ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターは老化するとどんな症状・変化が出てくるの?

ハムスターの老化の症状や変化とは?

ハムスターも生き物ですから、

お家に迎えたときは小さな小さな子ハムでも、
だんだん大きくなり大人になって年老いていきます。

これは避けようのない自然の摂理です。

ハムスターを飼い始めるにあたって、
そしてハムスターを飼い続けるにあたって、

飼い主は愛ハムが老化したときのこと
知っておく必要があるでしょう。

今回は、ハムスターの老化によって起こる症状や変化について
ご紹介していきます!

老ハムになったなぁと感じるとき

私たち人間が
「アルコールが次の日に残るようになった…歳とったなぁ~」

なんて感じることがあるように、
(私の場合は25歳をすぎたころすでに感じていました…汗)

ハムスターも長く飼っていれば、老ハムになった
しみじみ感じるようになる時がくるでしょう。

では具体的に、どのような変化から
ハムスターの老化を感じる
のでしょうか?

一般的な例を5つご紹介します!

Sponsored Link

1、毛並みが悪くなる

歳をとるとだんだん自分で毛づくろいをしなくなり、
毛並みが悪くなったと感じるようになります。

お腹の毛が薄くなる子もいます。

2、運動しなくなり寝てばかりになる

活発で動くのが大好きだった子も、
寝床にしている巣箱から出てくる頻度が減り、

寝ている時間が長くなります。

回し車を回す様子を見ることも少なくなり、
若ハムだったころはガラガラ一晩中走っていて

うるさくて寝られないほどだった回し車の音も
なかなか聞かれなくなって寂しいものです。

また、運動量が減るので筋力が衰え、
体が細くなる
傾向にあります。

3、食事量が減る

若いころに比べて食べる量が減り
前述の通り筋肉量も減りますから、それに伴い体重が減ります

また、歯が弱くなるので硬いペレットが食べられなくなり、
柔らかいものを好んで食べるようになります。

今まで食べていたペレットが減らないようになったら、
硬くて食べられない可能性がありますので、

歯が悪くても食べられる柔らかい餌を与える必要があります。

4、足がふらつく

筋力が衰え、やせ細る上に、
体のバランスを保つ能力も衰えますから、

バランスをとって歩くのが難しくなり、
ふらふらと歩くようになります。

若いころとは明らかに歩き方が違い、

時にはふらっと倒れこんだり
ひっくり返ってしまうこともあります。

5、トイレの場所が定まらなくなる

ハムスターはキレイ好きな生き物なので、

家の中で、寝床や餌の貯蔵庫、トイレなど、
きちんと自分で場所を決めて生活しています。

しかし老化に伴いその場所が定まらなくなり、
いつもとは違うところでおしっこしてしまうことが増えます。

そのため「歳をとってきたらうちの子なんだかくさいな」
と思う飼い主さんも少なくないようです。


「うちの子も最近こうだわ!老化だったのね~」

と、愛ハムの老化に気づけた方もいるのではないでしょうか?

上記のように目に見えてわかる老化現象は、
日ごろの観察で気づくことができます。

では目に見えない、体内の老化はどうでしょうか?

注意すべきなのは、老化による病気・ケガです。

Sponsored Link

愛ハムの変化にすぐ気づけるように

ハムスターが老化すると、若かりし頃に比べて、
病気にかかったりケガをしたりする確率がぐんと増えます。

愛ハムの老化が進んだ時、
どのような病気・ケガに注意すれば良いのでしょうか。

主な例として以下の5つがあります。

  1. 風邪
  2. 腫瘍
  3. 白内障
  4. 目ヤニ
  5. 骨折

では、少し詳しく見ていきましょう!

1、風邪をひきやすくなる

歳をとると免疫力が落ち、風邪をひきやすくなります。

鼻水、くしゃみなどの一般的な風邪の症状から
下痢などのおなかの風邪までさまざまです。

「あれ?風邪かな?」なんて思っているうちに
急激に症状が悪化することもあります。

内臓の機能も低下してきますから、
下痢の症状が出たときには特に注意しましょう。

2、腫瘍ができやすくなる

もともとハムスターは腫瘍ができやすい動物で、
生後数ヵ月の若いハムスターでも腫瘍ができることがありますが、

老ハムになるとますます増える病気です。

全身どこにでも腫瘍はできます。

抱っこする際、全身良く見て、触ってみて、
しこりはないか確認するようにしましょう。

3、白内障で最悪失明も

白内障は、目のレンズが白く濁り、見えにくくなる病気で、
最悪完全に見えなくなりますが、

ハムスターの場合目が小さく、手術することはできません。

しかしハムスターの場合はもともとあまり目が良くないので、
視力を失っても、優れた嗅覚・聴覚でそれを補うことができます。

もしも白内障で目が見えにくくなるようなことがあれば、

ケージ内のレイアウトは変えず
老ハムでも安心して暮らせるようにしてあげましょう。

 関連記事:ハムスターの白内障の原因とは?治療できるの?

