ハムスターにわさびを与えると…?いたずら厳禁、危険です!
「ハムスターの喜ぶ姿が見たい!」
「ハムスターのリアクションが楽しみ!」
飼い主としては、お迎えした可愛いハムスターの
色々な反応や、表情を見たい、知りたいと思うでしょう。
ただし、ハムスターの反応を見るのは
ハムスターの安全や健康に問題ないことが
確認できてからにしましょう!
今回は、人間にとっても油断すると
とても辛い「わさび」とハムスターについて
ご説明いたします!
わさびをハムスターに与えてもイイ?
絶対ダメ!!
です。
「面白いリアクションが見られるのでは?」と
考える方がいるようですが、与えないで下さいね。
「ハムスターにわさびをあげるなんて虐待だ!」と
言われるほど、
ハムスターにとっては酷で、
少しも嬉しい食べ物ではありません。
わさびがダメな理由:直接被害
ハムスターにわさびを与えることが良くないと
言われる要因は
- ハムスターの嗅覚には強すぎる
- わさびにはハムスターに害となる成分がある
です。
1、ハムスターの嗅覚には強すぎる
ハムスターは夜行性であり、視覚より嗅覚が先行して
大変臭いに敏感な生き物です。
そんな臭いに敏感なハムスターにとっては、
香辛料の1つであり、香りに特徴を持つわさびの臭いは
強すぎる刺激となってしまいます。
2、わさびにはハムスターに害となる成分がある
わさびの主な栄養素・成分は
- ビタミンC
- ビタミンA
- ビタミンB
- アリルイソチオシアネート
です。
一見、ハムスターが食べられるとされている野菜と
持っている成分は大差がないようにも感じますが、
「アリルイソチオシアネート」が問題となります。
アリルイソチオシアネートは、
わさびを食べた時にツンとする辛味の正体となる成分です。
マウスがアリルイソチオシアネートを摂取すると、
胃の働きが減弱になることが判明しています。
また、アリルイソチオシアネートは
揮発性の大変高い成分です。
たとえハムスターが口にしなくとも、
ハムスターが近寄れるところに置いておくだけで揮発した成分が、
ハムスターの目に入ったり呼吸を通して、
鼻や喉の粘膜に付着して痛みで苦しむことになってしまいます。
わさびがダメな理由:間接被害
わさびは、ここまでご紹介した直接被害以外でも、
間接被害として怪我の原因にもなります。
ハムスターにわさびを食べさせる、
またはハムスターの近くにわさびを置くことにより、
ハムスターは目や鼻、喉に強い痛みを感じ、
どうにかしようと猛ダッシュで逃げ回ったり、
鼻や目をこする仕草をとります。
一種の興奮状態にあるので、ダッシュした際に
何かしらの障害物や壁に激突する危険性や、
目を傷つけたり、鼻の皮がむけたりする危険性、
また傷から細菌感染を起こす危険性があります。
「わさび菜」なら与えてもいい?
これもやはりダメ!!です。
わさび菜も、わさびと同じくハムスターにとって害となる成分、
「アリルイソチオシアネート」を含んでいるので、
ハムスターに与えてはいけません。
まとめ
今回は、ハムスターにとって危険なわさびについて
ご紹介しました。
それでは簡単にまとめます!
- ハムスターには臭いの刺激が強すぎる
- わさびの成分アリルイソチオシアネートが
胃の働きを減弱する、粘膜に痛みを感じさせる - 痛みから逃れようと興奮状態となり怪我などに発展する
人間にイタズラでわさびを用いる様子は見たことがありますが、
ハムスターにちょっとした思いつきで与えるには、
度を超えて可哀想な思いをさせることがわかっているので、
やめてあげましょう。
苦しむ姿ではなく、ハムスターが喜ぶものを与え、
嬉しそうにしている姿を見てあげてくださいね♪
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