ハムスターの飼育に関しての知識や悩みの答えなど、飼い主目線でご紹介します!

ハムスターが熱中症かも!?どんな症状?対策はコレ!

あつーい夏!

「熱中症で救急搬送!」

というニュースが駆け巡り、
テレビでも頻繁に注意喚起がされていますね。

熱中症は、高温多湿な環境に体が適応できず、
様々な不調が生じることを言い、

私たち人間に限らず、他の動物でも起こり得ることです。

特に、体が小さく体温調節の苦手なハムスターの場合、

日本の高温多湿な夏を過ごすには
十分注意しなくてはなりません。

今回は、命の危険もある
ハムスターの熱中症についてです。

ハムスターの熱中症の症状は?

私たち人間の場合熱中症になると、

めまいがしたり、頭痛、吐き気を引き起こすなど
様々な症状が出るのですが、

ハムスターの場合はどのような症状が
みられるのでしょうか?

代表的な症状を5つご紹介します。

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1、ふらふらしている

ふらふらと足元がおぼつかなくなり、
よろめきながら歩くようになります。

自分で動くことはできていますが、

体のコントロールが効かなくなっている
ということですから、危険な状態と言えます。

2、体温が上がりぐったりしている

体温の調節ができず、
外気温とともに体温が上がってしまいます。

明らかな体温の上昇がみられ、
ぐったりして動けなくなっているのは、

熱中症の症状です。

3、呼吸が苦しそう

呼吸が荒くなって、素人が見ても苦しそうに
体全体で息をしているような状態になります。

4、体が濡れている

ハムスターには汗腺がないので汗をかきません。

ですから体が濡れているというのは異常なことで、

上がった体温を下げようと
自分で体をなめて濡らしたためなのです。

体が濡れていること自体が
熱中症の症状というわけではありませんが、

濡れるのが苦手なハムスターが
自ら体を濡らさなければならないほど
暑がっているということを表しています。

つまり、熱中症になる可能性が
極めて高くなっているということです。

5、冷たいものにくっついている

ケージの床や壁、陶器製のエサ皿など、

少しでも冷たいものにべったりと
体をくっつけているのは暑さを感じている証拠です。

これも熱中症の症状ではありませんが、

飼育環境を見直さなければ
熱中症になってしまうかもしれません。

症状がみられたらどうする?

「うちのハムちゃん、様子がおかしい!
もしかして熱中症になってるかも!!」

さて、そんなときは
どう対処したら良いのでしょうか。

「病院に連れて行く」というのが
最も正しい答えなのですが、

ここでは、病院に連れてていく前に家でできる
応急処置を3つご紹介します。

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1、体を冷やし体温を下げる

室温とともに上がってしまった体温を
正常値まで下げるため、ゆっくり体を冷やします。

ポイントは、

  • 急激に下がらないようにすること
  • ハムスターの体が濡れないようにすること

ビニール袋に入れた濡れタオルや
タオルで包んだ保冷剤を使用すると、

ゆるやかに体を冷やしてあげることができます。

2、室温を下げる

熱中症の原因となる高温の室温を
ハムスターにとって快適な温度まで下げます。

エアコンを使用したり、場合によっては窓を開けて
風を通したりすると良いでしょう。

3、水分をとらせる

熱中症が比較的軽度で、
水分をとることができそうであれば、少しずつ与えます。

スポイトがあればスポイトで、
なければ指に水を付けてなめさせる方法でもOKです。

『凍らせた果物を与えると良い』
という情報もありますが、

その際はケージ内が汚れたり、
ハムスター自身が濡れたりしないよう
注意する必要があります。

応急処置後は必ず病院へ

上記の処置はあくまでも応急処置です。

  1. まずは室温を下げながら
  2. 体温を下げる処置をし
  3. 可能であれば水分をとらせる

その上で、診てもらえる病院を探し、
1と2を実行しながら連れて行きます。

脱水がひどい場合点滴が必要になりますが、

小動物を得意としない獣医さんだと
点滴をしてもらえない場合もあるので、

事前に確認してから連れて行くと良いですね。

治療費は病院によって違うので一概には言えませんが、
点滴自体は1000円程度~です。

自宅での応急処置で回復したと思っても、

見た目にはわからないダメージを
受けている可能性もありますから、

必ず病院で診てもらうようにしましょう。

命を守る予防策

人間と同じで、ハムスターも
熱中症が重症化すると死に至ります。

愛ハムの命を守るため、
熱中症の予防として以下の点に注意しましょう。

  • 温度湿度を一定に保つ
  • 風通しを良くする
  • 直射日光を避ける
  • 新鮮な飲み水を与える

私は夏にハムスターを置いて留守にするときは、
エアコンの設定を26℃にして、

空気を循環させるため扇風機も使用し、
どちらもつけっぱなしで出かけます。

多少電気代はかかりますが命には代えられません。

帰宅してすぐに自分も快適に過ごせるので、
結構いいですよ(笑)

まとめ:いつでも快適を目指しましょう!

毎年命を落とす人がいる熱中症ですが、

ハムスターにとっても危険なものであると
おわかりいただけたかと思います。

では、まとめていきます!

■ハムスターの熱中症の症状は?

  • ふらふらしている
  • 体温が上がりぐったりしている
  • 呼吸が苦しそう

以下の場合も飼育環境の見直しを!

  • 体が濡れている
  • 冷たいものにくっついている

■症状が見られたらどうする?

  • 体を冷やし体温を下げる
  • 室温を下げる
  • 水分をとらせる
  • 応急処置後は病院へ

■熱中症の予防方法は?

  • 温度湿度を一定に保つ
  • 風通しを良くする
  • 直射日光を避ける
  • 新鮮な飲み水を与える

私の知り合いに、ハムスターを熱中症で
死なせてしまった人がいます。

その人は、自分が無知であったがために、

大切な家族を死なせてしまったことを
とても後悔し、自分を責めていました。

そんな辛い思いを飼い主さん自身がしないために、
そして何よりも大切なハムスターの命を守るために、

正しい知識を得られるよう努力し、
正しく対処できるようにしておきましょう。

熱中症は病気と違って、
飼い主が対策すれば未然に防ぐことができます。

ハムちゃんがいつでも快適に過ごせるよう、
飼育環境を整えてあげられるといいですね!

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