ハムスターのタンパク質補給にハムやベーコンはアリ?
ハムとベーコンと言えば、
『家庭に必ず常備されてる食材』といっても過言ではないほど、
家庭に馴染み深い食材ですよね♪
加熱処理済み食材なので保存が効いて重宝しますし、
そのまま食べても、焼いたり、煮たりしても使える!
便利です♪
そんなお手軽なハムやベーコンを
ハムスターにあげても大丈夫なのでしょうか?
ハムスターのおやつとして
人気の高いタンパク質系のおやつ♪
ストレス解消等に効果が期待されるのですが、
ではタンパク質なら何でもいいのでしょうか?
たしかに、ハムやベーコンは肉類でできているため、
毛ヅヤに良い動物性タンパク質が豊富です。
ただ、ハムやベーコンを簡易的に手作りしてる私からすると、
ハムスターにタンパク質補給として与えるのはおすすめできません!
というかむしろ与えたくない!!(笑)
ではなぜそう思うのか、ご紹介していきますね♪
目次
ハムやベーコンって何からできてるの?
私がハムやベーコンをハムスターに
与えたくない一番の理由がここにあります!
まず、ハムやベーコンは何からできているか
大まかにいうと、
- 肉類(豚肉、種類によっては牛、鶏など)
- 塩(調味料など)
- 添加物(発色剤など)
になります!
1については肉の種類によって
ハムスターにアレルギーなければ、特に問題はありません。
私が懸念するのは2[塩分]と3[添加物]です。
では、どこが問題なのでしょうか?
ひとつずつ見ていきましょう!
塩分の問題点
ハムやベーコンを作る課程で必要なのが「塩漬け」です。
ハムやベーコンの元になる豚肉等を
塩を用いて漬けていきます。
塩を使うことで、抗菌・防腐効果や
肉質を柔らかくするなどの効果があります♪
その際に使われる塩の量ですが、
肉の重さに対して3~5%と言われています。
一見、少なそうに見えますよね?
私は知人から家庭でもできる
ハムやベーコンの簡易的な作り方を教えて貰い、
何回も作り続けてるのですが・・・。
約600gの肉に対して、3%の塩を使うと
18g、だいたい大さじ1と小さじ1/2くらい!多い!
料理をする方だとイメージしやすいかもしれませんが、
塩って仕上げの味付けや下味などごく少量で使いません?
そこから考えるとこの塩の量はかなり多く感じます(^_^;)
しかも、この3%で作ったベーコンやハムって
ものすごくしょっぱい!
正直、ご飯やパンと一緒に食べても
緩和されないくらいでした(笑)
うちではそれ以降、2%以下で作ることが多いですが、
それでも塩の量は12g、塩味はしっかりついています!
そんなしょっぱい、塩分の多いものをハムスターにあげたら
「腎不全」、「心不全」等の内臓疾患にかかる可能性大です!
基本、ハムスターにはしっかり栄養が満たされた
ペレットタイプの餌をあげてれば、
栄養的に塩分をあげる必要はありません。
むしろ体の小さいハムスターに
この塩分が多いハムやベーコンをあげるのは、
病気にさせる可能性が極めて高いので、
与えるべきでない食材と言えますね!
添加物の問題点
一般的に多く流通してる
ハムやベーコンなどには必ず入ってるもので、
色合いや食品の鮮度保持に使われています。
この添加物、あまり良いイメージを持ってる方
少ないのではないでしょうか?
人間の食べ物でも、添加物を気にしてる方は珍しくありません。
昔はあまりありませんでしたが、現在では
無添加のハムやベーコンを出しているところも多いですね♪
それだけあまり良いイメージのない添加物ですが、
人であれば極端な食べ過ぎ等なければあまり害はありません。
しかし、ハムスターではどうでしょう?
元々、人が食べるために作られた
ハムやベーコンですので、人が食べるのであれば問題ないですが・・・
体の小さいハムスターにとってみたら
少しの量でも影響がないとは言い切れません!
アレルギーの原因になることも考えられるので、
そんなリスクを自分の飼っているハムスターに与えたくありませんよね。
ハムスターのおやつにも添加物が入っていたりしますが、
これらはハムスターの為に作られてますので
人の食べ物よりはハムスターへの影響は少ないかと思います。
しかし、私もそうですが、
「無添加のおやつや新鮮な野菜や果物を
おやつ代わりにあげている、またはあげたい!」
と思う飼い主さんは多いです♪
それだけ、添加物は気になるものですので、
ハムやベーコンをあげるのはあまりおすすめはできません!
ハムスターにベーコンやハムはあげていいの?
