【ハムスターの糞の色と形】黒色・白色は病気?軟らかい場合は注意!
ハムスターは喋れません。
喋れないので当然ですが、体調が悪くても
飼い主に教えることができないのです。
なので、飼い主が気づいてあげようと
心がけることが大事です。
体調の変化に早めに気づいてあげることで、
軽い処置で直すことができる場合もあります。
今回は、ハムスターの健康状態のバロメーターになる「糞」、
特に「糞の色」についてご紹介していきます!
目次
食べ物の影響
ハムスターの糞の色は食べ物に影響されます。
健康に異常がない場合でも食べ物によって、
いつもと違う色の糞をすることはあります。
もっとも多く見られるケースは
「人工着色料」による影響を受けている状態です。
市販されている餌の中には、
人工着色料を使用しているものもあります。
人工着色料を含んだ餌を摂取しても、
人工着色料自体は消化吸収されづらいので、
そのまま便となって排出されてしまうのです。
また、人工着色料以外のケースとしては、
同じ色合いや同じ栄養素を多く含む野菜や果物などを、
適量以上、偏って摂取した時にも
便の色に反映されることがあります。
元気そうにしているのに便の色が突然変わった時には
まず、餌の切り替えがなかったか、
その他与えている食物が与えすぎになってはいないか、
確認してみましょう。
健康状態による影響
ハムスターの糞の色は健康状態に影響されます。
主に見られる色は、
- 黄
- 緑
- 濃い黒
- 赤
- 白
です。
それぞれの色によって、考えられる不調があります。
1つずつ見ていきましょう!
1、糞が黄色の時の健康状態
胃腸の働きが低下、または弱っていて消化不良を
起こしている可能性があります。
いつもより極薄い茶色の時も黄色同様と考えて良いです。
2、糞が緑色の時の健康状態
医療の働きが低下、または弱っていて消化不良を
起こしていく可能性があります。
また鉄分の取りすぎによっても緑色の便をします。
胃腸の働きが弱っている時には黄色や緑色の便をしますが、
胃腸の働きが鈍っていることに加えて
色素の強い食べ物(例:人参など)をとっていると、
消化吸収が足りないことにより、
色素がそのまま排出されることもあります。
3、糞が濃い黒色の時の健康状態
便秘になっている、もしくは消化器官から出血している
可能性があります。
ここでいう真っ黒とは、
健康な状態下での若干濃い茶色とも言える様な黒色の糞とは違い、
透明度が全くない墨のような濃い黒です。
4、糞が赤色の時の健康状態
糞自体が赤く染まっているのでなく、
便の周りに血が付着して赤く見えているのであれば、
生殖器から出血をしている可能性があります。
5、糞が白色の時の健康状態
腸内細菌のバランスが乱れており、
糞を黒くする要素の菌や酵素が充分に接触できないまま
排出されている可能性があります。
ハムスターのケージの中を消毒液で拭いた時や
抗生物質を飲んでいる時に見られることが多い現象です。
また排出直後は、健康な状態の便でも、
時間を経ることで乾燥し白っぽく見えることがあります。
干からびた状態の糞が白い場合は、
排出時の色とは異なっていることがあるので、
干からびる前の便で判断することを勧めます。
さらにハムスターがオスの場合は、
糞ではなく精液の塊であることがあります。
精液の塊であれば、透明感のある白色で
プルプルとした性質のものです。
色以外も合わせて観察しましょう
食べ物による色の変化なのか、
体調による色の変化なのかを見分けるためには、
色以外の便の状態やハムスターの様子などを
合わせて観察するといいでしょう。
体調不良の時の便
- 指で潰すと、簡単にホロホロと崩れる
(通常は、ある程度弾力があります) - 水状、形がない、もしくはかろうじて形がある
(通常は米粒状です、それ以外は下痢と同様です) - 連なった状態
(通常は連なりません、寄生虫がいる可能性があります) - 便の大きさがバラついている
(通常大きさは均等です。便秘、腸内環境の乱れている可能性があります)
糞の色の変化に加え、以上の特徴が当てはまる便の時は、
体調不良である可能性が高いです。
病院に連れて行ってあげましょう!
合わせてハムスターがぐったりしていたり、
食欲がない時には、早急に病院に連れて行きましょう。
また、ハムスターの様子が普段と変わらない時でも、
3日程度経過しても体調不良時の便をするのであれば、
病院に連れて行った方がいいでしょう。
このサイトでも色んな記事で書いていますが、
ハムスターの下痢は死に直結しやすい上に、珍しくない症状です。
便が柔らかく、下痢が疑われる場合は
特に気を付けてあげてくださいね。
まとめ
今回は、ハムスターの糞の色や形と健康状態について
ご紹介しました。
最後にまとめていきましょう!
- 人工着色料が使われている餌を与えている時
- 同じ色合いや同じ栄養素を多く含む野菜や果物などを
適量以上偏って与えた時(例:鉄分の取りすぎで緑の糞をする)
■糞の色が健康状態に影響される場合
- 黄色 →
胃腸の働き低下、消化不良 - 緑色 →
胃腸の働き低下、消化不良、鉄分の与えすぎ - 濃い黒色 →
便秘、消化器官からの出血 - 赤色 →
生殖器からの出血 - 白色 →
腸内細菌の乱れ、乾燥、精液の塊
■体調不良の時の便
- 指で潰すと、簡単にホロホロと崩れる
- 水状、形がない、もしくはかろうじて形がある
- 連なった状態
- 便の大きさがバラついている
色の変化に加えて、便の状態が体調不良の状態に当てはまる時は
病院に連れて行きましょう。
便以外にも、ハムスターの様子がおかしい時は、
早急に病院に行ってあげましょう!
健康面以外ではハムスターは、食べ物の影響で
便の色が変わります。
特に消化器官が未発達の子ハムや機能が衰えている老ハムは
影響を受けやすいと言えます。
与える餌の成分や栄養、量には充分に気を配りましょう!
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