ハムスターの性格の特徴を種類別に紹介!途中で性格が変わることは?
ペットショップのハムスターコーナーでは、
様々な種類のハムスターに出会うことが出来ます。
種類によって見た目や性格にも特徴があるので、
自宅にお迎えする前に、その性格・特徴を知り、
ご自分にあった子を選んであげましょう。
今回は、特に人気のゴールデン、ジャンガリアン、ロボロフスキー、
3種類のハムスターの性格の特徴を紹介をしていきます!
目次
どのハムスターにも共通する性格
「犬は飼い主に忠実」、「猫はマイペース」というように、
ハムスターにも共通した性格が4つあります。
早速、見ていきましょう!
1、警戒心が強い
捕食される側の生き物なので警戒心が強く、
大きい物音や、急に掴まれるなどといった
支配的なことをされるのは苦手。
反応は種類によって違いがありますが、
どの種類でも間違った扱い方をすると、警戒心は強まってしまいます。
2、人と仲良くなれるか
種類によって度合いは違ってきますが、
じっくり時間をかければ初期の頃よりは
慣れてくれることは可能です。
ただし、幼少期に一度苦手意識がつくと
その後挽回するのは難しくなるので、
お迎えしたら、その日から慎重に対応しましょう。
接し方や、ケージ内の快適な環境にしてあげるなど、
ハムスターが心地よいと思うようにしていくと
警戒心が強まることが避けられます。
まずは部屋の匂いや飼い主の声に慣れるようそっとしておき、
顔を見せてくれるようになったら
ハムスターには触らないようにお世話をしましょう。
徐々に慣れたら、手から餌を与えて、手が怖く無いものと
認識させる方法もあります。
3、綺麗好き
どの種類のハムスターも綺麗好きなので、
ケージの中は綺麗にしておいてあげる必要があります。
トイレを覚えていない場合や、夏場など、
放っておくと不衛生な環境になりやすい場合は
掃除する回数や工夫が必要です。
4、狭いと安心
ハムスターは狭い空間が安心して休めます。
これは元々穴を掘りその中で暮らしていた習性からです。
ハムスターの精神安定の為には隠れることが出来たり、
潜れるような環境を作ってあげましょう。
ゴールデンハムスターの性格
大きくて丸っとしたフォルムのハムスターで、
おっとりとした性格の子が多いです。
緊張感も無く、鳴くことは極端に少ないです。
動きはのっそりとしていますがお散歩は大好きで、
力も強いので力ずくでケージを開けて脱走しようとします。
人間には友好的
人間に対しては比較的友好的で、
飼い主の声を覚えることができますし、噛むことも少ないです。
ただメスの場合には妊娠中は警戒心が強まる傾向にあるので、
その間はそっとしておいてあげましょう。
多頭飼いは無理
縄張り意識が強いので、多頭飼いはできません。
特にオスはその傾向が強く同種のハムスターが
見える範囲にいるだけでストレスになります。
ジャンガリアンハムスターの性格
ゴールデンハムスターより小さな小型のハムスターです。
性格は個体によってかなり異なります。
自由奔放で好奇心旺盛なのはどの個体も共通していますが、
- おっとりしている
- 臆病
- 力強い
- トイレが覚えられない
など、個性の幅が広いので、
その個体に合わせた飼育が必要になります。
人を怖がらない
警戒心も他のハムスターよりは薄く、
人を怖がることが少ないので、人に慣れやすいです。
個体にもよりますが、手乗りすることも可能です。
また表情が豊かなので、怒っている、寝起き、ご機嫌など、
ハムスターの感情を読み取ることができます。
ロボロフスキーハムスターの性格
小型のハムスターの中でも、最も体の小さなハムスターです。
その小ささを生かしたように俊敏でよく動きますが、
体が小さい分エネルギーの消費が激しく、
常に沢山のエネルギーを消費しているため
エネルギーの蓄積も得意としません。
それゆえにエネルギーの豊富な動物性タンパク質を
欲する肉食的な面が強いです。
