ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターも糖尿病になるの?症状や治療法は?

弱ってしまったハムスター

生活習慣病の1つ「糖尿病」ですが、
ハムスターも人間と同じように糖尿病になるということをご存知ですか?

生活習慣病というくらいですから、

ハムスターも日々の生活習慣が原因で、
この病気になることがあります。

ではハムスターが糖尿病になると、どんな体の変化が起きるのでしょう?

また、治療はどうすれば良いのでしょうか?

できれば糖尿病にならないことが1番ですが、

なってしまったらどのように対処していけばいいのか、
気になるところですよね。

そこで今回はハムスターが糖尿病になった場合の
症状や治療法などを紹介していきます!

ハムスターの糖尿病とは?

ハムスターの糖尿病は人間の糖尿病と同じく、

血液中の血糖値が基準値よりも増えてしまう状態のことで、
この状態が続くと他の疾患になる可能性もある厄介な病です。

ハムスターも生活習慣によって糖尿病になったり、
遺伝する場合もあります。

ではハムスターが糖尿病になった場合の症状や治療法について、
順番に見ていきましょう!

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糖尿病の症状

主な症状としてはお水をたくさん飲むようになり、
おしっこもたくさんするようになります。

(尿も少し甘いようなら匂いがするように)

最初は食欲が増進し、よく食べるようになるし、
お水もたくさん飲みますが、

尿として出てくる量も多いため、
脱水症状になりやすく体力も衰えやすくなります。

その結果、

  • 元気がなくなる
  • 食欲不振になる
  • 急激に老化が進む
  • 自分で体温調節がしにくくなる
  • 身体を動かしにくくなる

などの症状が表れます。

治療法は?

糖尿病の治療法は主に食生活の改善が中心となります。

主食として与えるペレットは栄養バランスは良いですが、

種類によっては高タンパクで
糖質を生成しやすくなってしまうものもあります。

糖尿病の子の場合のペレットは、
ダイエット用ペレットなどの低タンパクのものを選ぶようにすると良いです。

お水もたくさん飲みますから、
いつでも新鮮な水を飲めるようにこまめに替えてあげましょう。

そして果物やおやつは与えないようにしましょう。

病院によっては糖を抑えてくれる薬を処方してくれる所もあるので、
その場合は食生活と投薬によって治療していくことになります。

糖尿病になった場合は、何度も病院へ通い尿検査をします。

糖尿病が判明した場合は、いつでも尿の採取ができるように
トイレと決めている場所は床材を敷かず、

スポイトのようなもので吸い取れるように準備をしておくことをおすすめします。

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我が家の実体験

我が家のハムスターは糖尿病により命を落としました。

その時の様子を紹介しますので、参考にしてみてください。

「糖尿病」というよりは「糖尿病かもしれない」という
診断ではありましたが、その時の症状としては

  • 「急に老化が進んだ」ような感じ
  • 目は開いているけどヨタヨタとしている
  • 食事や水分補給もうまくできないために急激に痩せ細ってしまっている
  • 低体温、脱水症状の状態

などであり、かなり衰弱していました。

だいたい糖尿病が発覚する時は、

かなり進行した状態で病院に来る子が多いようで、
うちの子もかなり深刻な状態でした。

「数日前まではよく食べて、お水も飲んで元気だったのに?」
という感じです。

頬袋がいっぱいのジャンガリアン

↑ほっぺには食べ物が入っていますが、ほとんど食べられず
腐敗する可能性があるので、毎回病院で口の中のものを出してもらっていました。

糖尿病は尿検査によって調べることが多いですが、
わたしの住んでいる地域では

「検査はできない」か「検査をするにはまず体力を回復してから」と
言われる病院が多かったですね。

(ハムスターの糖尿病を診てくれる病院を
探すのに3件まわり、他にも何件か電話しました。)

体力を回復させてから検査する理由としては、

血液を採るために「深爪させる」か「耳の端を切る」やり方をする
とのことで、衰弱状態だと命を落とす危険があるからと言われました。

正直そこまでして検査するのは可哀想と思いましたが、

あまり病院コロコロ変えて連れ回すのも良くないと思ったので、
「まずは体力を回復」させることを優先してくれる病院を選びました。

その病院で言われたことは、

  • 体温が下がっているのでヒーターをつけて温めてあげること
  • とにかくその子の好物や食べられるものを
    すり潰して柔らかくして食べさせること
  • おしっこやうんちの状態がわかるように床材をキッチンペーパーに変えて、
    どれだけの量をしているのか把握すること

などを言われました。

毎日病院に通い、脱水症状にならないように注射してもらって
お豆腐とひまわりの種とペレットをすり潰したものを与えました。

そして数日後には回し車で走れるくらい元気になりました!

元気になったと思われたハムスター

すっかり安心しきって、いつもと同じように
この子に付き添うように過ごしていましたが、

数日して様態が急変しました。

弱ってしまったハムスター

次に様態が悪化した時には、もう立つこともできない状態に。

ほんとに急激に老化したような感じになり、
おしっこもこの状態で出すので体もベタベタな状態でした。

様態が悪化したその日は病院が休診だったため
他の病院に駆け込み点滴を打ってもらいましたが、

病院から帰って1時間後に1度大きく目を見開いて
手の中でゆっくりと旅立ちました。

今思えば、よく「この子は水をたくさん飲む子だな」とか
砂場がよくおしっこでベタベタになっていました。

「うちの子がまさか糖尿病になんてなってるはずない」と
どこかで思っていたので、病院には行きませんでしたが・・・。

今は「もっと早くに気づいてあげられてたら助けてあげられたのに」
と後悔するばかりです。

もし自分のハムちゃんが、

「よく水を飲むなあ」とか「よくトイレがおしっこでベタベタになるなあ」と
少しでも思ったら病院に連れて行ってあげてください。

糖尿病になってしまうと長い闘病生活になりますが、

悪化すればするほど、どんどんいろんな疾患を引き連れてきたり、
弱っていくのが早まっていきます。

そして体調が悪いハムちゃんを連れ回すのも
体力を奪う要因になります。

「エキゾチックアニマル専門」と書いてあっても、
何も治療できることはありませんと返される病院もあります。

受診する前に電話して、症状を伝えてちゃんと治療してもらえるか
確認してから病院に連れて行ってあげてくださいね。

まとめ

今回は糖尿病について紹介してきました。

最後にまとめいきます!

 

■ハムスターの糖尿病とは?

  • 血液中の血糖値が正常値より高くなってしまう病
  • 悪化すると他の疾患を併発しやすくなる
  • 遺伝によるものと、生活習慣よってなるものとある

■症状は?

  • 多飲多尿になる → 脱水症状になりやすい
  • ↑の後、食欲不振になる
  • 急激な老化現象
  • 元気がなくなる
  • 自分で体温調節がしにくくなる

■治療法は?

  • 投薬(病院で処方される血糖値を下げる薬)
  • 食生活の改善
  • 尿検査(尿の管理)

ハムちゃんはそこまでお水をたくさん飲む動物ではありません。

「お水をよく飲むようになったな」と思ったら、怪しいと思ってください。

糖尿病になってしまったら闘病生活は大変ですが、
大切な大切な小さな命を飼い主さんが守ってあげてくださいね。

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