ハムスターへのさつまいもの正しい与え方は?
ハムスターのおやつとして、サツマイモを与えたことがある
飼い主さんは珍しくないのではないでしょうか。
多くのハムスターにとって、
サツマイモは、好物といえるかもしれません。
でも、サツマイモを夢中でほおばるハムスターが可愛くて、
ついつい与えすぎてはいませんか?
そもそも、ハムスターにとって
さつまいもは食べても大丈夫な食材なのでしょうか。
この記事では、サツマイモの与え方について
ご紹介していきます!
サツマイモの正しい与え方
サツマイモの与え方について、
生で与えてもいいというサイトや、
ふかしてから与えるべきという飼育本があります。
なぜこのように違う情報があるのでしょうか?
この原因として、サツマイモに含まれる『ヤラピン』の話が
出てくると思います。
次の章でヤラピンについてお話していきます。
ヤラピンって何?
サツマイモを生の状態のまま包丁で切ると、
白い液体が出てきます。
これが『ヤラピン』という成分です。
このヤラピンは、腸の働きを助けることで、
便秘に効果を示します。
サツマイモを食べておならが出るのは
このヤラピンが作用しているからなのです。
このように、便秘に効果があるヤラピン。
とてもいい成分であるように謳っているサイトも見かけます。
しかし、それは同時に、
下痢を引き起こしやすいということでもあります。
なので、飼っているハムスターが
下痢をしている場合にはサツマイモは避けましょう。
ヤラピンの作用によって
余計にひどくなってしまう可能性があります。
反対に、最近ハムスターが便秘である場合には
サツマイモを与えるのをオススメします。
関連記事:ハムスターが便秘?!症状や解消法は?マッサージやヨーグルトはNG?
サツマイモの処理法
「ヤラピンがあるから、サツマイモをふかすことによって
ヤラピンを減らしてから与える」
一見もっともらしい事を言っているように見えますが、
これはあまり意味のないことです。
というのも、ヤラピンは熱に強く、
ふかすことで減る成分ではないからです。
では、どうすればヤラピンを減らすことができるのか?
ヤラピンを減らすためには
切ったサツマイモを水にさらしておくことをオススメします。
こうすることで、ヤラピンを減らすことができます。
水にさらしておく時間は5~15分程度で、
水が濁ったら、水を変えるようにしましょう。
生?ふかす?
サツマイモは、ヤラピンを減らしてしまえば、
生で与えても、ふかしてから与えても問題ありません。
天日干しにしてサツマイモチップスにして
与えるのも良いでしょう。
ただし、調理過程で塩を使ったり、砂糖などで
味付けをしないようにしましょう。
もし自分用にと味付けをしたい場合は、
ハムスター用と人間用で分けて行うようにしてください。
与える量は?
ハムスターに与える量ですが、
ハムスターがすぐに食べきれるくらいの量が好ましいです。
目安として、5mm角くらいが良いでしょう。
理由は先程紹介したヤラピンです。
水に晒したことで減らすことができるとはいえ、
サツマイモにはヤラピンが含まれていますので、
与えすぎるとその作用により下痢をしてしまうことがあります。
与えたら下痢をしていないかどうかチェックしてあげましょう。
また、サツマイモの皮もあげて大丈夫です。
よく洗ってから与えるようにしてください。
ハムスターがサツマイモを残したら回収してください。
腐った食べ物を置いておくことのないように注意しましょう。
まとめ
今回はハムスターのさつまいもの正しい与え方について
ご紹介しましたが、いかがでしたか?
以下は今回のまとめです。
- サツマイモは水に晒しておく(ヤラピンを減らすため)
- 味付けはしない
- しっかり洗えば、皮を与えても大丈夫
- 一回に与える量は、すぐに食べきれる量(5mm角程度)
- 下痢をしているハムスターには与えない
- 与えたら便のチェックをする
ハムスターの大好きなサツマイモでも、
適切な下処理と与えすぎないことが大事だと
分かっていただけたら幸いです!
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