ハムスターの遊び道具のカンタンな作り方!
ハムスターの遊び道具と言えば、
ほとんどの人が回し車を想像するでしょう。
しかしペットショップに行くと、
木材で作られたキューブ上のおもちゃや
プラスチックのトンネルなど、
様々なハムスター用の遊び道具が販売されています。
販売されている物でももちろん良いのですが、
飼い主さんが腕によりをかけて
愛ハムのために遊び道具を手作りしてみませんか?
今回は、ハムスターの遊び道具の簡単な作り方をご紹介します!
目次
1、遊び道具って必要なの?
「ケージに回し車を置いてあるけど、それだけじゃダメなの?」
と思う飼い主さんもいるでしょう。
ふむふむ、そうですね。
確かにケージ内の回し車で満足している子もいます。
ですが、ハムスターは野生下においては
一晩で10㎞も移動して餌を探すことがあるほど
活動的な動物なんですよ!ご存知でしたか?
10㎞も敵に警戒しながら餌を探して走る…
体も頭も使う重労働ですね。
それなのに飼育下では、
敵のいないケージの中で回し車でカラカラ走るだけ。
餌は探さなくても運ばれてくる。
そんな生活のなんと単調なことか!
とハムスターが思っているかはわかりませんが、
やはり体の動かし方に変化があったり、頭を使う活動は
ハムスターの健康のためには良いのです。
「快ストレス」と言って、
程よく本能を刺激される環境を与えるのが理想です!
運動をする機会と頭を使う機会、
どちらも一度に与えられるようなおもちゃを作ってあげたら、
ハムちゃんも適度に快ストレスを感じてくれることでしょう。
関連記事:ハムスターに散歩は必要?散歩時間や頻度はどのくらいがいいの?
2.手作りおもちゃを作ろう!
「手作りなんて難しそう」と思う方が多いと思いますが、
身近にあるものや簡単に手に入る物で作ることができます。
初めから大作を作ろうとせずに、
小さなものから作ってみてくださいね。
トンネル迷路
ハムスターは狭いところやトンネルが大好きです。
ぜひトンネル状のおもちゃを作ってあげましょう!
材料は家にあるもので構いません。
- トイレットペーパーの芯
- ティッシュ、お菓子、牛乳パックなどの空箱
- ペットボトル
など、普段捨ててしまうようなもので十分です。
穴をあけたりつなげてトンネル状にしていきます。
道を分岐させたり、途中で穴を空けて
顔を出せるところを作ったり、
変化をつけるとハムスターも楽しめるでしょう。
ペットボトルはカットするのが少し大変ですが、
透明なので中の様子が見え、観察するには最適です。
ただし、カットしたあとが鋭利になっていて危険なので、
ヤスリで丸く削ったり、ビニールテープなどで保護しましょう。
穴掘り放題の砂場
ハムスターは野生では地中に穴を掘り、
それを巣穴にして生活しているので、穴掘りは得意中の得意!
そんな大好きな穴掘りを思う存分やらせてあげましょう!
水槽かプラスチックの飼育ケース、
もしくは衣装ケースなど、
深めの容器を準備し、そこに小動物用の浴び砂を
深さ5㎝以上になるように入れます。
穴を掘っても良いし、砂浴びしても良いし
ハムスターが好きなように過ごさせてあげましょう。
普段ケージ内に砂浴び場を設置している方でも、
↑のような大きめのケースにタップリ砂を使った場合、
また一段と違った反応をしてくれますよ!
この広い砂場に、先ほどご紹介したようなトンネル迷路を
設置してあげたら、最高の遊び場になるでしょう。
+ご褒美でやる気アップ!
上記の遊びとご褒美を組み合わせて、
さらに楽しいアトラクションにしましょう!
作ったトンネルの途中に、おやつゾーンを作ります。
トンネルを進みながら、
「どこにおやつがあるかな?クンクン…」
と一生懸命、頭を使って探してくれれば大成功です。
砂が漏れないようにすることができれば、
途中に砂場ゾーンを作り、
砂場一体型にすることも可能です。
ハムスターの本能的な探索意欲を満たすことができますし、
その姿を飼い主も十分楽しめることでしょう!
