ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターに噛まれる対策として手袋はアリ?素材は?

軍手でハムスターを持つ

ハムスターを飼い始めて最初に憧れるのは
なんと言っても手乗りハムスターですよね!

手のひらで餌を食べているハムスターや
手の中で眠るハムスターなど、

かわいい姿を動画サイトで見かける事があります。

そんなかわいいハムスターですが、
1つ強力な武器を隠し持っています。

それはどんな固い木の実も砕く前歯

ハムスターが本気で噛みつけば
あなたの手はたちまち血に染まってしまうでしょう。

噛まれて痛い思いをするのは嫌なので、
そうならない為に手袋を用意する人も少なくありません。

今回は手袋を使うメリットとデメリット
さらにおすすめの手袋をご紹介していきます!

なぜ噛まれるのか

手袋の話をする前に、
なぜハムスターは噛みつくのか考えてみましょう。

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勘違い

お菓子を食べていたりして手からいい匂いがすると、
ハムスターも味見感覚で噛みつく事があります。

この場合は思いっきり噛むのではなく、
甘噛み程度なので血が出るような事はありません。

恐怖心

ハムスターは視力が弱いので
いきなり手を入れると敵と勘違いして噛みつきます

ハムスターを触る時は声をかけ、
ゆっくりと確認させてから触りましょう。

謎の甘噛みからの本気噛み

手にじゃれ付いてきて甘噛みしてくるハムスター。

かわいくてワザと噛ませてみたりしていると……

突然スイッチが入ったように本気で噛みついてきます!

私はこのパターンで指の第二関節の部分に食いつかれ、
流血しながらしばらく離してもらえませんでした……

一度でもこのパターンで噛みついてきたハムスターは、
甘噛みし始めたらすぐに手を引っ込めるようにしましょう。

 関連記事:ハムスターが指を噛む理由って?しつけはどうすればいいの?

手袋を使うメリットとデメリット

何となく想像はつくと思いますが、
手袋を使うメリットとデメリットをご紹介しておきます。

メリット

  • 噛まれた時のダメージを軽減できる
  • 人間側は恐怖心無くハムスターに触れられる
  • 繁殖目的など、不意に起きた喧嘩の仲裁を安全にできる

デメリット

  • 手袋をしていると飼い主の匂いを覚えてくれない
  • 触り心地を全く感じられない
  • 手袋の臭いが嫌で寄り付かない事がある

などなど……

正直、手袋を使うメリットよりも
デメリットの方が多いのが現実です。

それでも自分が「怖い怖い」と思いながら手を入れると
ハムスターにも恐怖が伝染して噛まれてしまいます

また、せっかく飼い始めたハムスターのこと自体が
恐怖の対象になったり、
最悪の場合、嫌いになってしまうケースもあります。

そうならない為にも、
慣れるまでは一時的に手袋を使うのはアリです!

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アナフィラキシーショック症状

ハムスターに噛まれた時の症状で一番怖いのが
アナフィラキシーショック症状です。

手袋をつける人はこの症状が怖くて
付けるという人も多いようです。

ネットで見ても最悪死に至ると紹介されていますが、
実際のところ滅多に起こる症状ではありません

ちなみにハムスターなどの齧歯類に噛まれて
アナフィラキシーショック症状を起こした人は、

1995年~2004年1月までで17人
そのうち16人は大事には至らずです。

2004年2月に初めてハムスターに噛まれたのが原因の
アナフィラキシーで亡くなった方がいましたが、

この時は持病の喘息を誘発したのが原因でした。

もちろん可能性がある限り軽視はできませんが、
過度に心配する必要はありません。

オススメの手袋の種類は?

ハムスターに噛まれてズタズタになった防寒手袋

さて、噛み噛みハムスターに慣れるためには、
どんな手袋がいいのでしょうか?

素材別に、見ていきましょう!

