【生まれてからでは遅い!】ハムスターの出産前後の準備と注意点
ハムスターの妊娠、そして出産について考えている人。
ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。
私自身の体験から言えることも含め、出産前後の準備や注意点について、
少しでも参考になれば幸いです!
オスは離すべき?子育てはしないの?
「妊娠が分かったら」というのは見分けづらいので、
「交尾をしたら」オスとメスは離すようにしましょう。
つまり、「交尾をするときだけ一緒」にするのが良いです。
その理由として、オスは育児に参加しないのが普通だからです。
種類にもよりますが、ゴールデンとチャイニーズは
全く育児に参加しません。
ジャンガリアンとロボロフスキーは育児に参加することがあります。
しかし、育児をしないこともありますし、
母ハムの負担になってしまうこともあります。
また、父ハムを一緒にしておくと、
出産直後にも関わらず、続けて妊娠してしまうこともあります。
すると、母ハムは更に負担が増えます。
出産直後で疲れているし、育児もしなければならないのに、
また妊娠と出産…。
考えただけでも大変そうですよね。
母ハムは先に産んだ子ハムの育児を放棄したり、ストレスからの子食い、
そして次に産んだ子ハムも育児放棄したり…といった悲劇に繋がります。
以上の理由により、父ハムを一緒にして育児に参加させるよりも、
一緒にしておくことのデメリットの方が圧倒的に大きいので、
出産より前にオスはケージを分けるのが無難です。
母ハムのエサは変えるべき?量はどのくらい?
続いて、産後のエサの種類や量、掃除についてです。
妊娠中や出産後は、普段よりも多くの栄養を必要とします。
お腹の中の子供に栄養を送るため、
生まれたら今度は子ハムにお乳を与えなくてはなりません。
そのため、普段与えているものを普段の倍以上は
置いておくようにしましょう。
生ものはNG!掃除はどうすればいい?
また、果物や野菜などの生ものは回収が難しいため、控えましょう。
母ハムは腐ったものは口にしないと思いますが、
子ハムは分からずに食べてしまう可能性があります。
「いつも通りに掃除をする時に取るから生物も与える」と
考える方もいるかもしれません。
しかし、育児中の小屋の中は、
保温するために母ハムが巣作りをしています。
したがって「掃除のために」と小屋を開けられると、
子ハムの体温が下がってしまいます。
ですので、育児中の掃除はトイレやおしっこをした敷材の
回収をするくらいが望ましいです。
また、いつもよりも手早く行いましょう。
小屋を開けての掃除や、敷材の総入れ替え、
ケージ本体の掃除は控えましょう。
ペレットの種類
ペレットの種類ですが、普段食べているものならば
よく食べてくれるでしょうから、変える必要はないでしょう。
もし変えるのなら、繁殖用のペレットをおススメします。
これは小動物用品を扱っているお店でも中々取り扱いがないので、
ネットで注文するのが良いでしょう。
「妊娠したかな」と思ったら、
あらかじめネット注文しておいても良いかもしれません。
しかし、普通のペレットでも母ハムが良く食べてくれれば育児に問題ないので、
必ず繁殖用ペレットにしなければならないというわけではありません。
事実、私のハムスターは普段食べさせているペレットで
育児に成功しました!
また、妊娠中のハムスターはタンパク質を欲しているため、
ミルワームや煮干しなどを推奨している情報もありますが、
普段与えていないものを無理に与える必要はありません。
量さえ多めに与えていれば、ペレットだけで十分です。
まとめ
それでは、今回ご紹介した「ハムスターの出産前後の注意点」について
まとめていきます!
- オスとメスは「交尾するときだけ」一緒にする
- オスは基本的に育児に参加しない
- オスを一緒にしておくと連続妊娠など、母ハムの負担が大きくなることがある
- 母ハムは多くの栄養を必要とするため、エサの量は通常の倍以上
- 生ものは回収が難しいので与えない
- 大掃除はしない。普段の掃除も簡単に行い、小屋は開けない
- ペレットの種類はいつものものか、繁殖用のペレット
母ハムが育児を頑張ってくれるように、私たちも影から支えていきましょう。
くれぐれも母ハムのストレスになるような行為や、
子食い、育児放棄に追いやるようなことは避けましょう。
母ハムも子ハムも元気に成長してくれることを願っています!
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