はじめは超簡単トンネルからでも〇
「切るのとかくっつけるのとか、
いろいろ準備するのめんどくさい!!」
という人は、究極の簡単おもちゃ、
超簡単トンネルから始めてみてもOK!
ハムスターの体より少し細いかなと思うくらいの太さに
新聞紙やチラシを丸めて筒状にし、テープで留めてください。
トイレットペーパーの芯そのままでも構いません。
とりあえずトンネルをくぐらせてみましょう!
楽しそうに遊ぶ愛ハムの姿を見たら、
少し手間がかかっても大作を作りたくなるかもしれません。
3、手作りする際の注意点は?
ハムスターの遊び道具は
簡単に作れることがお分かりいただけたのではないかと思います!
しかし製作・利用の際は
注意すべき点がいくつかありますので、
ご紹介していきます。
足が挟まらないように!
筒や箱をくっつけるとき接合部分に隙間があると、
ハムスターが足を挟めてケガをする可能性があります。
隙間ができないようにくっつけましょう。
ペットボトルは硬いので特に注意が必要です。
脱走しないように見守って
手作りの遊び道具は身近にある材料ばかりを使用し、
加工も簡単なのが良いところなのですが、
それが故に、ハムスターがかじって穴をあけ、
逃げ出してしまうことがあります。
遊ばせている間は、ハムスターが逃げ出さないよう
注意深く見守ってあげてくださいね♪
ご褒美はあげすぎないで
これは遊び道具自体についてではありませんが、
楽しそうだからといって、おやつをあげすぎないよう、
飼い主さんは自制してくださいね(笑)
4.実際に作ってみました!
今回は、ちょうど良い仕切り付のお菓子の空箱があったので、
手間をかけずにハムスターの秘密基地を作ってみました!
中を通れるように仕切り板の一部を切り取って、
左の壁も切り取り、トイレットペーパーの芯を通せるようにしました。
覗き窓(出入口にもなる)をフタの箱に穴をあけて完成!
(箱の中にはいくつかオヤツを配置してあげます♪)
今回はここまでにしましたが、ペットボトルを右側の壁に通し、
ペットボトル内を砂場でいっぱいにしたら、より完璧ですね!
実際にハムスターに入ってもらいました♪
楽しかったかな?
(箱の中のオヤツはしっかり無くなっていました!)
5.まとめ:遊び道具でもっと楽しいハムライフを!
今回は、ハムスターの手作り遊び道具について
簡単に紹介してきました。
では、今回のまとめです!
- ケージの中だけでは単調でつまらない。
- 体と頭を使った遊びをさせよう!
■手作り遊び道具いろいろ
- 廃材をつなげて迷路に!
(トイレットペーパーの芯、ペットボトル、ティッシュやお菓子の空箱など) - 大きな砂場で穴掘り放題。
(ケージ内に設置するのではなく、砂場専用のケージを作るのがオススメ!) - 砂場に迷路を設置すると効果倍増!
- 迷路内のご褒美でもっと楽しく!
■手作り遊び道具の注意点
- 足が挟まらないよう隙間を作らない。
- 脱走しないよう見守ろう。
- ご褒美はほどほどに!
ペットのハムスターは、ケージの中で
食べて、走って、寝てを繰り返していますが、
ずっとそれだけだと刺激がありません。
「快ストレス」としてご紹介しましたが、
人間もハムスターも同じです。
適度に体を動かし、頭を使うことで、
生活が活気に満ちたものになります。
これは健康を維持するために重要なことで
結果的に長寿の秘訣にもなるのです。
「飼い主は愛ハムが遊ぶ姿を愛でて楽しみ、
ハムスターは楽しく遊んで健康維持ができる!」
そんな手作りの遊び道具で
健康に長生きさせてあげられたらいいですね♪
この記事へのコメントはありません。