ハムスターとうさぎは一緒に同居できる?相性や注意点は?
みなさんはハムスター以外にも
他の動物を一緒に飼っていたりしてますか?
現在ではエキゾチックアニマルという
小動物専門のお店もあったりして、
色々な種類の動物をペットにできる機会が増えましたね♪
ネット上の動画にも、犬や猫同士が遊んでいたり、
猫とハムスターが一緒に寝ていたりと、
仲の良い姿を見る機会も多くなりました!
しかし、
「ハムスターを犬や猫などの他のペットと
一緒に飼うときには注意が必要です!」というように、
現在でも、ハムスターの飼育本をみると大抵、
このような注意書があることが多いと思います!
肉食寄りの犬や猫に関しては、
ハムスターなどのネズミ類は
「獲物」となりやすいのでわかるのですが、
では草食のウサギではどうでしょうか?
今回は、ハムスターとウサギの同居について、
私の元ペットショップ店員と飼育経験から
ご紹介していきたいと思います♪
目次
ハムスターとウサギは同居できるの?
犬や猫のように、肉食系の動物にとって、
ハムスターなどのネズミは先程も言ったとおり、
「獲物」になります。
ペットショップの玩具売場を見ても、
特に猫ですが、ネズミの玩具が多いと思います。
私の実家の猫も
ネズミの玩具をガジガジしてますね♪
以前、動くネズミの玩具を
知り合いのワンちゃんにあげたときも
喜んで追っかけたり、噛んだりして遊んでましたよ♪
ですので、肉食系の犬や猫などは同居を考えた場合、
やはりかなりの注意が必要になります。
ですが、それと比べれば草食のウサギは
まだ同居させやすい部類には入ると思います!
ネット上でも実際に
「一緒に飼ってるよ!」という方も多いですし、
私もこれまでウサギとインコを
一緒の空間で飼ったことがありますが、
同居は比較的させやすかったです♪
ではどこが同居をさせやすかったのか?
ポイントを3つにまとめましたので見ていきましょう!
1、積極的には襲わない
草食のウサギにとって、
ハムスターなどの他のペットは
食べるための「獲物」になりません。
ウサギの玩具などをみても、
ワラでできたボールや木でできたかじり木など
であることから分かるように、
ウサギにとって他のペットを襲う動機が基本ありません!
実際に、私はインコをウサギの小屋の横の台の上で
5年飼っていましたが、
ウサギが外に出ていてもインコの入った籠を襲うことは
一度もありませんでした♪
反対に実家の猫は
常にインコを狙って眺め、暇さえあれば
インコの籠の近くに行っていたので、
猫の手が絶対に届かないところに籠を宙吊りにしたり、
部屋の扉を閉めていましたね(^_^;)
そこから考えても、猫などの肉食系動物と比べたら
基本ウサギはハムスターを襲わないと言えますね!
2、鳴かない
ウサギは犬や猫のように
「ワンワン」や「ニャーニャー」などの
鳴き声はありません。
甘えた時に小さい声で、「プゥプゥ」という位ですね♪
この「鳴かない」というのは
同居させるときには結構重要で、
ハムスターなどの捕食される動物は
自分の敵の動きを音で感知しているので
鳴き声を聞くと警戒をし、緊張させてしまいます!
私も実際に、インコとハムスターを同居させましたが、
まだ同居させて間もない頃は、
インコが鳴く度に、ハムスターが
緊張のポーズをして立ち止まっていました。
うちのインコは果物や種子を主食としてるので
大丈夫だろうと思いましたが、
ハムスターにとっては鳴き声が
緊張の原因になってしまいました(^_^;)
緊張が続くとストレスで毛が抜けて禿げたり、
体調不良の原因となることもありますので、
この鳴き声がないのは個人的にも
同居をさせやすいなと思うところの1つです♪
3、他の動物にあまり興味を示さない
うちのインコは15年一緒に過ごしてきたので、
その間、計3匹のウサギと同居をさせましたが、
どのウサギもあまりインコに興味を示すことは
少なかったなと感じています!
一緒にケージ外に出ている時でも、
インコが目の前にいても避けて通りすぎたり、
頭の上にインコが乗っても気にせず寝そべってたり。
たまに顔を近づけてにおいは嗅ぎますが、
「ふんっ!」といってどこかに行っちゃったりしてましたね♪
反対に、知り合いのワンちゃんが遊びに来たり、
一時だけ同居をしたことがありますが、
声を聞くだけでも
すぐインコの籠のところまで走っていきますし、
籠の場所を覚えると、部屋の扉があいていたら
すかさず入って見に来ます。
それほど興味があるんですよね、きっと(^_^;)
ワンちゃんの性格にもよるとは思いますが、犬に比べると
ウサギは他の動物に対して興味が薄いと言えます!