4、目ヤニで目が開かない!

白内障は老ハムに多い目の病気ですが、
他にも老ハムの目の症状で悩む飼い主さんが多いようです。

結膜炎角膜炎にかかると目ヤニがでます。

これらは、若かろうが老いていようが
関係なく患うことのある疾患です。

しかし、老ハムになると免疫力が落ちていますから、

「大量に目ヤニが出て目がくっついてしまい開かない!」
なんてことが起こるんですね。

5、骨折にも注意

高齢になると骨密度が低くなり骨折しやすくなります。

運動能力も衰えていますから、ケージ内に

  • 手や足を引っかけそうなところはないか
  • 落ちて危険な箇所はないか

確認しましょう。

老ハムがどんな病気になりやすいか、ケガをしやすいか、
知っておくと、早めにその症状に気づくことができます。

しかし内臓の病気など素人では気づけないことも多いです。

できるだけ定期的に動物病院で健康診断を受け、
早期発見に努めましょう!

老化防止のためには?

仰向けで寝るハムスター

「歳をとれば体は衰え、病気にもかかりやすくなる」

そんなことはみんな知っていますし、
当たり前のように受け入れていきます。

動物も、人間も、生き物は皆同じです。

しかしテレビで紹介されているのを見ませんか?

「すっごいムッキムキのおじいちゃん86歳!」
とか、

「生涯現役!スゴ技おばあちゃんダンサー78歳!」
とかいうスーパー老人たちを。

ハムスターの中にもいるんですよね。

「若い者にはまだまだ負けんぞ!」という感じの老ハム。

もちろん持って生まれたものもあるでしょう。

しかし人間と同じように、生活習慣に気を付けることで
老化を抑制することができる場合があるのです。

ポイントは何事も「ちょうどよく」ということです!

 関連記事:【ハムスターの老後】エサや水、ケージ環境の注意点は?

ちょうどよいカロリー摂取

太りすぎ・やせすぎ、どちらもよろしくありません。

どちらも病気へのリスクが増して
ハムスターを早く老化させる原因となります。

ころころに太ってまんまるのハムスター
確かにかわいいです。認めます。

しかしそれは果たして、
ハムスターのためになっているでしょうか?

きちんとバランスの良い食事を与え、
体型を見ながら食事の内容を調整して、

適正な体重、体型にしてあげるのが
飼い主としてのハムスターの愛情だと思うのです。

 関連記事:ハムスターの体重の平均はどのくらい?測り方や頻度は?

ちょうどよいふれあい加減

ハムスターが馴れてくると、
皆さん毎日触れ合うことを大事にしていると思います。

もちろん必要なことですし、大事にしてもらった方がいいです。

触れ合うことで体の異変に気付く場合もありますし
ある程度馴れていないと困ることもあるでしょう。

ですが、いくら馴れたハムスターでも、
過度に構うのはハムスターにとってストレスです。

ハムスターにも個性があるので、

しょっちゅう触っても平気な子もいますが、
中にはストレスで病気になるほど神経質な子もいます。

健康を守るためにも多少の触れ合いは必要ですから
触りすぎず、触らなすぎない、

その子に合ったちょうどよいところを
飼い主が判断し、ストレスは最小限にできるといいですね♪

まとめ:老ハムこそ、しっかり観察を!

ハムスターの老化について見てきましたが、いかがでしたか?

それでは今回のまとめ、いきましょう!

■ハムスターは老化すると?

  1. 毛並みが悪くなる
  2. 運動しなくなり、寝てばかりに
  3. 食事量が減る
  4. 足がふらつく
  5. トイレを守らなくなる

■老ハムは特に注意!

  1. 風邪・下痢
  2. 腫瘍
  3. 白内障
  4. 骨折

※定期的に健康診断を受けましょう!


■若いころから老化防止を!

  • 太りすぎ・やせすぎはNG!
  • ストレスになるほど構わないで!

衰えていく我が子を見ているのはつらいですが、

老化は避けられないことですし、
それだけ長生きしているということです。

我が子が老ハムになった時、
老いた姿を見られるだけ長生きさせてあげられている、

愛情を注いであげることができていることを、
飼い主として誇りに思いましょう

老いても健康に、長生きさせてあげられるといいですね!

Sponsored Link

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Sponsored Link

にほんブログ村 ハムスターブログへ
Sponsored Link