軍手

1番お手軽に100均でも手に入る軍手。

使い勝手は良いのですが、噛みつきやすい素材で
ハムスターはよく軍手を巣材にしようとします。

結果、噛まれるのが怖くて手袋を付けたはずが
逆に噛まれやすいなんて事に……

また軍手には編み目があり、
噛まれると前歯が突き抜けてしまう事もあります。

噛む力が弱い子には良いですが、
本気噛みしてくるタイプを相手にするには少し心もとないですね。

ゴム手袋

ゴム手袋はハムスターも巣材にしようとせず、

軍手の様に編み目も無いので、
軍手に比べると噛まれる心配が低くなります

ゴム手袋の厚さは商品によりますが、
厚めの物を用意すれば歯も通りません。

ただしゴム手袋は臭いのきついものもあるので、

臭いを嫌がってハムスターが寄ってこない可能性があります。

防寒用の厚手の手袋

分厚さもあり、臭いもほとんど無し。

軍手やゴム手袋と比べると優秀なのですが、

噛みつかれて破られた時の事を考えると
コストがかかり過ぎてしまいます。

ただ、使い古して捨てようか迷っている物があれば、
心置きなく利用できますね。

皮手袋

ハムスター用に使うだけなので、
おしゃれな物ではなく作業用の皮手袋がオススメです。

丈夫な物でも意外と安く販売されています。

丈夫さと安さを兼ね備えており編み目もなく、
手袋を使うなら個人的に皮手袋がオススメです!

ハムスターの種類による違いは?

手袋についてご紹介してきましたが、
出来るなら手袋が必要ない性格の子が良いですよね。

「ゴールデンハムスターはおっとりしている」や
「ジャンガリアンは噛みやすい」など、

オスメスも含めて色々な意見がありますが、
私が今まで飼ってきたハムスターを見ると……

どの種類でも噛むハムスターは噛みます!

だいたいのハムスターは慣れてくれるのですが、

一匹だけ結局最後まで触らせてくれない子もいました。
(家で生まれたノーマルのジャンガリアンでした)

結局は個体差で性格も違うので、
ショップでハムスターを選ぶ時がとても重要です。

できるだけ慎重に、よく吟味して選びましょう!

まとめ

今回は、ハムスターの噛みつき対策としての手袋について、
メリットやデメリット、おすすめの素材などをご紹介しました。

以下はまとめです!

■ハムスターが噛む理由

  • 食べ物と勘違いして甘噛み
  • 恐怖心から本気で噛みつく
  • 甘噛みでも油断していると本気噛みに変化することも

■手袋を使うメリット

  • 噛まれた時のダメージ軽減
  • 人間側は恐怖心無くハムスターに触れられる
  • 繁殖目的の際など、不意に起きた喧嘩の仲裁を安全にできる

■手袋を使うデメリット

  • 飼い主の匂いを覚えてくれない
  • 触り心地を全く感じられない
  • 素材によっては寄り付かない

■アナフィラキシーショック対策

  • しっかりと手を保護できていれば対策になる
  • 軍手では完全に守りきれない

■おすすめの手袋

  • 作業用皮手袋:
    丈夫で価格が安くオススメ

噛み癖のあるハムスターは直らない事もあるので
ショップで選ぶ時はしっかり見て選びましょう。

ショップでも人に慣れているハムスターだと稀に、
選ぶ段階で手に飛び乗ってくれる子もいますよ。

ちなみに私は指だけでなく、
耳をかじられて血を流した経験もあります。

ジャンガリアンでもゴールデンでも
本気で噛まれると出血します

いきなりガブリと来るケースもありますが、
最初は甘噛み~中噛み、次に本気噛みという流れがありがちなので、

一度でもこの流れで本気噛みになった場合は、
次からは甘噛みでも注意した方が良いでしょう。

新しい飼育環境に慣れたり
手袋越しであっても、手の上や手渡しでおやつをもらうことに慣れたり
歳を取ることによって

噛み癖が緩和されるケースも珍しくありません。

すでに本気噛みで流血を体験して手袋の導入を迷っている方は、
手袋でのお世話を一度、試してみてはいかがでしょうか?

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