ハムスターアレルギーの検査方法と費用は?
ハムスターはかわいいし、癒される生き物ですよね。
仕事に疲れて自宅に帰ったとき、
犬や猫は飼えなくても、ハムスターが迎えてくれたら?
そんなことを思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
ただ、ハムスターとは言っても生き物、
「自分や自分の子供たちにアレルギーがあって、
発作など起こしてしまったら…!?」
そんなことが気になる方へ、
今回はハムスターに対するアレルギーの検査方法と、
その費用についてご紹介いたします!
アレルギーで現れる症状
ハムスターアレルギーで主に現れる軽い症状は、
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水
- 皮膚炎によるかゆみ
- 目の充血
などです。
ただ、ひどい場合は
アナフィラキシーショックにより
呼吸困難を引き起こし、救急車で搬送。
最悪の場合死に至るケースもあります!
アレルギーの検査方法とその費用
ハムスターのアレルギー検査は、いくつか方法がありますが、
具体的な検査方法は以下の4種類があります。
- アレルゲン特定検査:
採血によって行う血液検査になります。3~5日後に検査結果がでます。 - パッチテスト:
アレルゲンエキスを皮膚に貼り付け24~48時間後に調べる方法です。 - ブリック法・スクラッチ法:
アレルゲンエキスをたらして皮膚に傷をつけ、15~20分後に反応を見る方法です。 - 皮内法:
皮内にアレルゲンエキスを微量注射して、15~20分後に反応を調べる方法です。
検査できる科は、以下のようなものがあります。
- 内科
- 皮膚科
- 耳鼻科
- アレルギー科
アレルギー科があれば一番ですが、
ない場合は、皮膚科・内科を選択すると良いでしょう。
検査費用は大体の目安として、
3000円程度のものが多いですね。
受ける科や検査内容によって変わってきますので、
受診する前に病院に確認しましょう。
アレルギーは突然発症することも
たいていの方は、出生から1年の間に
各動物や食べ物に対するアレルギーを
血液検査などで調べているのではないでしょうか?
ただ、アレルギーは年を重ねるごとに変わってくるものです。
子供のころはひどいアレルギーがあった食べ物も、
大人になるにつれ、症状が軽くなることがあります。
逆に、昔はなんとものなかったのに突然、
「犬を触ると目が充血した!」、なんてこともあります。
ですので、ハムスターを飼っていて、
上で説明したような症状が出た場合にはアレルギー検査を
再度受診いただくことをお勧めします。
検査で分かった重度のアレルギー
こんなケースもあります。
顔の皮が剥けて血が出るほどの症状。
皮膚科で血液検査を行ったところIgE値が標準値を
大幅に上回った値が検出され、ハムスターを手放すように指示された…
アレルギーが重症化したことで、
1年以上そばにいたハムスターを手放すことになってしまったという
悲しい体験談です。
対策
アレルギーとはいっても、
くしゃみや鼻水などの軽いケースもあります。
そんな方は、以下の対策をとってみると
緩和・解決するかもしれません。
- ゲージを置く部屋は一つに定める
- 部屋、ケージは常に清潔にしておく(換気や空気清浄機を使うなど)
- ゲージの掃除はマスクや手袋を着用して行う
(またはアレルギー反応のない家族にお願いする) - 遊んであげる前、後は必ず手を洗う
これらのことを守るだけでもだいぶ違います。
まとめ
今回はハムスターのアレルギー検査とその費用、対策について
ご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
まとめると、
- 検査方法は、アレルゲン特定検査、パッチテスト、
ブリック法・スクラッチ法、皮内法など - 費用は3000円程度のものが多い(ただし、受診する科や検査内容によって変わる)
- アレルギーは突然発症することがある
- 症状が重いと、死に至ることもある
- 症状が軽い場合は、清潔に保つ、マスクや手袋を使うなどの工夫も有効
となります。
自分の愛犬ならぬ、愛ハムちゃん。
アレルギー症状によりペットを手放すことは誰しもが悲しいものです。
ハムスターを飼われる方、または既に飼っている方は、
かわいいペットを手放さなくて済むよう、配慮することをお勧めします!
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