ハムスターが餌を隠す理由とは?
飼っているハムスターに餌を与えると、
なぜかその場で食べず、巣箱へ持ち帰ってしまう。
そんな経験はありませんか?
「食べているところを見られたくないのかな?」と
飼い主としては不安になってしまいますよね。
今回は、なぜハムスターが餌を隠してしまうのか?
その理由や飼い主が行うべき対応について
ご紹介していきます!
餌を隠すのはハムスターの習性!
餌を隠してしまうのは、見られるのが嫌であるとか
飼い主を嫌っているなど、つい考えてしまいがちです。
ハムスターは食べる時、飼い主に背を向けることがあります。
これは「食べ物を取られるかもしれない」と
警戒しているからなのですが、
背を向けて食べることと、餌を隠す行為は別物です。
ではなぜ隠すのかというと、彼らの習性だからです。
彼らの生息地は砂漠などの乾燥地帯で、
毎日必ず餌が見つかるとは限りません。
なので、食べ物を見つけたら頬袋に詰められるだけ詰め、
巣穴に持ち帰って隠す(=貯蔵する)のです。
万が一見つけられなかった日があっても、
あらかじめ貯蔵していれば安心ですからね。
飼い主としては隠さず、「目の前で食べてもらいたい」と
思ってしまうかもしれませんが、
習性である以上は仕方ないことなのです。
温かく見守ってあげましょう(^-^)
隠している餌を見つけたら?
定期的に掃除をしていると、
必ずといっていいほど隠された餌を見つけます。
毎日少しずつせっせと運び込まれた物ですから、
飼い主としてはどうするべきか悩みますよね。
これは個体差があるのですが、隠した餌を食べなくなったら、
また餌入れから持ち帰る子もいれば、
隠したこと自体忘れている子もいます。
なので「残してあげたい」と思う気持ちは分かりますが、
腐りにくいペレットでも次第に古くなっていきます。
古くなった餌を食べ、体調を崩してしまっては
元も子もありません。
すぐに捨てる必要はありませんが、
隠している場所を掃除の時など定期的にチェックし、
古いエサは捨てるようにしてください。
ですが野菜などの腐りやすい物であれば、
遅くても翌朝には捨てるようにしましょう。
隠す場所が定まっていない場合は、
手乗りの時だけ与えるなど、
隠すことができない状態にすると安心です。
大好物ほど隠したい!我が家のハムスター
高齢になった今ではあまり見られなくなりましたが、
若い時はいつも餌を隠していました。
餌を隠す場所は決まって巣箱だったので、
私と家族はそこを「貯蔵庫」と呼んでいます。
定期的な掃除の時に貯蔵庫をチェックするのですが、
大量の床材・ティッシュをそっと取り出すと
必ずかぼちゃの種があるのです。
かぼちゃの種は一番の好物で、餌入れの前で
食べることはあまりなく、
口にくわえると猛ダッシュで貯蔵庫へ帰っていきます!
ペレットなどの他の餌と比べ、かぼちゃの種に限っては、
ゆっくりと味わうように食べるので、
誰にも取られたくないのでしょう。
掃除の後、「隠していたのに無い!」とならないよう、
いつも新しい物と交換していました(^、^)
いつでも大好物が側にあると安心するのが、
我が家のハムスターの性格のようです。
参考動画
こちらの動画では、明らかにエサを隠している様子が伺えます。
実際はかなり個体差があり、食べかけのペレットをどこでも放置する子もいれば、
必ず決まった場所で食べ、食べかけや手つかずのペレットも、
全て同じ場所に持って行こうとする子もいます。
集めるだけで、敢えて巣材などで隠すことをしない子も。
エサを隠すかどうかで、のんびり屋なのか几帳面なのか、
ハムスターの性格差を見ることができて、面白いですね!
まとめ – 習性を理解し、上手に付き合おう!
今回はハムスターが餌を隠す理由と、
それに対し行うべき対応についてご紹介しました。
まとめると、以下のようになります。
- 餌を隠すのは習性で、
餌を持ち帰り貯蔵することで安心感を得ている。 - ペレットなどの腐りにくい物は、
掃除などの時に定期的にチェックし捨てると良い。 - 野菜などの腐りやすい物は、遅くても翌朝には捨てる。
不安であれば手乗りの時だけ与えるなどの対応を。
彼らの野生からの習性を変えることはできません。
寧ろ上手く付き合うことで、
ストレスがなく安心して暮らせる環境が作れます。
それを目指してお互い頑張りましょうね!
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