ハムスターが玉ねぎを食べてしまった!症状や対処法は?
ハムスターを遊ばせていたら、
「いつの間にか何かをモグモグ…って、これは玉ねぎ!?」
慌てて取り上げるも、既に食べてしまっている様子。
「玉ねぎって動物に与えちゃいけないと聞くけど、ハムスターは平気?」
「そもそもなんでダメなの?どんな症状が出るの?」
など、この記事で玉ねぎとハムスターについて
学んでいきましょう!
ハムスターが玉ねぎを食べてしまうと…?
極めて危険な状態に陥ってしまいます!
食べてすぐに症状が出るわけではなく、
1日から数日経った後に症状がでます。
目に見える症状として酸欠状態であったり、
更には血尿になったりします。
その実態は赤血球が破壊されてしまい、
ハムスターが貧血になってしまうことです。
赤血球は全身に酸素を運ぶ仕事を担っていますから、
破壊されると酸欠状態になりますし、
破壊された赤血球がおしっこと一緒に出るため、血尿になることも。。
この症状は「玉ねぎ中毒」と呼ばれ、直接玉ねぎを食べることはもちろん、
玉ねぎを切った包丁でハムスター用の野菜やフルーツを切って与えることで、
症状が出ることがあります。
玉ねぎを与えてないのに「玉ねぎ中毒」が出てしまう原因として、
思わぬ落とし穴になるので、この点にも気をつけるようにしましょう!
食べてしまったときの対処法
犬や猫であれば、口の中を刺激して
食べたものを吐かせるという方法もありますが、
この方法は、ハムスターでは難しいです。
なので、ハムスターが玉ねぎを食べてしまったり、
玉ねぎ中毒の症状が出たら、
すぐにハムスターを診てくれる病院に連れて行きましょう!
玉ねぎを食べたと思われる量が、他の野菜を食べた時のように
多量の場合は、特に注意です!
玉ねぎがダメな理由とは
ここまでご紹介した通り、玉ねぎやねぎはハムスターを含め、
動物には与えてはいけない食べ物です。
貧血を引き起こし、酸欠や血尿になってしまうと言いましたが、
ここで少し詳しくそのメカニズムをご紹介します。
難しい話ですので、理解して頂かなくても構いませんが、
「ねぎ類は動物には絶対ダメ」ということだけは覚えておいてくださいね!
玉ねぎによって起こる溶血性貧血
ねぎ類がダメと言われる理由ですが、
これは成分であるアリルプロピルジスルファイドに由来します。
この成分は赤血球の元であるヘモグロビンを
酸化してしまいます。
ヘモグロビンは酸化されるとその機能を失い、
赤血球が破壊されてしまいます。
この赤血球が破壊されることを「溶血」と言い、
溶血が起こると貧血になります!
貧血にはいくつか種類がありますが、
その中でも「溶血性貧血」と呼ばれるものです。
実はこの溶血性貧血は、玉ねぎを大量に食べ続けると、
人間もかかる病気です!
さらに、自然治癒するものではなく、
専門的な治療が必要になります。
これはハムスターにとっても同様で、
自然に治るものではありません。
食べてしまった量にもよりますが、明らかに弱ってしまっているのなら
早急に病院で診てもらってくださいね!
まとめ
最後にこの記事のおさらいをしておきましょう!
- ハムスターに玉ねぎなどのねぎ類はNG
- 症状がでるのは1日から数日経った頃
- 症状は酸欠や血尿であり、その実態は溶血性貧血
- 自然治癒はしないので、病院で診てもらう必要あり
- 直接食べることはもちろん、
玉ねぎを切った包丁でハムスター用の食べ物を切ることも危険!
ハムスターを含め、動物にとってねぎ類は
非常に危険な食べ物です。
万が一にも口にしてしまうことがないように注意しましょう。
理想としては包丁やまな板をハムスター用のものを
1セット用意することです。
100均にも売られていますので、
心配な方は購入を検討してみてくださいね♪
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