いものを噛んで歯を削らなければ、歯が伸びすぎて、
食べ物を食べることができなくなってしまうということです。

服やタオルで歯を削ろうとしているわけではないと思いますが

「何か噛まなければ…」

というハムスターの必死の訴えである可能性は十分にあります。

ケージ内に適当な硬さで噛めるものが無い場合は、
特にこの傾向が強くなっているでしょう。

気になるニオイがついている

ハムスターは目が良くありませんが、
その代わりに嗅覚が発達しています。

それゆえ、少しでもニオイがついていると
それが気になって、噛んでしまうことがあります。

「おいしい食べ物のニオイにつられてガブリ!」

「他のハムスターのニオイに威嚇!怒りのガブリ!」

と、うっかり噛んでしまうということも考えられるのです。

敵だと思って噛んでいることもあるんですね。

2.繊維は噛ませても大丈夫?

布をかじるハムスター

「そうかそうか、噛みたいのか。噛みなさい噛みなさい。」

という寛大な飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

しかし、洋服やタオルなどの繊維は、
ハムスターが噛んでも平気なんでしょうか?

ここでは、

「ハムスターが繊維を噛むことで生じる危険」

について指摘していきます。

誤って飲み込むと腸閉塞に!

洋服やタオルを噛んでいると、食べるつもりはなくても、
うっかり飲み込んでしまう可能性はゼロではありません。

飲み込んでもそのまま糞として排出されればいいですが、

一歩間違えれば、腸に詰まって腸閉塞を発症し、
最悪の場合は死に至ることもあるのです。

腸閉塞を発症した場合、
消化器の運動を活発にする薬で治療しますが、

それでも改善が見られない場合は、開腹手術が必要になります。

爪や手足に絡まりケガの原因にも

繊維を夢中で噛んでいるうちに爪に引っ掛かり、
ケガにつながる恐れがあります。

タオルなどから出るような長い糸に至っては、
手足に絡まり血流が止まることで、壊死を引き起こすことも考えられます。

このように、繊維を噛むことで
思わぬ病気や事故を引き起こすことがあるのです。

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3.噛みたい気持ち、これで解決!

「危ないから噛まないで!」

と言ってもわからないハムスター相手に
私たちはどう対策をとったら良いのでしょうか?

別の巣材を与える

巣材を求めて、噛んではいけないものを噛むのであれば
それに代わる「安全な巣材」を加えてやれば良いのです。

身近にある素材で言えば、

  • 新聞紙
  • キッチンペーパー

などが手頃でしょうか。

 関連記事:綿?新聞紙?ハムスターの巣材(床材)のおすすめはコレ!

細かく裂いて与えても良いですし、
大きいまま与えても、自分で上手に細かくしたり、

好きな形に成型して使いますので大丈夫です。

特にキッチンペーパーは、多くのハムスターが
千切って巣箱に持って行く巣材として適しています。

ぜひ導入してみてくださいね♪

噛んでも良い硬い物を与える

歯が伸びて硬い物を噛みたがっているならば、
もうそのまま「噛んでも害のない硬い物」を与えましょう。

小動物用品を扱うお店であれば、専用のかじり木が販売されていますし、
クルミを殻付きで与えるのも効果的ですね。

特にペレットに拘りが無い場合、
ハードタイプに換えるというのが確実ですよ!

普段からの食事をするだけで歯が適切に削られていきます♪

 関連記事:ハムスターの餌のおすすめはコレ!【ペレット・主食編】

噛まれて困るものは置かない

これが一番の解決策でしょう。

今着ている服はどうしようもありませんが、

ハムスターの手の(歯の)届くところには、
噛まれて困るものを置かなければ良いのです。

散歩の際も、囲いを作ってその中でさせれば、
大事なハムちゃんを危険から守ってあげられますね。

4.まとめ:噛むのは本能!できる限りの対策をしましょう

今回は、ハムスターが洋服や布、タオルを噛んでしまう理由と
その危険性・対策などについて紹介しました。

それでは今回のまとめです!

■ハムスターはなぜ洋服や布、タオルを噛むの?

  • 巣材として持ち帰ろうとしている
  • 歯を削りたい
  • ニオイが気になる

■噛まれないようにどう対策する?

  • 別の巣材を与える
  • 硬い物を噛ませる
  • 噛まれるところに置かない

一生懸命かじっている姿はカワイイですが、

腸閉塞やケガの原因になり得るので、
繊維類は噛まれないよう気を付けましょう。

ハムスターが布製品を噛むのは本能的なことですが、
そのことで健康が脅かされることがないようしっかり対策をして、

愛するハムちゃんにとって快適な環境を整えてあげましょう!

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