ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターに梨を与えても大丈夫?皮や種は?

ハムスターは梨が好物?

旬の果物はとても美味しくて食べると
幸せいっぱいな気持ちになりますよね。

日本には四季があるので
その季節ごとに楽しむことができますが、

人間が好む果物は、
ハムスターも幸せにしてくれるのでしょうか。

今回は独特な食感とみずみずしさから、
好物としている方も多い「梨」

ハムスターに与えても良いのかについて、
ご紹介していきます!

ハムスターに梨や洋梨は与えてもいい?

健康体なら与えてOKです!

後ほど触れますが、体調を崩している場合に「梨」は
あまりオススメできない果物です。

ですが、ハムスターが健康体であり、
与え方・量を守れば問題ありません!

Sponsored Link

梨から得られるメリット・主な栄養素

梨は90%が水分なので、
主なメリットとしては水分補給になります。

  • ビタミンB1・B2:
    (免疫力の向上・粘膜保護)
  • アスパラギン酸:
    (代謝促進・解熱・疲労回復・抗酸化)
  • ソルビトール:
    (腸内活動活性化・解熱)
  • カリウム:
    (細胞保護・高血圧予防)

主な栄養素は上の4つですが、

アスパラギン酸・ソルビトール・カリウムには
デメリット面もあります。

栄養素等のデメリット面・与えてはいけない時

栄養素や梨の特徴でそれぞれ嬉しい効果があるのと同時に、
無視できないデメリット面もあるので、

与えてはいけない場合も含めてご紹介して行きます。

アスパラギン酸

アスパラギン酸はアミノ酸の一種として
代謝UPや疲労回復に役立ちますが、

その反面「解熱作用」を持っています。

「解熱作用」は与える量によっては
健康時でも低体温を招くものです。

特に寒い季節は体温が低下しやすいので、
与える量に関して慎重さが必要です。

また、体調を崩していたり、高齢の場合
体温調整が難しい状態なので、与えないようにしましょう。

ソルビトール

ソルビトールは腸内細胞の餌となるので、
摂取することで腸内の働きが活発になります。

ですが、個体のお腹の弱さによっては、
活性化が過剰な刺激となり、下痢につながることがあります

お腹が弱い個体であったり、下痢症状の状態下で与えると、
症状の激しい悪化が考えられるので、与えてはいけません

カリウム

健康体だと、余分なナトリウムの排出を促す働きから、
腎臓のサポート役として優秀です。

腎臓は同時にカリウムも排出する臓器でもありますが、

腎臓の働きが弱っている状態でカリウムを多く摂ると
上手にカリウムを排出できず高カリウム症を引き起こし、

不整脈や心臓麻痺の心臓病発生につながってしまいます。

高齢で腎臓の働きが衰えていることが想定できるとき、

腎臓の悪い個体にとっては命取りになってしまうので、
与えることは避けましょう

石細胞

梨のしゃりしゃりとした独特の粒々感の正体は石細胞です。

石細胞は果肉内の数種類の成分が固まったものですが、
消化に悪いことで知られています。

与える量によっては消化器官の負担になるので、

  • まだ消化器官が未発達の幼いハムスター
  • 消化器官の働きが衰えている高齢のハムスター
  • 体調を崩しているハムスター

与えるのは避けた方がいいでしょう。

なお、石細胞は同じ梨でも洋梨の方が少ないです。

Sponsored Link

梨の与え方・適量はこのくらい

ハムスターに与える野菜果物には、
一般的に言われている適量があります。

  • 野菜なら5mm角〜1cm角
    (大型のゴールデンなら〜2cm角まで)を毎日1回程度
  • 果物なら5mm角〜1cm角
    (大型のゴールデンなら〜2cm角まで)を数日に1回程度

です。

しかし、健康なハムスターであれば
ペレットによって生きるのに必要な栄養は取れているので、

野菜や果物の補充食が足りなくても
健康を害することはありません。

逆に、あげすぎにより害が発生することがあります。

主に、アレルギー発生肥満下痢です。

また嗜好度の高い果物は補充食としても、
野菜の代打であって、頻繁にあげる必要性はありません。

アレルギーの発生や、肥満防止、食べ過ぎに伴った水分過多や
それにより引き起こる下痢を避けるためには

下限である5mm角を週に1回程度に止めることをオススメします!

皮や種は与えてもいいの?

取り除きましょう!

種や未成熟の実には
「アミグダリン」という成分含まれています。

アミグダリン自体が悪さをするのではないのですが、
ハムスターがアミグダリンを消化すると、

その過程でアミグダリンから、
ハムスターに有毒な青酸が発生してしまうのです。

そうなるとハムスターは中毒症状に陥ります

は、皮そのものに毒素があるわけではありませんが、
虫避けのために農薬が付いていることがあり、

それが微量だとしてもハムスターにとっては
致死量となってしまうので、取り除いた方が安心です。

「どうしても与えたい!」という時には
流水で30秒以上洗い、表面についている物質を取り除きましょう。

また、水分過多にならないために
洗った後の水分はよく拭き取りましょう。

与えた後の注意点

梨は水分量が多いので、
他の果物や野菜に比べても腐敗しやすいです。

なので衛生面の配慮として

与えてから20分程度経過したら、
ハムスターが残した分は必ず片付けましょう。

まとめ

今回は、ハムスターに梨を与えても大丈夫か、
与え方や適量についてご紹介しました。

以下はまとめです!

■梨や洋梨は与えても大丈夫?

  • 健康体なら与えてOK

■こんなハムスターには与えてはいけない

  • 体調を崩しているハムスター
  • 高齢のハムスター
  • 幼いハムスター
  • お腹の弱いハムスター

■梨を与える適量・頻度

  • 5ミリ角を週に1回

■与え方の注意点

  • 未成熟の梨与えない
  • 皮は取り除く
  • 与えたら20分程度で片付ける

梨の特徴から、健康状態が優れている場合にしかあげられませんが、

甘みが強いので、
ハムスターにとっては美味しく幸せになる果物です。

個体の状態を見て、量や頻度など、

注意することはした上で与えてあげると
きっと喜んでくれるしょう♪

 関連記事:ハムスターに果物は必要?食べれる・好物な果物はコレ!

Sponsored Link

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Sponsored Link

にほんブログ村 ハムスターブログへ
Sponsored Link