ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターが威嚇するのはどんな時?臭いニオイがする理由は?

ハムスターが威嚇する時

ハムスターを迎え入れて間もない頃や、
慣れているはずなのに

『ジジッ!と急に威嚇された…』
なんて経験はありませんか?

ハムスターはどんな時に威嚇するのでしょうか?

また、威嚇の際に臭いニオイがする時があるのは
どうしてなのでしょうか?

今回はそんな疑問についてご紹介します!

こんな時に威嚇する

ハムスターが威嚇するのには、必ず理由があります。

あなたはどんな時に威嚇されたでしょうか。
それを思い出しながら読んでみてください。

恐怖を感じている時

ペットショップなどから迎え入れて間もない頃は
人にも環境にも慣れておらず、

安心できない場所に連れてこられ、恐怖を感じています。

その間はちょっとしたことでも恐怖に繋がるので、

水や食べ物を換えようとケージの中に
手を入れただけでも威嚇してきます。

この時は「ジジッ!」「ジージー!」といった
鳴き方をし、これは比較的軽い威嚇にあたります。

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不快に感じた時

ハムスターは静かな場所を好みますので、

掃除機やテレビの音など、うるさいと感じる音が
聞こえると
威嚇する時があります。

この時も恐怖を感じた時と同じように
「ジジッ!」「ジージー!」と軽い威嚇をします。

攻撃的になった時

ハムスターを複数飼いしていて、まだ小さい時だと
一緒のケージで飼う場合もあるかと思います。

その時にハムスター同士で喧嘩になると、
攻撃的な状態になり威嚇をする時があります。

感情が高まり、軽い威嚇の時とは異なって
「ギッ!」「キーキー!」と鳴きます。

時には仰向けで手足をジタバタしながら鳴きわめくこともあります。

この時はかなり興奮している状態なので、
手を出すと噛まれる可能性が非常に高いです。

 関連記事:ハムスターが怒る時の理由って?どんな行動を取るの?

臭いにおいがするのは何故?

一方で威嚇をした時、臭いにおいを
感じたことはありませんか?

複数飼いしている時

2匹のジャンガリアンハムスター

ハムスターは縄張り意識が強く、自分の縄張りと思っている場所で、
他のハムスターのにおいを感じると

「縄張りを守らなきゃ!」とマーキングをします。

その際、お腹にある臭腺からにおいを出すのですが、
そのにおいがクサく感じるのです。

別々のケージで飼っていても、においを感じれば
警戒し威嚇してしまいますので、
ケージ同士をなるべく離すようにしましょう。

 関連記事:多頭飼いできるハムスターの種類とは?コツや注意点は?

余談ですが、複数飼いがうまくいってる場合は、
激しい喧嘩などは一切しないので、
強烈なニオイのマーキングを行うことはありません。

逆にいうと、子ハムの複数飼いで、
強烈なマーキングのニオイを感じたら、
ケージを分ける時期にあると考えて良いでしょう。

極限状態まで追い込まれた時

相当な身の危険を感じた時にも臭いを発することがあります。

嫌がっている or 逃げようとしているハムスターを
無理やり捕まえようとしてしまった、おしおきしてしまった
などの時です。

これは、自分のニオイを感じることで安心を得ようとする説と、
嫌~なニオイを発して攻撃者の目を逸らそうとする説があります。

いずれにしても、かなり強烈な臭いなのですぐ分かると思いますが、

このような臭いを飼い主が感じた場合は、
ハムスターに相当のストレスを与えていることになります。

過度なストレスから病気に直結する可能性があるので、
もし自覚がある場合は、絶対にやめましょう。

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慣れない頃は些細なことでも敏感!

我が家も迎え入れて間もない頃は、
毎日警戒されていました。

慣れるまでは掃除すらできない状態なので
水と食べ物の交換だけを行うのですが・・・。

気づかれまいとそーっとケージの扉を開け、
中に手を入れると

「ジジッ!!」

と巣箱から顔を出し、凄い形相で威嚇するのです。

音は立てていないはずなのに、どうして
気づくんだろうと思うくらい敏感なのです。

これではいけないと次からは優しく名前を呼び、
「水交換するねー」などと言いながら
自分の声やにおいを覚えてもらおうと毎日繰り返しました。

また、ひまわりの種などのおやつを使い
手から食べ物をあげることで慣れてもらおうともしました。

そのおかげで徐々に威嚇する機会は減ったのですが、

ある時ケージ前に敷いたカーペットの掃除をしようと
コロコロを使った時、「ジジッ!」と威嚇されたことがありました。

初めて聞く音に驚いたのでしょう。

その一回きりで次からは威嚇されませんでしたが、
人間のいる環境に慣れるのはハムスターにとって
大変なことなのかもしれません。

逆に、環境や人に慣れてくるとハムスターが威嚇することは
全くと言ってもいいほど無くなります。

ハムスターを飼うのに慣れている人でも、
お迎え初期の頃は威嚇してくるものです。

何かを無理強いさえしていなければ、
威嚇されてもあまり気にする必要はないですよ!

参考動画

この動画では、人に息を吹きかけられて威嚇しています。

ハムスターは風を受けるのが苦手な動物なので、
不快・不安と感じていたことになります。

お迎え初期で敏感になっているハムスターに、
このような行為をすることは避けなければなりません。

ちなみに、飼い主やケージの環境に慣れてくると、
このくらいじゃ怒ったりしなくなります(^-^)

威嚇は警告のサイン

今回ご紹介しました内容をまとめると、

■どんな時に威嚇するのか?については

  • 恐怖感不快感を覚えた時:
    「ジジッ!」「ジージー!」と軽い威嚇する
  • 攻撃的になり感情が高まっている時:
    「ギッ!」「キーキー!」と強く威嚇する

■クサいにおいがする理由については

  • マーキングとして臭腺からにおいを出すから:
    縄張り意識の強いハムスターは、他のハムスターの
    においを感じると自身の縄張りを守ろうとするため

となります。

共通しているのは威嚇は警告のサインということです。

野生のハムスターは空からも陸からも狙われる動物で
普段鳴くことはまずありません。

にも関わらず鳴くということは、その子にとって
よっぽどのことがあったと解釈できるのです。

威嚇させてしまうのはストレスに繋がりますので、
ハムスターが快適に過ごせる環境作りを目指していきましょう!

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