逆に野菜などの草類は少ししか食べません。
餌を与える場合はタンパク質を多めに与えてあげましょう。
仲間大好き
また特徴的な面では、仲間同士での喧嘩をすることが無いと
言っていいほど極めて少なく、
1匹でいるよりも仲間といた方が安心するので、
多頭飼いに向いています。
相性が合えば、問題なく多頭飼いできるでしょう。
人間苦手
仲間大好きな反面、人間には懐きません。
個体によってはじっくり時間をかけることで少しなら
懐くことも無いわけではありませんが、
人間とのスキンシップも求めませんし、
基本的には懐かないと考えていいです。
ただ懐きはしないものの、極端に臆病なので、
人間が手を近づけた場合には逃げてしまうので、
噛み付くことは少ないです。
大きい音が苦手
音に対しても臆病で、急にとても大きな音がなると
場合によってはショック死してしまうこともあります。
ハムスターの中でも特に臆病なので逃げ込める場所を
確保してあげるなど環境への配慮は気を配りましょう。
性格が変わることはあるのか
「ハムスターは途中で性格が変化することがあるのか」
という質問をよく聞きますが・・・。
基本的に、途中で性格が変わることはありません。
飼育環境や飼い主の飼い方によって、
多少の変化が見られることはあります。
しかし、根本的な性格が変わったのではなく、
慣れや加齢に伴って大人しくなったり、
病気や妊娠など体調の変化やストレスで攻撃的になったり、
といった様子が見られるにすぎません。
ハムスターが手に噛み付くなど、
「急に攻撃的になった」と驚かれお困りの方は、
- ハムスターが怪我をしていないか
- ハムスターに食欲があるか
を確認して見てください。
該当する場合はすぐに病院に連れていってあげましょう。
または
- 飼い主の手にいつもと違う匂いがついていないか
- ハムスターの隠れられる場所が確保されているか
を確認して見てください。
私の体験では、
手に石鹸の匂いがついていた時、
ハムスター用タンパク質系のお菓子の匂いがついていた時には、
噛まれてしまいました。
また、ハムスターは身を隠すことができないと、
精神状態が不安定になり、常に警戒態勢になることがあります。
そうなると今まで噛みつかない子だったのに、
噛むようになる場合もあります。
いつもと違う様子が見られる時には
性格の変化と考えるのではなく、
ハムスターの健康状態や、怖がらせている要因がないかを
確認するようにしましょう!
関連記事:ハムスターのストレス症状と解消法はコレ!
まとめ
今回は、主要3種のハムスターの性格についてご紹介しました。
以下はまとめです!
■ハムスターに共通する性格
- 警戒心が強い
- 時間をかければ、人には慣れる
- 綺麗好き
- 狭いところが安心する
■ゴールデンハムスターの性格
- おだやかな性格の個体が多い
- 人間に友好的
- 縄張り意識が強いため、多頭飼いは出来ない
■ジャンガリアンハムスターの性格
- 個性が強い
- 表情が豊かで感情がわかる
- 人を怖がらす、慣れやすい
■ロホロフスキーハムスターの性格
- よく動き、多くのタンパク質を欲する
- 仲間好きで、多頭飼いが出来る
- 人には懐きにくい
■急に性格は変化する?
- 性格は基本的に変わらない
- 慣れや加齢によって大人しくなったり、
病気やストレスによって攻撃的になることはある - 攻撃的になったら、健康状態や環境が良好か確認する
- おっとりした子とまったりコミュニケーションを取りたい!
⇒ ゴールデンハムスター - 様々な個性を見たい!
⇒ ジャンガリアンハムスター - 活発に動く姿を見たい or 複数飼いをしたい!
⇒ ロボロフスキーハムスター
というように、ご自身にピッタリのハムスターを選んで、
楽しいハムスターライフを送ってくださいね!
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