ハムスターは飼いやすい動物?それとも飼うのは大変?
ハムスターは比較的飼いやすい動物とされていて、
「初心者でも飼いやすい!」とオススメする
飼育本やサイトはよく見かけます。
ですが、実際に飼ってみないことには
分かりませんよね。。
そこで今回は、
ハムスターの「飼いやすい点」と「大変な点」、
そして実際に飼ってみて私が感じたことを
それぞれご紹介します!
目次
ハムスターは飼いやすい!6つの点
まずは、ハムスターが飼いやすいと言われている点について
ご紹介しましょう。
1、夜行性なので一人暮らしでも飼いやすい
夜行性の動物なので、1日のほとんどを寝て過ごし、
たまに起きては餌を食べたり、
トイレをするため巣箱から出てくる程度です。
なので日中仕事をしている1人暮らしの方でも
飼いやすい動物と言えます。
2、1日1回の掃除と餌・水の交換でOK
基本的に1日1回の掃除と餌・水の交換で
お世話が終わります!
月に1回の定期的な大掃除は必要ですが、
それを除けば十数分程で済ませることができます。
3、飼う際に必要な初期費用が安い
飼う際に必要なケージや回し車などのグッズ、
餌などを買い揃えても1万円未満です。
予防接種などはありませんので、健康な子であれば
飼ってすぐに病院へ連れていく必要はありません。
またハムスター自体の値段が安価で、
高価な子でも3000円前後で買えます。
関連記事:ハムスターを購入する理想の時期は?必要なものや費用は?
4、観賞用の動物なので手がかからない
犬や猫のように一緒に遊べる動物ではないので、
飼い主とのスキンシップや触れ合いでのストレス解消は不要です。
餌・水の交換、掃除のお世話さえしっかりしていれば、
他に手がかかりません。
5、場所を取らない
身体が小さい動物なので、衣装ケース程の広さを
確保できれば飼うことができます。
6、匂いがあまりなく、ほとんど鳴かない
お世話をしっかりしていれば糞・尿の匂いはほとんどなく、
ハムスター自体に匂いはありません。
またハムスターは野生では狙われやすい動物なので、
周りに自分の存在を知られないためにも
鳴くことはほとんどありません。
臭くない・騒がない、という点から、
集合住宅にお住まいの方でも飼いやすい動物です。
ハムスターを飼うのが大変な6つの点
一方で大変だと思われる点についてもご紹介します。
良い部分だけ注目すると、飼い始めてから後悔することもあるので、
よく読んでいただければと思います!
1、ストレスに弱い
ストレスにとても弱く、飼育環境に気をつけないと
死んでしまいやすい動物です。
大きな音がしない静かな部屋にケージを置いたり、
広いケージを用意するなどのストレスを与えない環境が必要です。
2、暑さ・寒さに弱い
暑さや寒さにも非常に弱い動物です。
エアコンなどで部屋を一定温度に保つ必要があり、
夏は熱中症、冬は擬似冬眠に気をつけなければなりません。
温度管理をエアコンで対策する場合は、飼う前と比べて、
電気代が上がることは避けられません。
関連記事:冬の寒さをハムスターがエアコン無しで乗り切る方法とは?
3、専門の獣医が少ない
ハムスターなどの小動物を診れる獣医は少なく、
都会に住んでいても病院を探すのに大変苦労します。
また、触診や爪切りはしてもらえても、
実際は知識・経験が乏しく、病気などにかかった時に
適切な処置をしてもらえないこともあります。
4、懐く動物ではない
先程も触れたとおり観賞用としての色合いが強い動物ですので、
人には「慣れ」ますが、「懐く」ことはありません。
つまり、一緒に遊ぶことがハムスターにとっては好ましくないので、
それを理解した上で飼う必要があります。
関連記事:ハムスターって人に懐くの?懐かない動物だっていうのは本当?
5、ケージから脱走しやすい
ハムスターはケージの外に出たがる子が多く、
隙あらばとケージを齧って壊し、脱走を図ろうとします。
一度脱走してしまうと身体が小さく、動きが素早いので、
なかなか捕まえられないことも。
6、飼育環境によっては毎日の散歩が必要
野生のハムスターは餌を求め、
毎日数Kmの距離を走る習性があります。
そのため「走れる環境」が必要になるのですが、
回し車以外にも、ケージ内を走り回れる程の広さがないと
運動不足やストレスにつながります。
もし広いケージが用意できない場合、
部屋の中、あるいは仕切りで作ったスペースで
定期的に散歩をさせる必要があります。
散歩の間は常に見ている必要がありますので、
夜あまり時間が取れない方には厳しいでしょう。
私が実際に飼って感じたこと
私は他の動物を飼った経験がないので比較はできませんが、
ハムスターを実際飼ってみると「飼いやすい点」で述べた通りで、
しっかりお世話をすれば飼いやすいです。
ですが日頃からの勉強や観察はもちろんのこと、
常に一定の温度を保つために温度・湿度に気を遣ったり、
ストレスに弱いこと、
万が一の通院の際の、時間帯やルートなどを考える必要があります。
また、高齢になると硬い物が食べられなくなるので、
ペレットを砕いて細かくしたり、栄養のある野菜を与えたりと
ハムスターのことを考えない日はありません。
これを「大変な点」と捉えるかは人それぞれですが、
最初は大変に思えても一緒に過ごしていくうちに
ハムスターを思う気持ちが大きくなるので、苦にはなりませんでした。
ただ、最初から「めんどくさい」、「ハムスターはちょっと…」と
少しでも思ってしまう方は飼わない方が良いかもしれません。
飼いやすいかは、あなたの気持ち次第!
今回は、
ハムスターは飼いやすいのか、それとも大変なのか、
ということについて
私の感想も含め、ご紹介しました。
まとめると、以下のようになります。
- 夜行性な上に1日1回の掃除と餌・水の交換でお世話が済むので、
1人暮らしでも飼いやすい - 初期費用が安い
- 観賞用の動物なので手がかからない
- 部屋が狭い、集合住宅などでも場所を取らず、
匂いや鳴き声の心配がいらない
【大変な点】
- ストレスや暑さ、寒さに弱い
- 専門の獣医が少ない
- 懐く動物ではないので、あまり一緒に遊べない
- ケージから脱走しやすい
- 広いケージが用意できなければ、定期的なケージ外の散歩が必要
「飼いやすい点」だけを見れば気軽に飼える動物だと
言えますが、それ以上に「大変な点」もあります。
ですが、ハムスターを思う気持ち次第で、
「大変な点」を大変と思わなくなります!
事前の勉強をして、それでも飼いたい気持ちが
消えていなければ是非迎え入れてほしいと思います。
少しでも多くの命が幸せになることを願っています!
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