ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターに使う生理食塩水の作り方と使い方は?

生理食塩水の作り方と使い方

生理食塩水という言葉は
みなさん一度は耳にしたことがありますよね?

でも生理食塩水を何に使うか、知っていますか?

私たち人間にはもちろんのこと、
ハムスターのお世話にも使うことができるのです。

今回はそんな生理食塩水について
家庭で簡単に作る方法や使い方をご紹介します!

生理食塩水ってなに?

生理食塩水とは、
体液とほぼ同じ浸透圧の塩化ナトリウム水溶液
のことです。

泳いでいる時やお風呂などで
うっかり鼻に水が入ってしまい、

ツーンとした痛みを感じたことありませんか?

それは、体液とは違う浸透圧の水が
体に入ってきたために感じるものです。

生理食塩水は体液と浸透圧がほぼ同じなので、
鼻に入っても痛くなりにくいです。

鼻から水を入れて口から出す「鼻うがい」と
呼ばれるうがい方法があるのですが、

それは生理食塩水で行うので鼻が痛くなりにくく、
風邪予防に効果てきめんなんだそうです。

ケガをして傷口を水道水で洗うとしみるのも、

体液と水道水とでは浸透圧の差があるからで、
生理食塩水で洗うと痛みは感じにくくなります。

生理食塩水というとなんだか難しそうに聞こえますが、

簡単に言えば、体への刺激が少ない、
優しい水のことですね。

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生理食塩水はどうやって作る?

生理食塩水の濃度は、生物によって違いますが、
一般的に哺乳類に適した濃度は0.9%です。

人間もハムスターも同じ濃度で大丈夫なので、
一度作り方を覚えれば、自分にもハムスターにも使えます!

明日、役に立つかもしれません!
ぜひ覚えておきましょう。

必要な材料はなんと、水と食塩だけです!

0.9%濃度の食塩水を作れば良いので、
分かりやすく言えば、1ℓの水に9gの食塩を溶かす
という単純な工程でできます。

ただし、雑菌が繁殖するのを防ぐため、
作り置きはせずに使い切る必要があります。

作る量は少なめにした方が良いでしょう。

少なすぎても食塩を正確に計るのが難しくなりますし、

500㎖の水に4.5gの食塩という分量が
作りやすいかもしれませんね。

また、水は不純物を取り除くために、

10分~15分ほど沸騰させて、
人肌くらいの温度に冷ましたものを使います。

清潔な容器に必要量の水と食塩を入れ、
食塩が全て溶けるまでよく混ぜたら完成です。

簡単すぎて忘れそうですね(笑)

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生理食塩水の使い方

生理食塩水の作り方を覚えたら、次は使い方です。

ハムスターへの生理食塩水の使い道は
主に3つありますので、ご紹介します。

1、目ヤニを取り除く

目やにに使える?

ハムスターは目が大きいので、

目にゴミが入ったり炎症を起こしたりして
目ヤニが出ることはよくあります。

そんなときはぜひ早めに
病院で診察を受けてもらいたいのですが、

病院が遠方にあったり、すぐに連れていくのが難しく、
診てもらうまでに時間がかかる場合もあるでしょう。

そんなときは、
生理食塩水を綿棒に含ませて拭き取るようにして
取り除いてあげましょう。

もしくは生理食塩水を目に垂らすと
洗い流されて目ヤニがとれる場合もあります。

その場合注意すべきなのは
余分な水分はガーゼなどで拭き取る、
ということです。

水分が残ったままだと濡れた部分を気にしてかきむしり、
ハゲてしまったり出血したりすることがあるからです。

2、傷の洗浄

ハムスター同士でのケンカでケガをしたときなど、

外傷がある場合、応急処置として、
傷口を生理食塩水で洗います。

そのままにしておくと、傷口から雑菌が入り化膿したり、
腫れたりすることがありますから

生理食塩水で洗って清潔にしてあげましょう。

真水で傷口を洗うとしみて痛いですが、
生理食塩水だと痛みは感じにくいです。

(自分でケガをした場合も使えますね!)

3、患部の乾燥防止

膣脱や直腸脱、頬袋脱などになった場合、
病院で診察を受けるまでの間に

飛び出した部分が乾燥するのを防ぐため、
生理食塩水で濡らしておきます。

体外に出た臓器や頬袋が乾燥してしまうと、

最悪の場合、その部分の細胞が死んで、
切除しなければならなくなる可能性が出てきます。

ハムスターに多い眼球突出の場合も、

飛び出した眼球が乾燥すると失明の危険があるので、
生理食塩水で濡らして受診します。

いずれの場合も応急処置ですから、

生理食塩水を使って悪化を防ぎながら
きちんと病院を受診するようにしましょう。

4.まとめ:いざという時のために覚えておこう!

ハムスターに使う生理食塩水の作り方や使い方について
ご紹介しました。

参考になりましたでしょうか?

では、今回のまとめです!

■生理食塩水とは…

  • 体液とほぼ同じ浸透圧の塩化ナトリウム水溶液のこと

■生理食塩水の作り方

  • 哺乳類の場合は0.9%の濃度の食塩水を作る
  • 10~15分ほど沸騰させ、人肌に冷ました水を使う
  • 作りやすい分量:500㎖の水に4.5gの食塩を溶かす
  • 衛生上作り置きはせず、一回ごとに使い切ること

■生理食塩水の使い方

  • 目ヤニを取り除く:
    綿棒に含ませて拭くか、洗い流す
  • 傷の洗浄:
    傷口を清潔にするため
  • 患部の乾燥防止:
    病気やけがで飛び出した臓器、眼球などを湿らせておく
  • 生理食塩水での応急処置後は、迅速に病院を受診すること!

生理食塩水は、使う機会がなければないに
越したことはありませんが、

作り方、使い方を覚えておくといざという時安心です。

思わぬケガや病気の時、応急処置の方法を知っておけば、
慌てずに対応することができます。

水と食塩だけで簡単に作ることができますから
ぜひ作り方を覚えておきましょう!

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