以上の3点により、
比較的ウサギはハムスターと同居をさせやすい、
相性のいいペットと私は捉えています♪
ウサギとハムスターを同居させるには?注意点は?
比較的、ウサギはハムスターと
同居をさせやすい部類と考えられますが、
では、実際に同居をさせる方法は?注意点は何か?
という点について、気になるところですよね!
私はこれまでにウサギ、インコ、ハムスターを飼ってきて、
その間にペット同士を何度も同居させたことがありますし、
元ペットショップ店員でウサギやハムスターの
お世話も多くしてきましたので、
その経験を元に、私なりの同居のポイントをご紹介します♪
①それぞれのケージを用意する
大前提になりますが、
ハムスターとウサギを同居させる場合、
必ずハムスター用・ウサギ用のケージをそれぞれ用意しましょう!
いくらウサギがハムスターを襲うリスクが
少ないとはいえ、食べるものも体格も全く違いますので、
同じケージで飼うというのはさすがに無理がありますね。
注意点
特にウサギで気をつけなければならないのが
ウサギの「蹴り」。
通称「ウサキック」と呼ばれているのですが、
「成人の女性のみぞおちに、本気の「ウサキック」が入ると失神する!」
とまで言われているほど
めちゃくちゃ蹴りの力が強いんです!
私も飼っていたウサギに
みぞおちへ「ウサキック」されたことがありますが・・・
うずくまってしまうほど痛い!!
その後三日間は胃痛との戦いでしたね(*_*)
ウサギの何倍も大きい人間にですら
大ダメージを与えるウサギの蹴りが
ハムスターに当たったらと思うと・・・怖すぎです!
例えウサギのケージ内が広く、
ハムスターの入ったケージが置ける
スペースがあったとしても、絶対に別々に!
この「ウサキック」はケージの中にいるときは
特に頻発しますし、そもそも体格が違うので、
ウサギがハムスターのケージを
蹴りで壊してしまうことも考えられます!
ウサギが無意識にハムスターを
踏むことも考えられるので非常に危ないです!
また、違う動物間でも、
皮膚糸状菌症やパスツレラ菌、ノミなど
うつる病気がありますので、
なおさら、一緒のケージ内で飼うことは
やめたほうがいいです!
ワンポイントアドバイス♪
絶対にケージはウサギとハムスターは別々にしましょう!!
また、一匹触ったら必ず手洗いをしてから
もう一匹触るようにするとうつる病気を防げますよ♪
②お互いストレスのない場所にケージを置く
これは工夫次第では色々と考えられるのですが、
2匹同時に飼う場合、
ケージの置く場所には注意が必要になります!
注意点
いくら捕食される相手でないとはいえ、
いつでも他の動物が見える状況ですと
ハムスターにはストレスなることもあります。
小さいハムスターにとって
ウサギは毛むくじゃらの巨大な生物。
私たちだって、毛むくじゃらの巨人が
頻繁に窓からこちらを覗きこんだり、
見えたりしたら落ち着きませんよね。
これが毎日続けばストレスになることも
十分に考えられます!
特にウサギは大人しいイメージがありますが、
犬ほどではないにせよ、実は好奇心旺盛な面もあります。
性格にも寄りますが、
ハムスターの姿を見れば襲うことはなくても
頻繁に覗きこむことは十分あります!
また、それぞれの生活音もストレスの1つになり得るので、
なるべく離したところにおけるのがいいですね♪
ワンポイントアドバイス♪
それぞれのケージを別の部屋ごとに置ければ
一番理想的なのですが・・・。
私もそうでしたが、ひとり暮しなどで、
部屋がなかったり狭かったりする場合は
高低差をつけることでお互いの視界に入らなくなります♪
また、ハムスターのケージを透明な部分がないような
衣装ケース型のケージにして目隠しするのもいいですね♪
ハムスターとウサギ同士が
それぞれ視界に入らないよう意識して
住環境を整えてあげることが大事なポイントになります♪
③遊ぶときは時間を決め、必ず1匹ずつ出す
投稿されている動画などで、
ウサギとハムスターが仲良く一緒にいるものを
多くみかけます。
これはペット同士の同居に慣れている方なら
大丈夫なのですが、
初めての方には
正直、一緒に遊ばせることはおすすめしません。
2匹同時にケージの外に出ていれば
飼い主の注意力はそのぶん散漫になりますので、
どちらか一方に気をとられてる間に、もう一方が
何かしら事故や怪我をする可能性は十分に考えられます!
注意点
特にハムスターは小さいので見失うと狭いところに
入ってしまったりするので探すのが困難になりますし、
誰かに踏まれてしまったり、
落ちてきたものの下敷きになったりと危険が絶えません!
