ハムスターが仰向けでピクピク痙攣しながら寝てるのは病気?
過ごしやすい春の季節や暑い夏場になると
ハムスターも日中に巣からでてきて
伸びるように寝たり仰向けに寝る事がありますよね!
冬場は寝ている姿を見られる事は少ないので、
私も貴重な姿だと眺めたり写真を撮ったりしています。
しかしハムスターの寝ている姿を見ていると
何やらぴくぴく手足が動いていることが……
人間が寝ている時に痙攣[けいれん]していたら大問題なので
「ハムスターは痙攣してても大丈夫なの!?」
と心配に思う方がいるようです。
今回はそんな悩みを解決するため
ハムスターの寝ている時の動きについてご紹介します。
基本的には心配ない
いきなり結論ですが、
ハムスターが寝ている最中に痙攣していても
基本的には気にする必要はありません!
ハムスターも人間と同じように夢を見るので、
もしかしたら何かを追いかけているのかもしれませんね!
その他にも寝言をいってみたり、
中には歯ぎしりをするハムスターもいます。
心拍数と呼吸回数
その他に考えられるのは
心拍数や呼吸につられて動いている可能性です。
ハムスターは人間よりもはるかに心拍数が早く、
人間の心拍数が1分間に約60~70回程度なのに比べ
ハムスターは1分間に約500回といわれています。
更に呼吸の回数は、人間の1分間に約15回にくらべ、
ハムスターはなんと約135回!
これだけ心臓が動いて呼吸も早いと
ぴくぴく動いてしまうのも仕方ありません。
てんかん発作
ほとんどがこの様に心配のない痙攣なのですが、
中には非常に危険な場合があります。
それが「てんかん発作」です。
症状
てんかん発作の症状には、
四肢の硬直や痙攣があります。
そして特徴的なのは硬直や痙攣が突然起こり、
数分程度ですぐ元に戻るという事です。
急にその場に倒れて硬直や痙攣の症状がでるので、
目の前で突然動きが止まって倒れた時はもちろん、
何もない小屋のど真ん中や
あきらかにおかしな場所で痙攣している時は、
ちょっと物音をたてたりして起こしてあげましょう。
てんかん発作以外で痙攣を起こす原因
てんかん発作以外で痙攣を起こす原因は
主に以下のものが考えられます。
- 脳腫瘍
- 低血糖
- ストレス
- 椎間板疾患
- 尿毒症
- 肝臓疾患
- 薬物中毒
- 食物中毒
この他にもさまざまな原因はありますが、
ストレスや中毒に関しては飼い主次第で防止できます。
病気が原因の場合は対応が難しいですが、
飼い主に出来る事はしっかりしてあげましょう。
もし発作が起きてしまったら
応急処置など含め、私たちではどうしようもないので
すぐに病院へ連れて行ってください。
ただし例にもあげた通り、
考えられる原因は多数存在するので、
似た症状であっても処置はかなり異なってきます。
更に発作は突然起こり、すぐに収まるので、
病院についた頃には元通りという事も。
そうなってしまうと獣医さんも原因の特定が難しく、
特定までにかなりの時間を要してしまいます。
ですので、発作を抑える薬を出す程度しか
処置が出来ない場合もあります。
まとめ
今回は、ハムスターが仰向けでピクピクしている場合について
ご紹介しました。
それでは最後におさらいしていきましょう。
■痙攣して寝ていても大丈夫?
- 基本的には問題なし
- 夢を見ているだけの可能性が高い
- 心拍数や呼吸の早さが原因の可能性も
■てんかん発作
- 体が硬直したり痙攣する
- 突然起こり、数分で元に戻る事が多い
■飼い主が防ぐことのできる発作の原因
- ストレス
- 食物中毒
- 薬物中毒
■発作が起こってしまったら
- すぐに病院へつれていく
- 原因の特定は難しく、処置はさまざま
病気について多く書いてしまいましたが、
痙攣のほとんどは心配のない症状です。
夏場はひんやりプレートや大理石の上で寝る事が多く、
痙攣している姿を見かけるかもしれませんが
基本的には心配ありません。
しかし突然倒れたり、変なところで寝ている場合は
発作の可能性が高いので、
すぐに起きなかったり症状が繰り返すようでしたら
病院へ連れて行ってあげましょう!
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