ハムスターが寝言やいびきをかくのは病気？正常？
あなたはハムスターの鳴き声を聞いた事がありますか？
ネズミといえば
「チューチュー」と鳴くイメージがありますが、
猛烈に威嚇する時に「ジジッ」と鳴くことはあっても、
実際ハムスターはほとんど鳴きません！
それだけにハムスターがおかしな息遣いをしていると、
呼吸音が聞こえて心配になってしまいますよね。
今回は、ハムスターの寝言や息遣いについてご紹介します！
ハムスターの寝言やいびき
まずハムスターの寝ている時についてです。
いびきは呼吸音が小さすぎて良く聞こえないものの、
ハムスターも人間のように寝言を言います！
我が家のハムスターも熟睡している時に突然、
「キュッ！」「プキュン！」と言う事があります。
前足が動いていたり、その後に飛び起きたりするので
人間と同じように夢を見ているのではないでしょうか？
ちなみにアゴを動かして歯ぎしりをしている子もいました。
四六時中寝ている時に鳴き声がするようなら心配ですが
たまに鳴き声が聞こえる程度なら心配ありません。
あまりにも悪夢にうなされている様でしたら、
私は軽く声をかけて巣を動かし起こしてあげています。
危険な呼吸音の変化
寝言程度なら良いのですが、
気を付けたいのは日常での呼吸音の変化です。
症状が出た時には重度の症状になっている場合が多く、
重度の呼吸器疾患の多くは手の施しようがありません。
ですので、ハムスターの呼吸音には
最大限の注意が必要です。
気を付けたい2つの病気
病気には様々な種類がありますが、
その中でも特に怖い呼吸器系の病気をご紹介します。
肺炎
ハムスターも人間と同じように肺炎になります。
見た目にも呼吸が苦しそうにしており、症状が進むと
「グッ、グッ」や「きゅー」「ひゅー」といった
異常な呼吸音が聞こえます。
肺炎の場合は鼻水が出たりもするので、
疑わしい場合はすぐに病院へ連れて行きましょう。
軽度の場合なら抗生物質で治療が可能です。
関連記事：ハムスターも風邪をひくの？原因や症状は？
肺水腫
こちらは1歳を過ぎたくらいから見られることが多い、
肺に水が溜まってしまう病気です。
「ぷっぷっ」や「きゅっきゅっ」という呼吸音がし、
肺炎と同じように苦しそうに呼吸をします。
肺水腫は心筋症から起こってしまう事があり、
同じ症状から心臓肥大や肺水腫瘍の疑いもあるので
レントゲン検査が必須になります。
しっかりとした病院であれば、
酸素吸入をして利尿剤で肺の負担を減らした後、
心臓を助ける薬を出してくれます。
歯茎の色が白くなってしまっている場合は
低酸素症を起こしているので大至急病院へ！！
食欲や動きの変化
呼吸器系の病気になると当然息が苦しいので、
動きは遅く、食欲は無くなってしまいます。
症状が重い場合はほとんど食事もせず、
体はどんどん痩せていくので早期発見が重要です。
日頃と比べて運動時間や食欲が落ちている場合は、
少し耳を澄まして呼吸音を聞いてみてください。
ハムスターを飼う前に病院を見つけておく
動物病院はいろいろな場所にありますが、
ハムスターを診てくれる病院は
残念ながらあまり多くありません。
病院のHPなどに「ハムスター」と書いていても、
いざ病院へ行ってみると
「専門外なのでよくわからない」という事もありました。
動物病院を選ぶ際は、
口コミや電話で確認してから選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、ハムスターの寝言やいびきと病気について
ご紹介しました。
それでは最後におさらいしていきます！
- 寝言も歯ぎしりもする
- 四六時中、いつも寝言が聞こえる場合は注意
■危険な呼吸器系疾患と治療法
- 肺炎：
抗生物質での治療 - 肺水腫：
酸素吸入をして薬剤での治療
■分かりやすい変化
- 動きが鈍くなる
- 食欲の低下
- 活動時間の短縮
ハムスターの呼吸器系疾患は、
命に係わる本当に怖い病気です。
私も最初のハムスターを飼った時は、
ちょっと「ぷっぷっ」と鳴いただけで病院へ駆け込み、
その度に異常なしと言われ抗生物質だけ貰っていました。
（異常がなくとも、興奮した時などに「ぷっぷっ」と
少しだけ鳴くことはあります）
お年寄りハムになると病院までの移動で逆に寿命を縮め、
通院が逆効果になる可能性があるため、対応は人それぞれですが、
ハムスターが若いうちは
気になったらすぐに病院へ連れて行ってくださいね！
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