ハムスターが家(巣箱)から出てこない・入らない理由と対策
ペットショップで働いていた時、3月になると
ペットを飼い始める方が多くなってくるので、
「そろそろ春だなぁ~」と感じたものです。
特にハムスターは、春から夏にかけて
よく飼われる方が多かったので、
結構、飼い方や悩んでいることなど
聞いて来られる方も多くなってくる時期でした。
特によく聞かれたのが
「ハムスターの家(巣箱)」についてです!
色々なことをお聞きしましたが、主に
- 家から出てこない
- 家に入ってくれない
- 家をかじってしまう
この3つのトラブルについて聞かれることが多かったですね。
じつはこれ、ハムスターの生態や習性を知ると
あっさり解決できたりするんです!
でわ早速、順番に見ていきましょう!!
目次
ハムスターの生態や習性を知ろう!
まずカンタンに、ハムスターの生態や修正について
ご紹介します。
ハムスターの生態
野生のハムスターは世界各地に分布しており、
地中に穴を掘ってトンネルを作り、巣穴を作ります。
その中に、寝る場所・トイレ・餌の保管場所の
部屋を作って生活します。
もぐらの巣やアリの巣をイメージしていただければ
分かりやすいと思います。
ハムスターの習性
夜行性なので、夜になると穴から出てきて
エサの匂いを辿って探したりなど、活発に動きます。
硬い木の実などを食べたり、
かじったりして歯が伸びすぎないように調節をしています。
いかがでしょうか?
ここまでをまとめますと、ハムスターには、
- 地中に部屋のある巣穴を作って生活している
- 夜行性なので夜に活動的になる
- 匂いによって様々な情報を得る
- 「かじる」のは歯が伸びすぎるのを防ぐため
のような生態・習性があります。
ハムスターの家トラブルと解決方法を伝授!
以上をふまえて、最初にご紹介した家(巣箱)に
関する3つのトラブルをひとつずつ見ていきましょう!
1、ハムスターが家からでてこない
まず、ハムスターが健康かどうかを確認してください!
体調が悪くて出てこれない場合もあります。
動きに変なところがないか、
毛並みなどをチェックしましょう!
異常があればすぐ病院へ!!
健康状態に問題のないハムスターであれば、
ただ寝ているだけのことが多いです。
ハムスターは夜行性なので、
人が活動している昼間は基本寝ています!
だいたい夕方~夜にかけて起きだし、活動を始めます。
そして朝方にエサを食べて、また眠ります。
ですので、夜を中心に観察すると
活動的なハムスターが見れますよ!
まだ慣れていないのかも・・・
家の外が落ち着かず、怖がっている可能性もあります。
特に、お迎えしたては、どのハムスターも警戒心でいっぱいなので、
なかなか外に出てこようとはしません。
家の外も落ち着く環境にするために、
薄暗くしたり、静かな場所にケージをおくようにしましょう!
構いすぎないことも重要です。
「もっと活動的なハムスターがみたい!」という方に
ケージとは別で、ハムスターが
遊べるスペースを作るといいですよ!
うちのハムスターでは、
暗めの部屋で、
床にハムスター用のフェンスを置いて、
その中に回し車や砂浴び用の
ガラス製の入れ物、トンネルなどをいれて
夜のエサをあげた後、遊ばせてました。
ハムスターのストレス解消にもなりますし、
飼い主としてもハムスターの動く姿を観察できますので、オススメです!
ある程度ハムスターがケージの環境や飼い主に慣れてきたら、
ぜひ実践してみてくださいね♪
関連記事:ハムスターに散歩は必要?散歩時間や頻度はどのくらいがいいの?
2、ハムスターが家に入ってくれない
先ほどとは逆に、せっかく家を用意したのに、
なかなか入ってくれないケースもあります。
匂いで情報を得ているハムスターは、
「自分の匂い」がついていないものに
警戒をする習性があります!
ペットとして迎えたばかりの時は
家に「自分の匂い」がしないので、
警戒して入らないことがあります。
ですので、ハムスターを飼う時、
店員さんにお願いしてそのハムスターが入ってたケースの
床材を少しもらって、家の中に入れるといいですよ!
暑いのかも・・・
夏の場合、単に暑くて家に入りたくないだけの可能性もあります。
家に慣れたハムスターでも、
暑いと外で仰向けになってばかりになります。
部屋が暑いと感じる場合、
温度管理を見直してみてくださいね。
3、家をかじってしまう
家をかじってしまうというのも、よくあるトラブルです。
これに関しては、「かじること」は
ハムスターの習性なので仕方ないのないことです。
ただ、金属やプラスチックなどで
できている家をかじると
歯を悪くしたり、破片で怪我、
飲み込んで腸閉塞になることも!
ですので、かじり木で「かじる」欲求を満たすのが
ひとつの方法なのですが・・・
家の外も落ち着く環境でないと、なかなかかじってくれません。
かじり木を置いてあっても家を噛んでしまう場合は、
思い切って家の素材を木に変えてみましょう!
私の場合、飼い始めるときから、
かじり木&家として木でできた家を用意しました。
すると、家の中で落ち着いてできるからか、
家の中の木をよく噛んでいましたね!
「今の家をどうしても使いたい!」という方は
かじり木の素材をかえたり、硬めのおやつなどで
「かじる」欲求を満たしてあげましょう。
特に、主食のペレットを硬いハードタイプに変えるというのは
非常に効果的ですよ!
関連記事:ハムスターの餌のおすすめはコレ!【ペレット・主食編】
まとめ
今回はハムスターの家に関するトラブルについて
ご紹介しましたが、いかがでしたか?
わたしの体験も含めてご紹介してきましたが、
解決策をまとめますと、
- おかしな挙動がないか確認し、体調が悪い場合はすぐ病院へ
- 活動し始める夜に観察、
できれば広めのハムスターの遊び場をつくる - 薄暗い静かな場所で、
構いすぎないように接して落ち着いた環境を作る
■家に入らない
- ハムスターの匂いのついた床材を家の中にいれてあげる
- 夏の場合は、温度管理を見直す
■家をかじる
- かじり木を用意する
- 木でできた家をかじり木&家として使う
- 木以外のほかの素材でできたもの、
硬いペレットやおやつをかじらせる
私が飼っていたハムスターは、
食べることが大好きな子だったので
エサやオヤツをつかって慣れさせました。
だからなのか、昼間でも家の外のあちらこちらで寝ていたり、
回し車をまわしたりなどしていましたね!
おそらく、家の中でも外でも、
うちの子には落ち着く場所だったんだと思います。
ハムスターにも個性があります。
その子の個性を知り、その子に合った環境を
ぜひ作ってあげてください!!(^-^)
この記事へのコメントはありません。