ハムスターのレントゲンの撮り方は？料金はどのくらい？
ハムスターが体調を崩した時、健康状態によっては
ご自宅での療養では不可能であったり、
ご自宅での療養の前に
まずは病院にかかった方がいい場合があります。
今回は、ハムスターが病院で「レントゲン」を受けることに
関してのご説明をします。
目次
どんな場合にレントゲンを撮るの？
ハムスターがレントゲンを撮ることになる主な場面は、
「骨折の疑いがある」時と「原因不明」の時です。
骨折の疑いでレントゲンを撮る場合
骨折の疑いがある時には、
骨折してるかどうかを確認するため、
またどこが骨折しているのか、
場所を把握する為にレントゲンを撮ります。
骨折の疑いではなく、外部から見て
明らかに骨折しているとわかる際にも、
明確にどの部分が、どのように折れているのかを、
把握するためにレントゲンを撮ることがあります。
骨折の場所と、骨折の規模や折れ方を把握することで、
- 自然に治癒するのを待つ程度なのか
- 折れた骨に対して手術を施す必要があるのか
など、ハムスターの骨が元に戻りやすい、
より的確な方法で処置ができます。
原因不明なのでレントゲンを撮る場合
体調不良の原因を探るために、
レントゲンを撮ることは珍しくありません。
例えば、ハムスターが出血している時は、
生殖器や膀胱などに炎症や結石がある可能性がありますし、
お腹が腫れている時は、
便秘や腸閉塞の可能性が考えられます。
レントゲンを撮ることによって、
疑わしい箇所に問題があるかないかを見ることができるので、
問題があれば適切な処置を、問題が見つからなければ
新たに別の可能性を考え始めることができます。
ハムスターのレントゲンの撮り方
先ほどご紹介した通り、ハムスターがレントゲンを撮ることは
決して珍しいことではありません。
しかし飼い主としては、
ジッとしていることができないハムスターを
どのようにしてレントゲンで撮るのか、不安になりますよね。
ご存知の方も多いと思いますが、
レントゲンを撮る際は静止しておく必要があります。
これはハムスターに対しても同様に求められます。
なので、ほとんどの病院では、
動かないようにハムスターを少しだけシッカリめに、
人の手で動きを制御します。
ハムスターに慣れている施術者だと、
ハムスターが痛かったり、苦しかったりすることはありません。
しかし中には、慣れた施術者によっても
どうしても動いてしまうハムスターがいます。
この場合は麻酔をかけて
レントゲンを撮ることもできます。
レントゲンを撮る時の注意点
ハムムターはストレスに弱い生き物なので、
体調不良時に、更にレントゲンのストレスを加えることは、
ハムスターにとって負担が大きいと言えます。。
著しく体力がないときに、強いストレスが加わると
呼吸困難を起こす可能性もあります。
また、麻酔を使ってレントゲンを撮る場合には
最悪の場合、麻酔から覚めないこともあり得ます。
飼い主としてレントゲンの検査に前向きになれない時は、
「尿検査や触診、エコー検査など前段階を行ってもらい、
その上でレントゲンがどうしても必要ならば撮って欲しい。」
など、飼い主が納得できるような手順を踏んでもらうように
お願いしてみましょう。
ハムスターの負担になることがあります。
病状によっては、レントゲンの方が安全なこともあるので、
しっかり獣医さんと相談しましょう。
ネット上でレントゲンを受けることに対して
不安をあおる話を見ることがありますが、
大抵はハムスターに慣れていない病院での
処置ゆえの結果です。
大事なことはレントゲンを悪と決めつけることではなく、
ハムスターに強い病院を事前に調べてあるかどうか、です。
レントゲンの料金はいくらくらい？
レントゲン費用は大体2,000~5,000円です。
ただし、レントゲン費用に初診・再診料と、
その他病状に合わせた処置費用を合算した金額がかかります。
まとめ
今回は、ハムスターをレントゲンで撮る場面や撮り方、
料金についてご紹介しました。
さいごにまとめていきます！
■ハムスターがレントゲンを撮る場面・費用
- 骨折の疑いがある時と原因不明の時に撮る
- レントゲンの費用は大体2,000円~5,000円で、
初診料や病状に合わせた処置費用が別にかかる
■ハムスターのレントゲンの撮り方
- ハムスターが動かないように、施術者が手で静止させて撮る
- どうしても動く時は麻酔をかけて撮る
■レントゲンを撮る注意点
- ハムスターに不慣れな施術者だと、
痛い・苦しいとハムスターに感じるさせてしまうことがある - 著しく体力が低下している時は
ストレス過多で呼吸困難になることがある - 麻酔を使った撮影では、最悪麻酔から覚めないこともある
レントゲンは、ハムスターにとって
多少なりともストレスを与えます。
しかし、状態や原因が分かることで、
病状回復には大いに役立ちます。
レントゲンを撮るときには
信頼できる病院に連れていってあげてくださいね。
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