ハムスターはじゃがいもを食べる?与え方や適量は?
雑食性で好き嫌いはあるものの、
基本的になんでも食べてしまうハムスター。
いつもペレットなど固い食べ物を与えているので、
たまには柔らかい物もあげたくもなってしまいます。
そんな時にじゃがいもを与えようとしているあなた、
ちょっと待ってください!
じゃがいもについて気になる情報を
色々とご紹介しますので、
ハムスターにじゃがいもを与える前に
ぜひ1度目を通してくださいね!
目次
じゃがいもは与えても大丈夫?
じゃがいもはハムスターに与えても大丈夫な野菜です。
例えばペットショップでよく見かけるこちらの商品、
原材料を見ると「ジャガイモ」の記載があります。
ただし、与える時には中毒などに注意が必要な上、
ハムスターにとって必要な栄養などもそれほどなく、
デメリットの方が多い野菜でもあります。
じゃがいもの何が悪いの?
ハムスターにとって
なぜじゃがいもが危険なのかというと、
それはソラニンという成分が関係しています。
人間でも大量に摂取してしまうと命に関わってしまう
危険な成分であるソラニン。
私たち人間が普通にじゃがいもを食べているだけなら
さほど気にする事でもありませんが、
人間にとっては少量でも、身体の小さなハムスターにとっては
大量になってしまいます。
ソラニンはどの部分に含まれる?
気を付けないといけないのは、
じゃがいもの芽と皮になります。
最初にじゃがいもは与えて良い野菜と書きましたが、
それはあくまでじゃがいもの芽と皮を取った場合です。
ハムスターにじゃがいも与えるのであれば、
私たちが食べる時以上に皮は厚く剝き、
芽は深く取ってしまいましょう。
そして一番気を付けて欲しいのが、
じゃがいもの緑化です!
じゃがいもは家庭で保存していると緑色になります。
緑化したじゃがいもはその部分にソラニンが含まれ、
全体が芽と同じような状態だと思ってください。
そうなったじゃがいもをハムスターに与えるのは
非情に危険なので、絶対にやめておきましょう!
ソラニンによる主な中毒症状
ソラニンには危険な中毒症状がいくつもありますが、
ハムスターを飼っていて私たちが分かる症状は
- 下痢
- おう吐
この2つです。
他にも頭痛や眩暈などがありますが、
これは見た目ではハッキリ分かりません。
ハムスターの様子がおかしいと感じた時は、
すぐに病院へ連れて行って、
医師にじゃがいもを与えた事を伝えましょう!
じゃがいもは生・茹で?適量は?
皮にソラニンが含まれることは先ほど紹介しましたが、
生のじゃがいもには、
プロテアーゼ阻害物質というものが含まれています。
この成分が原因で消化不良を起こし、
ハムスターが下痢になってしまう事があります。
ですので、ハムスターにとって
あまり必要のない野菜であるじゃがいもですが、
どうしても与えたいという場合は、
茹でてからできるだけ中心を与えるようにしましょう!
適量は多くとも1日1回で、
5mm角程度までにしておきましょう。
加工されたじゃがいも
生のじゃがいもが危険な事を紹介してきましたが、
ポテチなど、揚げたりして加工したものはどうでしょうか?
答えはもちろんNGです!
ペットの飼育本にも必ずといっていい程書いてありますが、
人間が食べる物は油分や塩分が多く含まれているので、
絶対にハムスターに与えてはいけません。
まとめ
今回は、ハムスターにじゃがいもを与えても良いかについて
ご紹介しました。
それでは最後にまとめていきます!
- ソラニンに気を付ければ大丈夫
- ただし、ハムスターにとっては
メリットよりデメリットの方が多い
■じゃがいもが危険な理由
- ソラニンが含まれるため
- ソラニンが含まれる部位は、
芽・皮・緑化したじゃがいも
■ソラニンの中毒症状
- 下痢
- おう吐
- その他にも頭痛や眩暈など目に見えない症状があり
■与えるなら生・茹で?適量は?
- 茹でて与えるようにする
- 生は下痢の原因になる
- 多くとも1日1回5mm角程度まで
- ポテチなどの加工製品は、
油分や塩分の関係で絶対に与えてはいけない
じゃがいもは手軽に手に入り、
価格も比較的安定している野菜です。
しかし与えるメリットはあまりなく、
デメリットが多い野菜でもあります。
絶対に与えてはいけない野菜ではありませんが、
じゃがいもを与えるなら
他の栄養ある野菜を与えてあげたいですね♪
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