ここまでご紹介した通り、
ハムスターにとって人が食べるベーコンやハムは
- 塩分が多いため、「腎不全」などの疾患になる可能性がある
- 添加物の影響へのリスクがある
これらのことから、ハムスターには
ベーコンやハムは与えるべきではないと言えるでしょう。
犬などのおやつには、ベーコンやハムと
書かれたものを見かけることがありますが・・・。
いくらペット用とは言え、
体格差、食性の違い等全く異なる種類の動物への
おやつになりますので、やはり安全とは言いがたいです!
こちらもあげないようにしましょう!
ハムスターにタンパク質は必要か?
タンパク質は5大栄養素と呼ばれ、
ハムスターにもなくてはならないものです。
昔はハムスターの研究や飼育方法など今ほど確立しておらず、
ハムスター用のエサだけでは栄養が補えなかったため、
「タンパク質を与えないと!」
という風潮は強かったのは確かです。
ですが近年では、品質や栄養バランスの良いハムスターの餌が出ているので、
必ずしもタンパク質をあげる必要性がありません。
どちらかというと、今では
- 毛ヅヤをよくしたい
- ストレス解消
等の理由で、おやつ感覚で与えている方が多いですね♪
また、妊娠しているハムスターには
タンパク質がより必要になりますので、
妊娠期間中は敢えて与えている方もいます!
つまり、現在のハムスターにとってタンパク質は、
「必ずあげなくては!」という必要性のあるものではないですが、
飼っている状況の中で必要性を感じた場合に
与えるものにとして利用していくのがいいですね♪
ちなみに、メインのエサとなるペレットの品質やおすすめについては
こちらを参考にしていただければと思います!
おすすめのタンパク質おやつを紹介♪
先ほどご紹介した通り、今ではメインのエサとして
タンパク質を与える必要性がないため、
ハムスターにおやつとしてあげる、
「タンパク質おやつ」が多くあります♪
↑は以前、私が書いた
「タンパク質について」の記事です!
この記事にハムスターにおすすめの
タンパク質食材や商品を挙げましたが、
今回は「新たにこの商品いいなー!」と
思うものを2つ見つけたのでご紹介します♪
コチラ、無添加・無着色・国産で出来ている
こだわりのささみをハムスターなどの小動物に合わせて、
持ちやすいように作られたササミになります!
ササミ自体がヘルシーなタンパク質で
ハムスターにあげたい食材の1つなのですが、
「さすがに毎回自分で茹でたりするのはめんどくさい・・・」
と思う方でも、これならお手軽に!
そして無添加、無着色、国産品なので
安心感がありますよね!ぜひ与えたい逸品ですね♪
コチラは、
「虫でタンパク質をあげたい!けど虫触れない!怖い!」
という方におすすめな商品!
なんと!一袋にコオロギ200匹分が入ってるそうです!!
プラス、ハムスターのタンパク質おやつで
人気なミルワームも入ってる!すごい!!
私、虫が全くダメなんですが、これなら見た目的に
普通のスナックみたいな感じなので与えやすいですね♪
こちらも無添加、無着色、国産品なので安心です!
どちらの商品も同じメーカーさんが出していて、
扱う商品にも国産、無添加等のこだわりが強くみられるので、
気になる方はぜひ覗いてみてください♪
「ハムスター オヤツ Leaf Corp」
で検索すると多くの小動物用のオヤツが
でてきますのでぜひご参考に♪
まとめ
いかがだったでしょうか?
ハムやベーコンに関わらず、
人用に加工されたものをハムスターに与えるのは
同様のリスク等ありますので注意が必要です!
ではまとめます!
- 肉類(豚肉、種類によっては牛、鶏など)
- 塩(調味料など)
- 添加物(発色剤など)
《ハムスターにあげる上でのハムやベーコンの問題点》
- 塩分が多く、多量に摂取すると腎不全などの
内臓疾患になる可能性が極めて大きい - 人間では影響のない添加物が
ハムスターへ影響を及ぼすリスクがある - 添加物がアレルギーを引き起こす可能性もあり、
メリットよりデメリットが大きい
《ハムスターにタンパク質は必要か?》
- タンパク質自体はハムスターに必要不可欠だが、
高品質の餌(ペレット)で充分足りている - 現代においては飼育状況によって
オヤツや補助程度で与えるのが好ましい
最後に、ハムやベーコンなどの人用に加工されたものは、
どんなに塩分が濃くても、
どんなに添加物のリスクがあっても、
ハムスターに与えれば食べてしまう子が多いです。
2~3年という比較的短い寿命のハムスター。
できるだけ末長く共にハムスターライフを送るためにも、
ハムスターにあげるものには注意を払いたいものですね♪
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