ハムスターの飼い方.com

ペットショップへ行ってみると分かるのですが、
ハムスターはとても安価で買えるペットです。

私のよく行くペットショップでは、
ハリネズミ・モモンガ・シマリス等……

ハムスターとあまり変わらないサイズの
様々な種類の哺乳類が販売されています。

しかしその中でもハムスターは飛びぬけて安い！

今回はなぜハムスターがこんなにも安いのか……

他のペットの相場と比較して、
その理由についてご紹介していきます。

ハムスターの一般的な価格は？

ハムスターは同じ種類でもカラー（毛色）によって
大きく価格が変わる動物です。

今回はその中から一番スタンダートなタイプの
平均的な価格をご紹介していきます。

• ゴールデン　　：1200円前後
• キンクマ　　　：1500円前後
• ジャンガリアン：平均1000円前後
• ロボロフスキー：1500円前後

店舗によって価格は変わってきますが、

しっかりしたペットショップで売られている場合は
これくらいの価格が多いイメージです。

ちなみに、ハムスターは寿命が2～3年程なので
売れ残って大きくなってしまった子は

半額やそれ以下で販売されている事もよくあります。

極端に安価な店には注意

ホームセンターでたまに見かけるのですが、
とにかく販売価格の安いことがあります。

買う側からすれば安いに越した事はないのですが、
買う前に飼育状況などをよく見てください！

• ケースに大量のハムスターが飼育されていないか
  （喧嘩の原因になってしまう為）
• エサがひまわりの種中心ではないか
  （ハムスターの体調面を考えている店ならありえない）
• 給水ボトルの水は減り過ぎていないか
  （新鮮な水を与えている店は水があまり減っていない）
• 店員はペットコーナー専属か
  （ホームセンターで購入する場合は注意）

この辺りはよくチェックしておいてくださいね。

ハムスターは意外と輸入も多いので、
原産国に拘る方はそちらも調べておきましょう。

きちんとしたショップなら、値段と一緒に記載されています。

ハムスターが安い理由

一番の理由は繁殖率の高さです。

放って置けばあっという間にペットショップが開ける程、
ハムスターはどんどん増えていきます。

短期間で大量に繁殖できるので、
ペットショップは安価で仕入れる事ができ、

販売価格もかなり安くなっています。

また、身体の小ささも理由の1つに挙げられるでしょう。

ハリネズミやモモンガのように、小さくても高い小動物はいますが、
基本的に身体が大きいペットの方が価格は高くなる傾向にあります。

身体が大きな動物は、
エサや手間、飼育場所に使う繁殖業者のコストが上がるからです。

ハムスターは繁殖率の高さに加え、身体が小さいため、
他の動物より遥かにローコストで繁殖･管理できるのです。

他のペットと価格を比べた場合

ペットは飼う予定だけど、まだハムスターとは決めていない方は
他のペットの価格も気になりますよね！

という事で、ハムスターと近い価格帯のペットや
ハムスターと似たタイプのペットの価格をご紹介します！

• モルモット：
  約4000円～　寿命は約8～10年
• ウサギ：
  約4000円～　寿命は約5～10年
• シマリス：
  約10000円～　寿命は約7～10年
• モモンガ：
  約20000円～　寿命は約10年
• ハリネズミ：
  約20000円～　寿命は約5～8年

このように他のペットと比べても、
ハムスターがいかに安いか分かります。

ハムスターの寿命は約2~3年なので、やはり寿命の短さも
価格の安さにつながっているといえるでしょう。

安さと現実の闇

ハムスターは、ホームセンターでは300円を切る事もあり、
仕入れ値は1匹数十円という話もあります。

近年では動物愛護の観点とネットの普及により、
ヘタを打つと一気に社会問題にまで発展してしまうので、

安価で大量繁殖させ、劣悪な環境で販売するというお店は
昔よりは少なってきたことかと思います。

ですが、昔のホームセンターでは、

などの話は珍しくありませんでした。

繁殖が容易で仕入れ値が安いことから、犬や猫以上に
命が軽んじられていたといっても過言ではないでしょう。

売れ残ったハムスターたちは・・・

売り時を逃してしまった成人に近いハムスターなどは、
300円前後で叩き売りされることもありますが、

それ以上大きくなってしまった売れ残りハムスターたちは
どうなってしまうのでしょうか。

ハムスターを飼うのにも場所･エサ代･人件費などのコストがかかりますし、
売れなくなった時点でお店には負担にしかなりません。

したがって、これらは殺処分（または爬虫類などのエサに）されてしまいます。

もちろん、全てのお店が殺処分するわけではありませんし、
水際で店員が引き取ったり、知人に譲渡するケースもあるでしょう。

ですが、犬猫ですら売れ残りは殺処分されていたという事実がありますので、

もともと命が軽んじられる傾向にあるハムスターには
特に厳しい現実があるのです。

まとめ

今回はハムスターの価格の安さの理由について
ご紹介しました。

それでは最後にまとめていきたいと思います！

■価格が安すぎる理由は？

• 繁殖率が高い
• 身体が小さい
• 上記2点により、ローコストで繁殖･管理が可能

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■一般的な価格は？

• 1000円～1500円程度
• 成長しすぎた子は半額程で売られる事も
• ホームセンターの方が安い傾向

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■ショップで気を付ける事

• ハムスターが大量に同じケースで飼育されていないか
• エサは種だけでなくペレットを使用しているか
• 水はきれいに保たれているか
• ハムスターに詳しい専属の店員はいるか

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■他の似たタイプのペットと比べて

• 価格は非常に安価
• 寿命は2～3年なので他と比べてとても短い

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■価格の安さと闇

• 仕入れ値は1匹数十円程度で、命が軽んじられやすい
• かつては劣悪な環境で販売されることが少なくなかった
• 売れ残ったハムスターは殺処分されてしまうことも多い

ハムスターはお店や毛色によって
価格差が大きいとは言え、1000円程度の差です。

これから長く付き合っていくパートナーですから

少し高くなったとしても、整った環境で育てられた
元気なハムスターの方がいいですよね！

ちなみに私が最初に飼ったハムスターは
ホームセンターで購入しました。

しかしオスのジャンガリアンを購入したのですが、
店がちゃんと雄雌の見分けがついておらず、メスを販売される始末。

その結果、初代ハムスターの名前が約半年後、
「こーしくんちゃん」になるという可哀想な事に……

そんな悲しい事にならない様に
しっかりとしたショップで購入するようにしましょう！