ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターの回し車トラブル!回さない・寝る・トイレにする・噛むなどの対策

回し車を回さないハムスター

野生のハムスターは餌を求め、
夜になると数Kmの距離を走る動物です。

ペット化したハムスターにもその習性は残っていて、
「走る」行動を野生に近い形で行わせる必要があります。

それを実現させるのが回し車!
ハムスターを飼う上で欠かせないグッズですね。

ですが、その回し車を本来の使い方ではなく、

間違った使い方をしていたり、
そもそも回してくれない子もいるんです。

そんな時はどうすればいいのでしょうか?
回し車に関するトラブルと、その対策についてご紹介します!

回し車を回してくれない!

回し車を設置していても、回してくれない子もいます。

健康であれば回さなくても問題ありませんが、

運動不足から肥満を気にする飼い主さんは
多いのではないでしょうか。

これには以下の3つの原因が考えられます。

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1、ハムスターの性格

人間と同じように、ハムスターにも
色々な性格があります。

  • 動くことが嫌い
  • 興味がない
  • 飼い主の前で回したくない
  • 老齢により動く意欲が減少した

もしかしたら夜中に回しているのかもしれません。

夜行性の動物な上、「サイレントホイール」と呼ばれる
音が殆ど鳴らない回し車を使用していると気づかない可能性は十分あります。

ケージが狭い場合は広いケージに換え、
動き回れる環境を作ってみてください。

回し車に頼らずとも、
日常生活を送るだけでも運動になりますよ。

2、回し車が身体の大きさに合っていない

ハムスターの身体はとても小さいですが、
年を重ねれば身体も成長していきます。

もし迎え入れた時に設置した回し車を
そのまま使用しているのなら、

身体の大きさに合わなくなっているのかもしれません。

これでは「回したくても回せない」状態で、
ハムスターにとってはストレスの原因になります。

先ほどご紹介したサイレントホイールは、
ドワーフ用の12サイズ以外にも、15サイズや17サイズもあります。

見た感じ、明らかに「回し車が小さいなぁ・・・」と感じたら、

ペットショップにサイズ別の回し車が
売られていますので、大きいサイズに換えてみましょう。

3、回し車の使い方が解っていない

環境に慣れ始めるとすぐに回し車の使い方を理解し、
回す子もいるのですが

使い方が解らないために回していない場合もあります

一度ハムスターを回し車の上にそっと乗せ、
手でゆっくりと回し車を動かしてみてください。

使い方を理解できれば、回してくれるかもしれません。

ただ、回し車を回していないのがお迎え直後の話であれば、
放っておいてもそのうち自然と使い方を理解するようになりますよ(^-^)

回してはいるけど…こんな使い方をする子も

回し車は本来「走る」本能を満たすために
活躍するグッズです。

ですが、中にはこんな使い方をする子もいるんです。

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トイレにする

トイレとして設置した場所にはせず、
回し車でしてしまう子がいます。

不衛生な感じが目立ちますし、気になりますよね。

トイレを定めておらず、
たまたま回し車の上でしてしまう場合もあれば、

回し車をトイレと定め、
常に回し車の上がおしっこで汚れている場合もあります。

ハムスターはしつけができませんので、
巣箱や餌入れから離れた位置にトイレを設置してみてください。

野生のハムスターは、餌を貯蔵する場所や寝る場所から
離れてトイレをする傾向
があります。

それでも改善されなければ個体差があると諦め、
こまめに掃除するしかありません。

また、回し車を回しながらトイレをする子も同様です。

噛む(齧る)

ハムスターの前歯は一生伸び続けるので、
痒みを感じて、回し車を使って歯を削っている可能性があります。

この場合は、歯を削る効果が期待できる、
大粒や硬めのペレットに換えてみましょう。

それでも改善されない場合、
ストレスや病気の可能性が考えられます。

飼育環境の見直しや、健康診断を兼ねて、
一度病院へ受診することをオススメします。

寝る

回し車で寝るハムスター

回し車の上で気持ちよさそうに
仰向け、うつ伏せで寝る子がいます。

寝ること自体に問題はありません。

ですが暑さから涼を求めて寝ている場合もあるので、
部屋の温度を見直してみてください。

1年を通して20~25度を保つように、
エアコンや涼感グッズを上手に活用しましょう!

 関連記事:ハムスターの夏の暑さ対策方法、グッズはコレ!

我が家の例 -夜中になると…回す!ひたすら回す!-

我が家で飼っているジャンガリアンの場合、
小さい頃からすぐに回していました。

動くことが大好きなようで、夜中は積極的に
ケージ内を動き回るので、回し車が大活躍しています!

今でこそサイレントホイールを使用していますが、

以前は別の物を使用していたので
夜中になると毎日「ドダダダダダッ!」

回し車を回す盛大な音が聞こえていました。

元気な証なので私や家族は気にならないのですが、

「隣の住人に聞こえてるんじゃ…」と
いつもヒヤヒヤしたのを覚えています(^-^;

まとめ – 回し車の使い方はハムスターそれぞれ

今回は回し車に関するトラブルと、
その対策についてご紹介しました。

まとめると、以下のようになります。

■夜中でも回し車を回していない

  • 動くのが嫌いな性格なら、広いケージに換える。
  • 回し車が身体の大きさに合っていない場合、大きい回し車に換える。
  • 使い方自体解っていない場合、使い方を教える。
    お迎え直後なら、自然に使い方を覚えるまで待つ。

■間違った使い方をする

  • トイレをする子はトイレの設置場所を変える。
    しつけはできないので、改善がなければ諦める。
  • 噛む(齧る)子は伸び続ける前歯に痒みを感じたり、削ろうとしている。
    主食を、歯を削る効果のある固いペレットに換える。
    改善がなければストレスや病気を疑い、飼育環境の見直しや病院へ受診を。
  • 回し車の上で寝ることに基本問題ないが、部屋の温度に問題ないか確認。

回し車をどう使うかはハムスター次第。

もともと動くのがあまり好きではない子は、
回し車もたまにしか使いませんし、老齢によって使わなくなる子もいます。

飼育環境や身体に問題がなければ、「これもこの子の個性」
割り切り、温かく見守っていきましょう!

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