ハムスターが死んでしまった!考えられる死因は?
「昨日まで元気だったハムスターが突然死んでしまった!」
理由がわからず、思い悩む飼い主さんは少なくないようです。
ここでは考えられる原因と、
体調が急変しないための予防策をご紹介します!
目次
ハムスターの突然死はよくあること?
突然死は時々起こることですが、
理由もなく死んでしまうことはありません。
考えられる死因はたくさんありますが、
死んでしまった後では、獣医さんでも特定することは難しいです。
なので、原因が分からずに悲しむ飼い主さんが多いようですね。
突然死の原因は?
それでは、考えられる主な5つの死因を見ていきましょう!
1、高いところから落ちた?
おそらく一番多い死因が、
高いところからの落下だと思われます。
金網ケージをよじ登ったり、お散歩中に
高い場所から落下した可能性はないでしょうか?
ハムスターは、実は極度の近視なので、
高低差がよくわからないし、
下に危険な障害物があっても見えていません。
それなのに、わりと気軽にジャンプしてしまうので
落下の事故がとても多いのです。
そして、打ち所が悪いと死んでしまう可能性があります。
人間の場合もそうですが、
頭をぶつけた直後は大丈夫そうでも、
実は脳出血を起こしており、
しばらく経ってから死に至るケースも。。
関連記事:ハムスターの落下事故で脳震盪!?高くなければ大丈夫なの?
2、中毒かも?
食べ物による中毒の可能性はありませんか?
観葉植物や野草の中にもハムスターにとって
毒になるものがあります。
また、殺虫剤や家庭用洗剤が体内に入った場合も
ハムスターにとっては致命的な毒になることがあります。
危険な食べ物の例
危険な観葉植物の例
3、室温が適温でなかったかも?
部屋の温度が低すぎたり高すぎたりしていませんか?
ハムスターにとっての適温は18~26℃です。
気温が5℃以下になっていたなら
疑似冬眠をしている可能性があります。
疑似冬眠の場合は、
人肌で温めたり、タオルでくるんでホットカーペットの上に
置くなどして温めると目覚める可能性があります。
(注:目覚めないこともあります)
関連記事:ハムスターが疑似冬眠した!?生死の見分け方や起こし方は?
部屋の温度が高すぎた場合は、熱中症の可能性があります。
4、急病になったかも?
他にもいくつかの病気が考えられます。
腎不全による尿毒症
おしっこはちゃんと出ていましたか?
おしっこが出ていなかった場合は、
尿毒症による神経症の可能性があります。
高カルシウム血症
血中カルシウムが上昇して脳症を起こす病気です。
内臓の腫瘍が骨に転移している場合などに起こります。
ビタミンB1欠乏症
主食にペレットを与えている場合はまず心配ありませんが、
餌の栄養バランスが悪いと、
ビタミンB1不足から脳症になることがあります。
ストレス性
ケージが狭すぎたり、
飼育環境に問題はなかったでしょうか?
あるいは、お迎えしたばかりで
環境に馴染んでいなかったのかもしれません。
関連記事:下痢?ハゲ?ハムスターのストレス症状と解消法はコレ!
先天性の疾患
それほど確率は高くありませんが、
脳や心臓に生まれつきの病気があった可能性もあります。
これは外見からでは判別できないので、
ペットショップで買う時のチェックの有無とは関係ありません。
5、ホントに突然?
実は少し前から病気だった可能性もあります。
少しでも、何か変わったところはなかったでしょうか?
何かの病気にかかっていて、
徐々に悪化していった可能性も否定はできません。
ハムスターはできる限り病気を隠そうとする動物です。
普段、時間をかけてハムスターを注視する
飼い主ばかりではないはずなので、
わずかな変化を見落としている可能性もあります。
あるいは「少し変だな」と思っていた程度でも、
ハムスターの病気の進行はとても速いので、
あっという間に死んでしまうこともあります。
突然死を防ぐためにできること
突然死にはたくさんの原因が考えられますが
中には予防できるものもあります。
毎日の飼育で以下のことに気をつけてみましょう。
- 落下の危険を取り除く
- ハムスターの毒になるものは与えない、遠ざける
- 室温を18~26℃に保つ
- 栄養バランスのいい餌を与える
- 適切な飼育を心がける
- できるだけストレスを取り除く
- 定期的に健康チェックをする
私の場合は、寒い時期や暑い時期には、
人間がエアコンを使っている部屋に
ハムスターのケージを移動させていました。
もちろん、ハムスターにとっては静かな環境のほうがいいのですが、
気温によって体調不良を起こすことが怖いので、
多少うるさくても人間と一緒に過ごしてもらっています。
その時は、部屋のできるだけ静かな隅にケージを置きます。
夜に電気をつける時は、ケージに黒い布を被せて、
光が入らないような工夫もしていました。
家庭内事情によって、ハムスターにとって
カンペキな環境を用意するのは難しいかもしれません。
でも、少しでも良い環境づくりができるように
配慮してあげることが重要です!
まとめ ~経験を大事に!~
今回はハムスターの突然死についてご紹介しましたが、
何か思い当たる原因は見つかったでしょうか?
まとめると、
- 高いところから落ちた?
- 中毒かも?(食べ物、観葉植物、殺虫剤、家庭用洗剤など)
- 室温が適温でなかったかも?(疑似冬眠、熱中症)
- 急病になったかも?(尿毒症、高カルシウム血症、
ビタミンB1欠乏症、ストレス、先天性の疾患) - ホントに突然?(以前から病気だったかも)
となります。
飼っていたハムスターが急に死んでしまうのは
とてもつらいですよね。
「ひょっとしたら自分のせいかも?」と
考え込んでしまうかもしれません。
でも、気をつけているつもりでも
予想外のことが起こることはあります。
「失敗した・・・」と思うことがあっても、
ひとつひとつ学んでいって
またハムスターを飼うことがあれば
ご自身の経験を活かしてあげてくださいね!
当サイトの記事もそうですが、
ネット上の体験や失敗談などもとても役に立ちますので、
参考にすると良いですよ♪
関連記事:ハムスターを飼い始めた後の注意点は?ありがちな失敗談は?
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