ハムスターの赤ちゃんの餌は何がいいの?適量はどのくらい?
ハムスターは繁殖が容易で、オスとメスの相性さえよければ、
素人でも自宅で生まれた赤ちゃんを見ることができます。
大人でも可愛いハムスターですから、
赤ちゃんなんてもう本当に
目に入れても痛くないほど可愛いですよね。
無事に赤ちゃんが産まれると、成長が楽しみですが、
「はて、ハムスターの赤ちゃんて、何を食べるの?」
という疑問がわいてきます。
今回は、ハムスターの赤ちゃんの餌について
お話していきましょう!
目次
1.赤ちゃんの成長
餌についてお話する前に、
赤ちゃんがどのように成長していくのか、
簡単にご紹介します。
産まれてすぐ
産まれてすぐのハムスターの赤ちゃんは、
毛が生えていないので、肌の色そのままで赤いです。
ニオイは感じることができますが、
目はまだ開いていないので全く見えませんし、
耳も立たず聞こえません。
赤ちゃんは自分の身の回りのことのほとんどを
ニオイで判断していることになります。
生後一週間~二週間目
少しずつ毛が生えそろい、
模様がある種類は模様が見え始めます。
このころには少しずつ普通の餌を食べるようになりますが、
まだまだ母乳が中心です。
生後三週間~四週間目
生後三週間にもなると、母乳を飲むのをやめて
普通の餌のみを食べる子が出てきます。
しかしその時期には個人差があり、
甘えん坊の子はいつまでもお母さんにくっついています。
以前我が家で飼っていたハムスターが出産した時には、
いつまでも母乳を欲しがる子がいて、
母ハムがケージ内を逃げ回っていたことがありました。
ハムスターも人間と同じように、
離乳で苦労することがあるんですね。
生後一ヵ月~
一ヵ月もすればもう赤ちゃんではなく大人です。
体は繁殖可能なまでに成熟しますから、
オスメスを一緒に飼育していると
「また赤ちゃんを産んだ!」なんてことになりかねません。
また、大人になるとたとえ兄弟であってもケンカをします。
大きなケガをしたり、時には死んでしまうこともあります。
これらのことを避けるため、このころには一頭ずつ
別々のケージで飼育するようにした方が良いでしょう。
2.赤ちゃんは何を食べる?
「一ヵ月で大人になるなんて…餌もさぞかし栄養価の高い物を
たくさん食べさせなくてはならないのでは?」
とお思いになりましたか?
さて、実際のところはどうなのか、
見ていきましょう!
はじめはやわらかい物を準備してあげよう!
ずっとお母さんにくっついて母乳ばかり飲んでいた赤ちゃんも、
10日程でお母さんの食べている餌に興味を示し始めます。
そんな様子が見られたら
お母さん用のペレット状のフードを与えます。
関連記事:ハムスターの餌のおすすめはコレ!【ペレット・主食編】
食べやすいよう細かくして、水でふやかした状態のものを、
赤ちゃんでも届くような背の低い皿などにのせて
ケージに入れてあげましょう。
まだ目が開いていなくても、
どこに餌があるのか、ニオイをかぎ分けながら探します。
また、キャベツなどのやわらかい野菜も喜びます。
大きな一枚のキャベツを兄弟並んでかじる姿は
食べてしまいたいほど可愛いですよ!
どのくらいあげれば良い?
赤ちゃんが食べる餌の量は、成長の度合いによって変わります。
同じように成長していても、もちろん個体差があります。
体の大きさにもよるでしょうし、
母乳をいつまで、どのくらい飲んでいるかにもよるでしょう。
大まかな目安は、
「ハムスターの体の大きさと同じ容量を与える」
というものですが、あくまでも目安にすぎません。
赤ちゃんのためにと思って入れてあげても、
お母さんが全部食べてしまっていたり、
貯蔵庫に隠してしまっていたりすることもあります。
目安は参考程度に考えて、ハムスターたちの様子を見ながら
餌の量は臨機応変に調節しましょう。
給水ボトルの調節も忘れずに!
ハムスターの水分補給に欠かせない給水ボトルですが、
出産前はもちろん、お母さんの体の大きさに合わせて
高さが設定されているはずです。
赤ちゃんが自分で餌を食べるようになると、
水分も給水ボトルからの水を飲むことで摂ることになりますから
給水ボトルの調節も忘れずにしなくてはなりません。
もともと設置していたお母さん用の給水ボトルを
赤ちゃんに合わせた高さに調節するか、
赤ちゃん用に新たにもう一つ設置するかしてあげましょう!
3.赤ちゃんを守るため、気を付けよう!
赤ちゃんが元気に成長するために
餌やりについて注意しなくてはならないことが
いくつかありますので、ご紹介します。
お母さんを不安にさせないで!
ハムスターはニオイに敏感な生き物です。
普段から敏感ですから、育児中はなおさらです。
人間のニオイがするとお母さんが不安になり、
- 育児放棄をしたり
- 赤ちゃんを食べてしまったり
なんて可能性もあります。
お世話のためとはいえ、極力気配を感じさせないよう
餌やりや水の交換の際は短時間で済ませるようにしましょう。
関連記事:【生まれてからでは遅い!】ハムスターの出産前後の準備と注意点
お母さんの栄養が大事!
生後三週間頃まで、ハムスターの赤ちゃんは
お母さんからの母乳を飲んで育ちます。
ですから、それまでは
「赤ちゃんの餌」よりも「お母さんの母乳」の
心配をした方が良いでしょう。
この時期に限っては、良い母乳のため、
お母さんの「食べすぎ」には目をつぶり、
たっぷり栄養を摂らせましょう。
体格が違えば分けて飼育を
赤ちゃんたちにも個性があって、
体の大きさが違う場合が出てきます。
あまりにもその差が極端で、
「餌の取り合いで小さい子が全く食べられない!」
なんてことがないかじっくり観察してください。
もしもそういう事態が発生していたら
大きい子と小さい子を分けて飼育した方が安全です。
4.まとめ:餌はやわらかい物を、母乳の充実も!
今回はハムスターの赤ちゃんの餌について、
何を与えるか、注意すべき点などをご紹介しました。
では、今回のまとめです。
- 生後10日くらいから母親と同じエサを食べ始める
- 柔らかくしたペレットやキャベツなどを与える
■食べさせる量は?
- 体の大きさと同じくらいの容量を目安にする
- 食べる様子をよく観察して調節しながら与える
■餌やりの注意点
- 人間のニオイをつけないように!
- お母さんの餌を多めにあげて、母乳の充実を!
- 体格の差があれば別飼育する
せっかく無事に産まれてきた大事な命です。
元気な大人ハムに成長するよう
できる限りのお世話をしてあげましょう!
■ハムスターの赤ちゃんの関連記事
⇒ ハムスターの赤ちゃんの正しい育て方とは?
これらかハムスターの赤ちゃんを予定です。
何を食べさせればよいかわからなかったので、とても参考になりました。
赤ちゃんの写真がかわいいです。