ハムスターを飼い始めた後の注意点は?ありがちな失敗談は?
「準備万端でハムスターをお迎え!
お迎えしてから時間が経ってハムスターも新しい環境に慣れたみたい。
私もエサやトイレの掃除にも慣れたしもう平気!」
…本当に平気?
ハムスターについて、まだまだ知らないことがあるのでは?
ここではやりがちなミスや、誤った認識が多い事例について
いくつかご紹介します!
気をつけて!ハムスターがNGなお風呂事情
「ハムスターのために良かれと思ってやったことでも、実はNGだった!」
なんてことにならないために、
ハムスターのお風呂事情についてお話します。
ハムスターにとってお風呂は砂風呂です!
砂浴びをすることがお風呂ですので、
お湯(水)を使うお風呂には入れてはいけません!!
動画投稿サイトでは「うちの子はお風呂が大好きです(^^)」
なんて動画をアップしている人がいますが、
危険な行為ですので真似しないでください。
その理由として、
- ハムスターの毛は水に濡れると乾きづらく、
風邪を引いてしまうことがあるからダメ - もともと乾燥した地域に住んでいた動物なので、
水に濡れるとストレスに感じる
という意味が広く知られています。
しかし、それだけではありません!
ハムスターの皮膚は水に濡れると皮膚病にかかる恐れがあるのです!!
水に浸かるお風呂なんてもってのほかです。
動画をアップした人は、
ハムスターのかかる病気についての認識が甘いのでしょう。
「大好きだから!」とかではなく、病気にかかってしまってからでは遅い、
ということを分かっていただきたいです。
また、湿度が高い環境によっても、皮膚病を発症することがあります。
おしっこをした砂やチップはこまめに取り換え、
梅雨の時期などは気にかけてあげましょう!
ハムスターは夜行性なので…
ハムスターは暗くなってから生活する夜行性の生き物です。
したがって、昼夜問わず、
「ずっと照明をつけっぱなしにすること」はよくありません。
ハムスターが生活リズムを崩してしまいます。
また、昼にカーテンを閉め切ったままで真っ暗な日もあれば、
ちゃんとカーテンを開けて明るい日もある、
夜に照明をつけたままで明るい日もあれば、
ちゃんと消して暗い日もある、
というように気まぐれなのも同じく、生活リズムを崩してしまいます。
「昼間は明るく、夜中は暗く」
1日を通してしっかり明暗のメリハリをつけて、
ハムスターの生活リズムを崩さないようにしてあげましょう♪
ハムスターを複数飼いすることの危険性とは!
知っておいて欲しいのは、
「ハムスターは原則単独飼育」だと言うことです。
育児中やハムスターがまだ小さい頃、そして種類によっては
複数飼いでも平気ということもありますが、基本的には複数飼いは厳禁です。
よく聞く話で、
「ウチのハムスターは1匹だけで寂しそう・・・」というのがありますが、
これは大きな間違いということになります。
では具体的に、複数飼いによってどんな危険性があるのか、
大きく分けて2つ、ご説明致します。
危険その1:望まぬ妊娠
ハムスターは生後1か月半を過ぎれば繁殖が可能です。
2か月のハムスターではもう適齢期とすら言われます。
実際、私のハムスターは生後2か月くらいの時に
妊娠し、子供が生まれました。
このように、ハムスターが子供として生活する期間はとても短く、
2か月もすれば繁殖するのに十分な生殖機能を持ち合わせています。
そうとは知らずに雌雄混合の複数飼いをしていると、
あっという間に増えてしまいます。
さらに、私の知人では、
「幼い頃に飼っていたハムスターを複数飼育していたら
子供が生まれてしまい、計3回の出産を経て30匹以上になってしまった」
という方がいます。
ハムスターは一度に複数の子供を産みます。
多い場合には10匹以上産むこともあります!
「まだ小さいから」といって雌雄一緒に飼育している方は、
できるだけ速やかに1匹ずつ分けて飼育しましょう。
また、繁殖にチャレンジする場合でも、いきなり一緒のケージに入れるのではなく、
ケージ同士を近づけてお見合いさせるなど、
段階を踏んで繁殖させることをおススメします。
危険その2:喧嘩
ハムスターは非常に縄張り意識の高い動物です。
生後1か月に満たない子供同士ですら喧嘩をします。
時には喧嘩をして怪我をしたり、
一方が死んでしまうこともあります。
特にゴールデンハムスターではこの傾向が強いですので、
複数飼いは絶対にやめましょう!
ジャンガリアンはゴールデンよりはマシですが、
やはり喧嘩による怪我や死のリスクは低くありません。
「ジャンガリアンは複数飼いも可能」と評されている場合もあるのですが、
以下のような話は珍しくありません。
ジャンガリアンの複数飼いをしていたら、家を留守にしている間に
大喧嘩をしていたようで、流血していて弱っていた(またはすでに死んでいた)!
そんな体験をした飼い主さんは
「あんなに仲良くしていたのになぜ・・・?」と口を揃えて言うのですが、
ハムスターは、ある日を境に、突然喧嘩を始めるものなのです。
このような失敗談が後を絶たないことを考えると、
ジャンガリアンの複数飼いも避けるべきと言えるでしょう。
まとめ
今回は、ハムスターを飼い始めた後の注意点や失敗談について
ご紹介しました。
では、まとめです!
- ハムスターは水が苦手!お風呂はお湯ではなく砂風呂で!
- 水に濡れたり湿度が高い状態が続くと、皮膚病にかかる恐れも!
- ハムスターは夜行性なので昼間は明るく、夜中は暗くしてあげよう
- ハムスターは単独飼育が原則
- 複数飼いすると、繁殖したり喧嘩によって死に至るケースもある
いかがでしたか?
知らなかったこともあるのではないでしょうか。
まだまだハムスターについて知るべきことは沢山あります。
情報を検索する上で、それが正しい情報であるのかも気にしながら、
勉強していってくださいね♪
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