また、ウサギもイタズラ好きなので
壁を噛んだりして壁剤を誤飲、
実際にうちの子がそうでしたが、
それにより、腸閉塞をおこして亡くなることも・・・。
常に目を離さない!
これがとても重要になってきますね♪
また、先程も書きましたが、
違う種類の動物間でもうつる病気がありますので、
念のために一匹触ったら
必ず手を洗う癖はつけておきましょう♪
ワンポイントアドバイス♪
一匹ずつ出して遊ぶことで注意力も散漫になりませんし、
時間を決めて遊ぶことで、ペット達の生活リズムが安定して
ストレス予防にになりますのでおすすめです♪
時間や頻度としては、
20分から40分を1日2回~3回位で私は行っていました♪
ぜひ参考にしてくださいね♪
ウサギも襲うことがある!?不測の事態に備えよう!
これまで私の経験上、ウサギが他の種類のペットを襲うことは
基本的に無いとお伝えししましたが、
100%無いわけではありません!
インコで起きたことですが、
実例を交えてご紹介したいと思います!
実例①
これは私が知り合いから聞いた話になります。
何年も一緒に同居させてたウサギとインコだったそうですが、
ふと、インコがウサギのケージの上に乗った拍子に、
ケージの中にいたウサギがインコの足を噛んでしまったそうです。
インコがウサギのケージの上に乗ること自体は
珍しくなかったようですが、噛んでしまったのは初でした。
すぐに病院に行き手術をするほどの大ケガでしたが、
手術は成功!奇跡的に快復したとのことです♪
実例②
私が3匹目のウサギとインコを
同居させてた時に起こったことです。
私がインコを手に乗せていると、
ウサギが寄ってきて、
インコの尾っぽをクンクン嗅ぎだしたと思ったら、
次の瞬間!
いきなりインコの尾っぽの先を
噛み噛みし始めたので慌てて引き離しましたが、
尾っぽの先が少しなくなってました・・・
以上、2つの実例ですが、
どちらの場合でもウサギは「食べよう!」として
やってることではありません。
ウサギの場合、犬や猫のように何か興味あるものを
前足で捕まえたりすることができません。
大概は大きく発達した耳と広範囲を見渡せる目以外で、
興味のあるものを確認しようとすると、
噛むことで確認をすることが多いのです!
この2つの実例も、ウサギにとっては
ただの確認のつもりだったと思いますが、
体格差がある以上、
少しの噛む力でも大事故につながります!
大人しく、可愛いウサギでも強力な前歯と蹴りなどを
持っている動物として認識し、扱うことが
他のペットと同居させる上で大事なことだと
身をもって知りました(^_^;)
「ウサギは他の動物を襲うことは無いから」、
「今までうちの子は大丈夫だったから」、
と安心しきってしまうのも
飼い主の怠慢と言えるかもしれません。
ワンポイントアドバイス♪
万が一の、不測の事態に備えて日頃から
- かかりつけの獣医さん
- 飼っているペット達のたちが診れる夜間病院
を探しておくことが
もしもの時の為の強い味方になりますので、
ぜひ見つけておくと良いですよ♪
まとめ
今回はハムスターとうさぎの同居についてご紹介しましたが、
いかがでしたか?
初めはなるべく一匹飼いから初めて、
徐々に他のペットとの同居をしていくと
やりすいやすいと思いますよ♪
ではまとめていきます!
■ハムスターとウサギは同居させやすい?
- 積極的に襲わない
- 鳴かない
- 他の動物にあまり興味を示さない
以上のことからウサギとハムスターは
比較的同居をさせやすい、相性のいい部類と言える。
■同居のやり方と注意点
- 別々のケージを用意する:
同じケージ内で絶対に飼わない。
違う動物間でもうつる病気がある。 - お互いストレスのない場所にケージを置く:
お互いが視界に入らない場所に置く。
なるべくお互い離したところに置く。 - 遊ぶときは時間を決め、必ず1匹ずつ出す:
事故を防ぐためにも必ず目を離さない。
病気を防ぐためにも一匹触ったら必ず手を洗う。
■ウサギも他ペットを襲うことがある!?
- 犬や猫のように手が使えないので、
口で確かめるために興味あるものを噛むことはある。 - 「今まで大丈夫だったから」と油断しない。
- 万が一に備えて、かかりつけの病院や
夜間病院をみつけておくことが大事である。
長年、色んなペットを同居させてきて感じたことは、
「いかにそのペットの性格を見極められるか」
ということが結構大事になります♪
自分の飼っている子はどんなタイプなのか?
ぜひ毎日のお世話の中で見つけていってあげてください♪
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